apollostation THE PLATINUMのメリット・デメリットを解説

こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。

apollostationで給油しながら、手頃な年会費で持てるapollostation THE PLATINUMに興味はあるものの、プライオリティ・パスの無料回数が大きく減ると知り、申し込むか迷っていませんか。この記事では、給油値引きとポイント還元で年会費がどこまで戻るかを確認しながら、改定後もこのカードが自分に合うかを整理していきます。

目次

apollostation THE PLATINUMの年会費と基本スペック

apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードは、出光クレジットが発行するアメリカン・エキスプレス・ブランドのプラチナカードです。

多くのプラチナカードと違ってインビテーション(招待)は必要なく、公式サイトから直接申し込めます。発行までの日数は最短3営業日です。

年会費22,000円、家族カードは3,300円

apollostation THE PLATINUMの年会費は22,000円(税込)です。家族カードは1枚3,300円(税込)で、初年度は無料になります。

発行できるのは16歳以上の同居・同姓の親族で、最大4枚まで作れます。ETCカードは家族分も含めて年会費無料です

apollostation THE PLATINUM
カード名称apollostation THE PLATINUM
(アポロステーションプラチナ)
年会費(税込)22,000円
(年間300万円利用で翌年度無料)
家族カード(税込)3,300円/枚(最大4枚、初年度無料)
ポイント付与プラスポイント:1,000円=12pt(実質還元率1.2%)
マイル移行:2pt=1マイル(ANA・JAL、移行手数料無料)
ガソリン値引きapollostationでガソリン・軽油最大10円/L引き(上限200L/月)
灯油は1円/L引き
主要特典コンシェルジュ・サービス(24時間365日)
entrée(オントレ)
プレミアムゴルフサービス
ハーツレンタカー5〜20%OFF
tabiデスク
旅行傷害保険海外:付帯
国内:付帯
付帯保険ショッピングガード保険
出光スーパーロードサービス(自動付帯):現場路上サービス無料・レッカー10kmまで無料
空港ラウンジプライオリティ・パス(年5回まで無料)
国内主要空港ラウンジ無料
ETCカード年会費:無料

年間300万円の利用で翌年度が無料になる

年会費22,000円は、条件を満たせば翌年度に無料になります。条件は年間のショッピング利用累計が300万円以上であることです。

集計期間は「有効期限月の11日〜翌年有効期限月の10日」で、暦年やカレンダー年度とは一致しません。このショッピング利用額にはapollostationでの給油代も含まれますが、キャッシング利用分や各種年会費・手数料は対象外です

本人会員が年会費免除の条件を満たすと、家族カードの年会費も無料になります。利用金額の累計はウェブステーションで確認できるため、集計期間の起点(有効期限月の11日)を意識してこまめに確認しておくと安心です。

apollostation THE PLATINUMのメリット

apollostation THE PLATINUMの年会費22,000円が何によって戻ってくるのかを、給油値引きから順に見ていきます。空港ラウンジのうち海外のプライオリティ・パスについては改定があるため、後の章で詳しく扱います。

apollostationのガソリン・軽油が最大10円/L引き

セルフ式ガソリンスタンドで乗用車に給油しているところ

apollostationでの給油には、いつでも2円/L引きが適用されます(ガソリン・軽油とも各300L/月まで、灯油は1円/L引き)。

ここに、月間のショッピング利用額に応じて単価が上乗せされる「ねびきプラスサービス」が無料で自動付帯し、最大10円/L引きまで引き上がります。単価は9段階で決まります。

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月間ショッピング利用額ねびきプラス単価合計値引き単価
(ガソリン・軽油)
3万円未満0円/L2円/L引き
3万円〜4万円未満1円/L3円/L引き
4万円〜5万円未満2円/L4円/L引き
5万円〜6万円未満3円/L5円/L引き
6万円〜7万円未満4円/L6円/L引き
7万円〜8万円未満5円/L7円/L引き
8万円〜9万円未満6円/L8円/L引き
9万円〜10万円未満7円/L9円/L引き
10万円以上8円/L(上限)10円/L引き

ねびきプラスの対象となる200L/月という上限は、ガソリンと軽油を合計した数量です。超えた分は「いつでも値引き」の対象として、各300L/月まで引き続き値引きされます。免税軽油と灯油はねびきプラスの対象外で、灯油は1円/L引きのみとなります。

対象となるショッピング利用額には、apollostationでの給油代そのものも含まれます。月200L・150円/Lなら、給油だけで月3万円がこの利用額に算入される計算です。

値引きの単価が適用される期間は毎月11日〜翌月10日で、支払いサイクルに準じています。カレンダー月とは区切りが異なるため、月をまたぐ給油では対象期間を意識しておくとよいでしょう。

値引きは「請求時値引き」です。給油した際にその場でガソリン単価が下がるわけではなく、後日の請求金額から差し引かれる仕組みです。給油所のレシートを見て「安くなっていない」と感じても、値引きは請求書に反映される形なので心配はいりません。

一部対象外のガソリンスタンドがあり、値引き額はいずれも消費税込みです。

入会後1ヶ月間は、ガソリン・軽油が5円/L引き、灯油が3円/L引きになる特別値引きが適用されます(各月間300Lまで)。対象期間はカード発送日から2回目の利用締日までの請求分で、家族カードを追加で入会した場合はこの特典の対象外です。

ショッピング利用は1,000円で12ポイント、1,000ポイントで1,000円分

apollostationカードの利用では、永久不滅ポイントとは別の「プラスポイント」が貯まります。還元率は1,000円につき12ポイントです。

貯まったポイントは「ポイントdeお支払いサービス」を使うと、1,000ポイント=1,000円分として請求額に充当できます。実質還元率にすると1.2%相当です。交換は1,000ポイント単位で、申込はウェブステーションからのみ行えます。

ここで必ず押さえておきたいのが、apollostationでのガソリン・軽油・灯油の利用分はプラスポイントの対象外という点です。給油の値引きとポイント還元は別のレイヤーで動いており、給油分にはポイントが付きません。

家族会員の利用分は本人会員に合算されますが、ポイント交換の申込ができるのは本人会員のみです。家族カードでポイントを貯めても、交換の手続きは本人が行うことになります。

月の給油量別に見る、年会費が戻るライン

年会費22,000円が給油値引きで消える月間給油量のライン(月161L・月184L)を示した図

apollostation THE PLATINUMの年会費22,000円がどこまで戻ってくるのかは、給油値引きとポイント還元を別々に計算すると、実態より保守的な数字になってしまいます。この2つは独立した仕組みなので、合算して考える必要があります。

年会費が戻る経路は次の3つです。

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中身対象
第1層給油値引き(最大10円/L・ガソリン+軽油
合計200L/月まで)
apollostationでの給油代
第2層プラスポイント 1.2%相当
(1,000円=12P/1,000P=1,000円充当)
給油分を除くショッピング利用額
+αロードサービス(1,650円/年相当)+
ハウスサービス(1,100円/年相当)
自動付帯・合計2,750円相当

第1層の値引きが発動する条件は、月間のショッピング利用額に連動します。10円/L引きが常時発動する条件(月10万円以上のショッピング利用)を満たしている場合、その利用額の大部分は第2層のポイント還元の対象にもなります。

自分の給油量とショッピング利用額を当てはめられるよう、年間の戻り額を早見表にまとめました。ガソリン単価は1L=150円で計算しています(実際の単価は変動します)。

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月間ショッピング利用額(例)値引き単価月間給油量(例)年間の給油値引き年間のポイント還元(給油分を除く)年間の戻り額合計
(自動付帯2,750円相当を含む)
2万円2円/L引き100L2,400円720円5,870円
5.5万円5円/L引き100L6,000円5,760円14,510円
10万円10円/L引き100L12,000円12,240円26,990円
10万円10円/L引き200L(ねびきプラス上限)24,000円10,080円36,830円

最後の行は、ねびきプラスの上限である月200Lまで給油した場合です。給油代(150円/L×200L=月30,000円)を除いたショッピング利用額7万円にポイントが付き、年間の戻り額合計は年会費22,000円を大きく上回ります

給油値引きだけで年会費22,000円を消すには、10円/L引きを常時発動させたうえで、月184L以上の給油量が必要です(22,000円÷12ヶ月÷10円=183.3Lを切り上げて184L)。自動付帯のロードサービス・ハウスサービス相当額2,750円をあらかじめ差し引くと、月161L以上で足ります(19,250円÷12ヶ月÷10円=160.4Lを切り上げて161L)。

出光スーパーロードサービスが自動付帯

車のトラブル対応として、出光スーパーロードサービスが本人会員・家族会員・追加会員に自動付帯します(本来は1名につき1,650円/年)

24時間・年中無休で、バッテリー上がりやキー閉じ込み、ガス欠といった現場でのトラブルに30分以内の応急処置を無料で対応します。自力走行ができない場合は10kmまでのレッカーも無料です。

自宅から直線距離100km以上遠方で自走不能になった場合は、次のいずれか1つのアフターフォローも受けられます。

自走不能時に選べる3つのアフターフォロー
  • レンタカーサポート:10,000円まで無料
  • 帰宅費用サポート:20,000円まで無料
  • 宿泊サポート:15,000円まで無料(1泊のみ)

対象は4輪の自家用車で、車両重量3t未満に限られます。事業用の緑ナンバーや二輪車は対象外です

出光ハウスサービスが自動付帯

車だけでなく、自宅のトラブルにも対応するのが出光ハウスサービスです。本人会員に自動付帯し(本来は1,100円/年)、自宅のカギ紛失時の開錠や、水まわりのトラブルに24時間365日対応します。

対応するのは30分以内で実施できる範囲の玄関・勝手口の鍵開けと、給排水管のつまり・あふれ・漏れの応急処置です。同じ箇所・同じ原因でのサービス利用は年1回までで、2回目以降は有料になります

このサービスは家族会員・追加会員は対象外で、本人会員のみが利用できます。カーライフだけでなく住まいのトラブルまでカバーするプラチナカードは、それほど多くありません。

家族カードで使えるもの・使えないもの

apollostation THE PLATINUMは家族カードにも多くの特典が及びますが、特典によっては対象が本人会員に限られるものがあります。まとめて確認しておきましょう。

特典家族カード会員
プライオリティ・パスの登録可(年会費無料・5回は各自の別枠)
国内空港ラウンジ可(回数制限なし)
コンシェルジュ
出光スーパーロードサービス可(自動付帯)
一休プレミアサービス特別キャンペーン
コートお預かりサービス可(同伴者も優待料金)
プラスポイントの付与本人会員に合算される
出光ハウスサービス不可(本人会員のみ)
プレミアムゴルフサービス不可(登録不可)
マイル移行の申請不可(本人会員のみ)
ポイント交換の申込不可(本人会員のみ)
入会後1ヶ月間の特別値引き不可(家族カードの追加入会は対象外)

出光ハウスサービスやプレミアムゴルフサービス、マイル・ポイントまわりの申請は本人会員に限られます。家族カードを作る際は、この線引きを踏まえておくとよいでしょう。

国内主要空港とハワイの空港ラウンジが回数無制限

羽田空港のパワーラウンジ(カードラウンジ)の内観

apollostation THE PLATINUMには、セゾン空港ラウンジサービスによる国内空港ラウンジが付帯します。本人会員・家族会員・追加会員が対象で、回数制限はありません

対象は羽田・成田・新千歳・中部国際・関西国際・福岡など国内の主要空港と、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港です。成田第1・第2ターミナルの制限区域内ラウンジは、プラチナ会員限定という位置づけになっています。

利用時はラウンジ受付でカードと搭乗券を提示します。カードを提示できない場合は利用できません。ソフトドリンクは無料ですが、同伴者は有料です(料金はラウンジにより異なります)。

ここで重要なのは、この国内空港ラウンジがプライオリティ・パスの回数とは別枠だという点です。プライオリティ・パスの年5回の中には含まれず、何度利用しても消費されません。

24時間365日のコンシェルジュ

ヘッドセットを着けて電話対応するコンシェルジュのオペレーター

apollostation THE PLATINUMには、24時間365日対応のコンシェルジュ・サービスが付帯します。本人会員・家族会員・追加会員が利用でき、カード裏面のサービスデスクに電話して該当の番号をプッシュすることで利用できます。

対応する内容は多岐にわたります。

コンシェルジュが対応する内容の例
  • 国内レストランの案内・予約
  • ハイヤー送迎サービスの申し込み
  • ビジネス向けの会議室・バンケットの紹介
  • フラワーギフトの手配

国内・海外旅行のプラン相談や航空券・ホテルの手配については、別枠のトラベル相談窓口が24時間365日対応します。

ANAマイルの移行手数料が無料

apollostationのプラスポイントは、ANAマイレージクラブとJALマイレージバンクへ移行できます。レートはいずれも2ポイント=1マイルです。

ANAへの移行では、通常であれば移行ポイントの10%相当の手数料がかかりますが、apollostation THE PLATINUMではこの手数料が無料です。JALについては、そもそも手数料の設定自体がありません。

一方でレート自体は0.6%相当にとどまり、移行を申請できるのも本人会員のみです。

プライオリティ・パスは年5回まで無料で使える

プライオリティ・パスで利用できる空港ラウンジの内観

apollostation THE PLATINUMには、プライオリティ・パスが登録料・年会費無料で付帯しています。無料で使えるのは年5回までです。

無料枠はかつて年30回でしたが、現在は年5回までで、6回目以降は1回あたりUS$35がかかります。改定の経緯や、これまで登録していた方の回数の引き継ぎといった細部は、apollostation THE PLATINUMのプライオリティ・パス改定の詳細で解説しているので、ここでは判断に必要な要点に絞って整理します。

レストラン・スパの利用も5回に含まれる

年5回という回数を考えるうえで見落としやすいのが、カウントの対象です。プライオリティ・パスの5回は、デジタル会員証を提示して利用したすべての施設が対象になります。

つまり、空港ラウンジだけでなく、提携レストランやスパの利用も5回に含まれます。これは国内・海外どちらの施設でも同様です。

これまでラウンジとレストランを両方使っていた場合、5回の枠の中でラウンジに使うかレストランに使うかを取り合う形になります。プライオリティ・パスのレストラン特典を枠を気にせず使いたい場合、このカードでは事実上難しくなったといえます。

6回目以降と同伴者は1回US$35

無料枠の5回を超えた場合、6回目以降は1回あたりUS$35がかかります。同伴者も1名あたりUS$35で、これは改定の前後で変わりません。

海外での利用分は、各国際ブランドの円換算レートに、別途海外事務手数料が加算されて請求されます。円換算のレートは為替の変動によって変わるため、実際の金額はそのときどきのレートによって前後します。

家族会員・追加会員も登録でき、5回は各自の別枠

プライオリティ・パスは、本人会員だけでなく家族会員・追加会員も登録料・年会費無料で登録できます。無料で使える5回は、会員ごとに別枠でカウントされます

この点は、改定後もこのカードに残る固有の強みです。セゾンプラチナアメックスやセゾンプラチナビジネスアメックスは、家族カード・追加カードでのプライオリティ・パス登録ができず、同伴者として都度US$35を払う形になります。

この事実があるため、「プライオリティ・パスが年5回に減ったから、回数無制限のカードに切り替えたほうがいい」と単純に結論づけるのは早計です。家族での使い方によっては、損得の結論そのものが変わってきます。

プライオリティ・パス年5回で足りるかの見極め方

プライオリティ・パスが年5回になったからといって、このカードの空港特典がなくなったわけではありません。年5回で自分の使い方が足りるかどうかは、国内空港ラウンジとの使い分けで見えてきます。

国内空港ラウンジはプライオリティ・パスの枠を使わない

プライオリティ・パスの年5回にカウントされる施設とされない国内カードラウンジを比べた図

apollostation THE PLATINUMには、国内の主要空港とハワイで使える空港ラウンジが、回数無制限・家族も対象で付帯しています。これはプライオリティ・パスの年5回の枠とは別枠で、利用しても消費されません。

一方でプライオリティ・パスの5回にカウントされるのは、デジタル会員証を提示して利用したすべての施設です。ここで注意したいのは、「国内なら枠を使わない」わけではないという点です。

正しくは、国内空港のカードラウンジ(セゾン空港ラウンジサービス)を使えば枠を消費しない、ということです。国内空港にあるプライオリティ・パス対応のレストランを利用すれば、それは5回のうちの1回としてカウントされます。この2つを組み合わせると、往路の国内空港はカードラウンジで済ませ、プライオリティ・パスの5回は現地の空港に温存する、という使い分けが成立します。

プライオリティ・パスが年5回になった後、このカードの空港特典の実質的な主役は、回数無制限の国内空港ラウンジに移ったといえます。

年3回程度の海外旅行なら年5回で収まる

プライオリティ・パスが年5回になったことで、頻繁に海外へ行き、ラウンジもレストランも使うという使い方にはニーズが合わなくなりました。一方で、年3回程度の海外旅行や出張であれば、依然としてコストパフォーマンスの良さは維持されています。

数えるときの基準は「年に何回旅行するか」ではなく、「プライオリティ・パスの会員証を年に何回出すか」です。

往路は国内空港のカードラウンジ、復路は現地の空港でプライオリティ・パスを使うという組み方であれば、年3往復でも消費するのは3回で、5回の枠に収まります。往復ともプライオリティ・パスのラウンジを使う場合は、年3往復で6回を消費し、1回分だけ超過する計算になります。レストランやスパも利用すれば、その分だけ枠は減っていきます。

apollostation THE PLATINUMのデメリット

apollostation THE PLATINUMには、年会費に見合うメリットがある一方で、弱点もはっきりしています。プライオリティ・パスの年5回については前の章で扱ったため、ここではそれ以外の弱点を順番に見ていきます。

ガソリンの値引きはapollostation限定

apollostation THE PLATINUMの給油値引きは、apollostationでの利用に限られます。ENEOSなど他社のガソリンスタンドでは対象外です。

apollostationが生活圏になく、日常的に利用しない場合、このカードの最大の強みがそのまま使えなくなります。一部、対象外となるapollostationのサービスステーションもあります。

最大10円/L引きは常時発動するわけではない

最大10円/L引きという値引きは、月10万円のショッピング利用があってはじめて発動する数字です。先ほどの9段階のねびきプラス単価表のとおり、月間の利用額が上がるほど単価も段階的に上がっていく仕組みで、常に10円/L引きが適用されるわけではありません。

2円/L引きは無条件で適用されますが、そこから先は月間の利用額に完全に連動します。月3万円未満の利用であれば、上乗せは0円のままです。カードのメイン利用があってはじめて最大値が発動する設計だと捉えておくとよいでしょう。

給油した分にポイントは付かない

apollostationでのガソリン・軽油・灯油の利用分は、プラスポイントの対象外です。値引きとポイントの二重取りはできません。

「給油で割引を受けられて、ポイントも貯まる」とイメージすると実態とずれてしまいます。実質還元率1.2%という数字は、給油以外のショッピング利用にのみ適用される点に注意しておきましょう。

手荷物の無料宅配が付かない

空港の手荷物宅配カウンターでスーツケースを預けるところ

同価格帯以上のプラチナカードで標準的に付帯することが多い、空港と自宅を結ぶ手荷物の無料宅配サービスは、apollostation THE PLATINUMには付帯しません。用意されているのは、コートお預かりサービスの20%割引にとどまります。

コートお預かりサービスは成田国際空港・羽田空港第3ターミナル・中部国際空港・関西国際空港が対象で、国内線利用時は対象外です。手荷物そのものを預けて自宅まで届けてもらう仕組みではありません。

マイルの還元率は0.6%相当

apollostationのプラスポイントをマイルに移行すると、12ポイント/1,000円が2ポイント=1マイルのレートで6マイル/1,000円、つまり0.6%相当になります。ANAへの移行手数料が無料であることは強みですが、レート自体は高い水準とはいえません。

マイルを軸にカードを選びたい場合、このカードは移行のしやすさはあっても還元率そのものでは見劣りします。マイル移行の申請ができるのは本人会員のみで、家族会員・追加会員は申請できません。一度移行したポイントを戻すこともできないため、移行のタイミングは慎重に判断しておきたいところです。

プレミアムゴルフサービスは4,400円引きだけ

apollostation THE PLATINUMにはプレミアムゴルフサービスが付帯しますが、内容は年会費の優待です。通常26,400円(税込)の年会費が22,000円(税込)になる、4,400円引きにとどまります。

無料で使えるサービスではなく、年会費が発生する点は誤解しないよう注意しておきたいところです。家族会員・追加会員はこのサービスに登録できません。

一休のダイヤモンドステージは一人1回限りの体験

一休プレミアサービス特別キャンペーンでは、一休.comの最上級ステージである「ダイヤモンドステージ」を体験できます。国内宿泊のカード決済で還元率5.0%になるステージですが、これは期限付きの体験であって、恒久的なステージ付与ではありません。

体験できる期間は申込時期によって最長で約1年です。しかも申し込みは一人1回限りで、過去にこのキャンペーンでステージ特典を体験している場合は対象外になります。体験期間が終了すると、一休.comが定める直近6ヶ月の利用金額に応じたステージに戻ります。

アメックス加盟店では1回払いとボーナス一括払いのみ

apollostation THE PLATINUMを除くアメリカン・エキスプレス加盟店では、支払い方法が1回払いとボーナス一括払いに限られます。分割払いやリボ払いは利用できません。海外での利用についても、1回払いのみとなります。

apollostationでの給油に限っては、あとから分割払いを選べますが、2回払いやボーナス2回払いは利用できません。アメックスブランドだから使えない店があるという点だけでなく、支払い方法の制約も実際の使い勝手に関わってきます。

国内旅行傷害保険は利用付帯

apollostation THE PLATINUMの国内旅行傷害保険は利用付帯です。旅費をカードで決済していることなどが適用の条件で、カードを持っているだけでは補償されません。

海外旅行傷害保険が自動付帯(傷害死亡・後遺障害1億円、傷害治療費用・疾病治療費用が各300万円)であるのに対し、国内は条件付きという非対称があります。

ショッピングガード保険は年間300万円まで補償されますが、1万円以下の損害は対象外です。海外での賠償責任については、示談交渉サービスが付いていない点も押さえておく必要があります。

プライオリティ・パスを年6回以上使うときの損得計算

プライオリティ・パスを年6回以上使う見込みがある場合、apollostation THE PLATINUMを持ち続けるべきか、回数無制限のセゾンプラチナビジネスアメックスに切り替えるべきかを迷うところです。ここでは無理に回数無制限のカードに乗り換えなくても、超過料金を払ったほうがトータルで安くなるケースを、実際の金額で確認していきます。

プライオリティ・パスの利用回数別にどちらのカードが安いかの分岐点を示した数直線の図

年7回あたりまでは超過料金を払うほうが安い

apollostation THE PLATINUMとセゾンプラチナビジネスアメックスの年会費差は、22,000円と33,000円で11,000円です。超過1回あたりのUS$35は、1米ドル150円で換算するとおよそ5,250円になります(このほかに海外事務手数料が別途かかります)。

11,000円を5,250円で割ると約2.1回分に相当します。無料枠の5回に加えて2回分までの超過料金を払っても、年会費差の範囲に収まる計算です。

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年間のプライオリティ・パス利用回数apollostation THE PLATINUMセゾンプラチナビジネスアメックス
5回22,000円33,000円apollostationが
11,000円安い
6回27,250円33,000円apollostationが
5,750円安い
7回32,500円33,000円ほぼ拮抗
8回37,750円33,000円セゾンが4,750円安い

分かれ目は年7回〜8回のあいだにあります。1米ドル150円という前提が変われば金額は前後しますが、年7回程度までは、超過料金を払ってもapollostation THE PLATINUMのほうが総額で安く収まる計算になります。

年会費が無料なら年11回あたりまで超過料金を払うほうが安い

年間300万円以上の利用でapollostation THE PLATINUMの年会費が無料になっている場合、比較は超過料金だけの勝負になります。

セゾンプラチナビジネスアメックスの年会費33,000円を、超過1回あたり約5,250円(1米ドル150円換算)で割ると、約6.3回分に相当します。無料枠の5回に加えて6回分の超過料金を払っても年会費33,000円には届かない計算になり、年11回あたりまではapollostation THE PLATINUMのほうが安いという結果になります。

年会費差はプライオリティ・パスだけの差ではない

ここまでの計算はプライオリティ・パスの回数だけを比べたものですが、11,000円の年会費差はプライオリティ・パスの回数差だけで生まれているわけではありません。両方のカードが持つ、プライオリティ・パス以外の要因もあわせて見ておく必要があります。

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観点apollostation THE PLATINUMセゾンプラチナビジネスアメックス
固有の強みガソリン割引・ロードサービス・
ハウスサービス
セゾンプレミアムレストランby招待日和
(2名以上の予約で1名分無料)・
国際線手荷物宅配(往復各1個無料)・
サイバー保険
ポイント還元1.2%相当(給油分は対象外)国内0.5%
家族のプライオリティ・パス枠家族カードで登録可(各自5回)登録不可
年会費22,000円
(年300万円利用で翌年度無料)
33,000円
(初年度無料・免除条件なし)

まず押さえておきたいのがポイント還元率の差です。apollostation側の1.2%相当に対し、セゾン側は国内0.5%で、年120万円の利用なら単純計算で年8,400円相当の差になります(0.7%×120万円)。

ただし、この8,400円は給油がゼロの場合の数字です。apollostation側は給油分がポイントの対象外になるため、給油の比率が高いほど差は縮みます。年120万円のうち36万円が給油だとすると、apollostation側のポイント対象は84万円で84万円×1.2%=10,080円相当、セゾン側は給油分も対象なので120万円×0.5%=6,000円相当となり、差は約4,080円まで縮まります。

年会費の構造にも非対称があります。セゾンプラチナビジネスアメックスは初年度無料ですが、2年目以降の年会費を免除する条件は存在せず、33,000円が固定でかかり続けます。apollostation THE PLATINUMは年間300万円の利用で翌年度が無料になる仕組みがあるため、初年度だけを比べればセゾン側が有利ですが、2年目以降の条件次第で逆転します。

家族での運用を考えると、結論はさらに変わります。夫婦2人がそれぞれプライオリティ・パスを使うケースでは、apollostationなら本人22,000円+家族カード3,300円の合計25,300円で、2人分の枠(各5回・合計10回)を確保できます。セゾンプラチナビジネスアメックスは家族カード・追加カードでのプライオリティ・パス登録ができないため、同伴者としてそのつどUS$35を払う形になります。家族で使うなら、apollostation THE PLATINUMのほうが明確に有利です。

回数だけで決めるのではなく、ポイント還元・年会費の条件・家族での使い方まで含めて、どちらの特典を重視するかで判断するのが実態に合った考え方です。

apollostation THE PLATINUMが向いている人

ここまでの内容を踏まえると、apollostation THE PLATINUMが向いているのは次のような人です。

  • apollostationで月1〜2回以上給油し、カードのメイン利用も月10万円前後あるドライバー。10円/L引きが常時発動し、給油値引きとポイントの2階建てで年会費の相当部分が戻ります
  • 車と自宅のトラブル対応に価値を感じる人。出光スーパーロードサービスとハウスサービスが自動付帯します
  • 国内出張・国内旅行が多い人。国内空港ラウンジが回数無制限で、家族会員も同条件で使えます
  • 海外旅行が年3回程度の人。往路は国内のカードラウンジで済ませ、プライオリティ・パスの5回を現地の空港に温存できます
  • 家族それぞれがプライオリティ・パスを使いたい人。家族カード3,300円で各自5回の別枠が持てます。セゾンプラチナアメックス・セゾンプラチナビジネスアメックスは家族登録ができません
  • 年間300万円以上カードを使う人。本人・家族とも翌年度の年会費が無料になり、この場合はプライオリティ・パスの超過料金も年11回あたりまで有利です
  • 手頃な年会費で24時間対応のコンシェルジュを持ちたい人。インビテーション不要で申し込めます
apollostation THE PLATINUM

apollostation THE PLATINUMが向かない人

一方で、次のような人にはapollostation THE PLATINUMは向いていません。

  • apollostationを利用しない・車を持っていない人。このカードの主役であるガソリン割引やロードサービスが使えなくなります
  • カード利用が月3万円に届かない人。ねびきプラスの上乗せが0円のままで、給油値引きは2円/L引きに固定されます
  • マイル特化で使いたい人。還元率は0.6%相当にとどまります
  • 旅行の移動そのものを快適にしたい人。手荷物の無料宅配がなく、ハイヤー送迎にも無料枠はありません
  • プライオリティ・パスのレストランやスパを、枠を気にせず使いたい人
  • プライオリティ・パスを年8回以上使う人。これは年会費22,000円を払う前提の場合で、年間300万円の利用で年会費が無料になっている場合は、年11回あたりまではapollostation THE PLATINUMのほうが有利です

プライオリティ・パスを回数無制限で使いたい、レストランやスパも枠を気にせず使いたいという場合は、セゾンプラチナビジネスアメックスが選択肢になります。最上位のプレステージ会員が年会費無料で付帯し、空港ラウンジもレストラン・スパも回数制限なく利用できます。年会費は33,000円ですが、初年度は無料です。

ただし、セゾンプラチナビジネスアメックスは家族カード・追加カードでのプライオリティ・パス登録ができません。家族それぞれがプライオリティ・パスを使いたい場合は、この点でapollostation THE PLATINUMのほうが有利です。

セゾンプラチナビジネス

apollostation THE PLATINUMに関するFAQ

プライオリティ・パスの申し込みに招待コードは必要ですか?

はい、必須です。ウェブステーションにログインして招待コードを取得し、プライオリティ・パス公式サイトの申込画面に入力します。招待コードを使わずに申し込むとプラン対象外になり、通常の登録料が発生してしまいます。コードの使用は1回限りで、第三者への伝達やSNSへの掲載は禁止されています。

これから申し込む場合、プライオリティ・パスの年5回はいつから数えるのですか?

デジタル会員証の発行日が起算日になります。アプリにログインしてデジタル会員証が発行された時点から1年間で5回の無料枠がカウントされ、翌年以降は同じ日を起点に枠がリセットされます。すでに登録済みだった会員の回数は2026年8月3日にリセット済みです。これから申し込む場合は、発行日を起点に5回の枠が数えられます。

給油してもガソリン代がその場で安くなっていないのですが、なぜですか?

apollostationの値引きは「請求時値引き」だからです。給油した時点の単価から直接差し引かれるのではなく、後日のカード請求金額から値引き分がまとめて差し引かれます。反映されるのはウェブステーションの利用明細や請求書のため、給油所のレシートを見て安くなっていないと感じても心配はいりません。

入会してすぐでも値引きは受けられますか?

はい、入会後1ヶ月間は通常より手厚い特別値引きが適用されます。ガソリン・軽油が5円/L引き、灯油が3円/L引きとなり、それぞれ月間300Lまでが対象です。対象期間はカード発送日から2回目の利用締日までの請求分で、家族カードを追加で入会した場合はこの特別値引きの対象外になります。

Apple Payには対応していますか?

はい、対応しています。QUICPayネットワークを使って利用する形になるため、アメックスのマークがない店舗でも、QUICPayが使えるレジであれば決済できます。アメックスブランドは使える店舗が限られるという弱点を、実務面でやわらげる材料になります。

まとめ

apollostation THE PLATINUMは、給油値引きとプラスポイントの2階建てで年会費22,000円を取り戻せるかどうかが判断の軸になるカードです。

apollostationでの給油量とカード利用額を当てはめれば、年会費のどこまでが戻ってくるかを具体的な金額で確認できます。ロードサービスとハウスサービスが自動付帯している点も、見落とされがちな価値です。

プライオリティ・パスは年5回までとなりましたが、これで魅力がなくなったわけではありません。国内空港ラウンジは回数無制限のまま残り、年3回程度の海外旅行・出張なら年5回でも十分に足ります。6回目以降が気になる場合も、無理に回数無制限のカードへ乗り換えるより、超過料金を払うほうが総額で安く収まる範囲があります。

apollostationで日常的に給油し、国内出張や年数回の海外旅行を楽しむドライバーには相性の良いカードです。一方でプライオリティ・パスのレストランやスパを回数を気にせず使いたい場合は、セゾンプラチナビジネスアメックスも選択肢になります。まずは自分の月間給油量とカード利用額を、本文の早見表に当てはめてみてください。

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

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