アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの違い|大きな年会費の差はどこにあるのか

こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナは、公式サイトの特典一覧を見比べても、大きな年会費差に見合う違いがどこにあるのか掴みにくい2枚です。メタル素材や国内空港ラウンジのように、両カードに共通していて差の理由にならない特典が混ざっているからです。

この記事では、本当に差がつく特典を分野ごとに突き合わせ、利用額の土俵を揃えた損得比較で、年会費の差を埋められるかどうかを検証します。

目次

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの違い早見表

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナは、年会費だけでなく特典の設計思想そのものが異なります。まずは代表的な違いを一覧で見てみましょう。

スクロールできます
比較項目アメックスゴールド
プリファード
アメックスプラチナ
年会費(税込)39,600円165,000円
家族カード無料枚数2枚4枚
プライオリティ・パスの
年間無料回数
年2回回数条件なし
センチュリオン・ラウンジ利用不可利用可能
無料宿泊券(フリー・ステイ・
ギフト)の獲得条件
年200万円以上の利用条件なし
(カード継続のみ)
ファイン・ホテル・
アンド・リゾート
利用不可利用可能
コース1名分が無料になる
ダイニング特典
ゴールド・ダイニング
by 招待日和
2 for 1ダイニング
by 招待日和
(2026年9月30日終了予定)
コンシェルジュ非付帯プラチナ・コンシェルジェ・
デスクが付帯

年会費の差は125,400円

年会費の差は、アメックスゴールドプリファードの39,600円(税込)に対してアメックスプラチナは165,000円(税込)で、差額は125,400円です。単純に4倍以上の開きがあります。

家族カードは2枚無料と4枚無料

家族カードの無料枚数にも差があります。アメックスゴールドプリファードは2枚まで無料で、3枚目以降は1枚につき19,800円(税込)がかかります。アメックスプラチナは4枚まで無料で、4枚とも付帯特典ありの家族カードです。

3〜4名の家族に特典を行き渡らせたい場合、アメックスプラチナなら追加費用なしで対応できます。

カード素材はどちらもメタル

「メタルカードはアメックスプラチナだけ」というイメージを持つ方もいますが、これは誤解です。アメックスゴールドプリファードもアメックスプラチナも、基本カードはどちらもメタル製です。

アメックスゴールドプリファードはゴールドとローズゴールドの2色から選べ、特典・サービスの内容はどちらの色でも共通です。一方、家族カードはどちらのカードも基本カードのデザインに関わらずプラスチック製になります。メタルの所有感は基本カード会員だけの特権という点は共通しています。

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナに共通する特典

年会費が4倍以上違うと、特典もすべて別物のように感じてしまいますが、実際には多くの特典が両カードに共通しています。まずは「差にならない部分」から押さえておきます。

国内空港ラウンジは同伴者1名まで無料

国内の空港ラウンジは、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナのどちらでも、当日の搭乗券を提示すれば本会員と同伴者1名まで無料で利用できます。対象となる空港は以下のとおりです。

国内空港ラウンジの対象空港
  • 新千歳空港
  • 羽田空港(第1・第2・第3ターミナル)
  • 成田国際空港(第1・第2ターミナル)
  • 中部国際空港
  • 伊丹空港
  • 関西国際空港
  • 神戸空港
  • 広島空港
  • 福岡空港
  • 長崎空港
  • 熊本空港
  • 鹿児島空港
  • 那覇空港
  • ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港

同伴者が2名以上になる場合は、多くの空港で1名につき1,320円〜1,500円(税込)、お子様(4〜12歳)は660円〜750円(税込)の料金がかかります。この国内空港ラウンジは、プライオリティ・パスとは別枠の特典です。空港ごとの対象ラウンジや同伴者条件の詳細はアメックスの空港ラウンジ特典で解説しています。

一点だけ例外があります。羽田空港第2ターミナルのPOWER LOUNGE PREMIUMは、アメックスプラチナ、センチュリオン・カード、アメックスビジネスプラチナの3券種限定のラウンジで、アメックスゴールドプリファードは対象外です。このラウンジでは同伴者1名まで無料、2名様以降は1名につき4,400円(税込)、お子様(4歳未満は無料、4〜12歳は2,200円・税込)という料金体系になっています。

ザ・ホテル・コレクションは2連泊以上でどちらも使える

ホテル優待の中でも、ザ・ホテル・コレクションはアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナのどちらでも利用できる共通の特典です。「ザ・ホテル・コレクションはアメックスプラチナ限定」と紹介されることがありますが、これは誤りです。

対象ホテルで2連泊以上を予約すると、チェックアウト時に館内施設の利用代金から100米ドル相当がオフになるほか、空室状況によるお部屋のアップグレード、アーリーチェックインなどの優待が受けられます。予約時にカードで支払うと、通常のポイントに加えて100円につき1ポイントのボーナスも付与されます。この内容に、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナで差はありません。

なお、ザ・ホテル・コレクションには「ゴールド・カード限定」の15,000円クーポンという別の継続特典が存在しますが、これはゴールド・カード会員だけが対象で、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナはいずれも対象外です。ザ・ホテル・コレクション本体の優待とこのクーポンは別物なので、混同しないようにしましょう。

基本のポイント還元率は100円1ポイント

ポイント還元率の基本レートは、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナで同じです。通常のカード利用では100円につき1ポイントが付与されます。

次の対象加盟店での利用では、100円につき3ポイント(通常1ポイント+ボーナス2ポイント)が付与される点も共通です。

100円につき3ポイントが付与される対象加盟店
  • Amazon
  • Yahoo! JAPAN
  • Apple関連サービス
  • Uber Eats
  • ヨドバシカメラ
  • JAL公式サイト
  • 一休.com
  • H.I.S.

ポイントを無期限化できるメンバーシップ・リワード・プラスも、どちらのカードでも年会費無料で利用できます。アメックスゴールドプリファードは自動登録・自動継続、アメックスプラチナは申請が必要ですが登録すれば以降は自動更新という違いはあるものの、費用面での差はありません。

基本レートが同じだからといって、ポイント面に差がないわけではありません。実際に差がつくのはボーナスポイントの上限額と海外利用時の扱いです。

手荷物無料宅配はどちらも付帯

手荷物の無料宅配サービスは、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナのどちらにも付帯しています。羽田(第2・第3ターミナル)、成田、関西国際空港、中部国際空港が対象で、出国時・帰国時のどちらも利用でき、家族カード会員も対象になります。対象となるのはスーツケースとゴルフバッグ(キャディバッグ)で、サイズ・重量に一定の上限があります。

差がつくのは配送できる個数です。

アメックスゴールドプリファードはカード会員1名につきスーツケース1個までですが、アメックスプラチナは1名につき2個まで配送できます。「サービスがあるかないか」ではなく、「何個まで使えるか」の差だと理解しておくとよいでしょう。申し込み手順や対象サイズの詳細はアメックスの手荷物無料宅配サービスにまとめています。

外貨取扱手数料はどちらも3.5%

海外で使うときのコストにあたる外貨取扱手数料も、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナで同じ3.5%です。100ドル(1ドル150円換算で15,000円相当)を利用した場合、手数料は525円で請求額は15,525円になる計算です。

アメックスゴールドプリファードはこの3.5%へ2025年8月1日に2.0%から改定されています。手数料の水準は共通していますが、外貨建て利用時に付与されるボーナスポイントには差があります。

AMEXか、LCか、
どっちか迷ってる方は⇩

ラグジュアリーカードとアメックスの違いを比較!あなたに最適なステータスカードはどっち?

空港ラウンジの違い

国内の空港ラウンジは両カード共通でしたが、海外を含めた空港ラウンジ全体で見ると、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナには大きな差があります。ここではプライオリティ・パスとセンチュリオン・ラウンジという2つの特典に分けて見ていきます。

プライオリティ・パスは年2回無料と回数無制限

プライオリティ・パスの利用回数には、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナで明確な差があります。アメックスゴールドプリファードは年2回まで無料で、3回目以降は1回35米ドルがかかります。アメックスプラチナは回数条件なしで無料、実質的に無制限で利用できます。

会員証の有効期限は3年(自動更新)で、家族カードもそれぞれ個別に申込・発行できる点はどちらのカードも共通です。

年2回という枠は、意外とすぐに使い切ってしまいます。海外へ1往復すれば、出発時と帰国時で2回を消費するためです。年に複数回渡航する方にとっては、この制限がそのまま追加コストに直結します。

なお、アメックス付帯のプライオリティ・パスは空港ラウンジのみが対象です。通常のプライオリティ・パスで使えることがある空港内のレストランやスパは、アメックスゴールドプリファード・アメックスプラチナのどちらでも対象外になっている点は共通の制約として知っておいてください。カード別の付帯条件や発行手順はアメックスのプライオリティパス解説で詳しく扱っています。

同伴者が無料になるのはアメックスプラチナだけ

プライオリティ・パスの同伴者の扱いにも差があります。アメックスゴールドプリファードには同伴者の無料枠がなく、1名目から1名につき35米ドルがかかります。アメックスプラチナは同伴者1名まで無料で、2名以上になった場合は1名につき35米ドルです。

これは回数の差以上に効いてくる違いです。アメックスゴールドプリファードは本会員自身の年2回の無料枠であっても、同伴者を連れて行けば同伴者分は毎回35米ドルが発生します。夫婦や家族で一緒にラウンジを利用する機会が多い方にとっては、回数制限よりもこの同伴者料金の有無のほうが実質的な負担差になります。

センチュリオン・ラウンジはアメックスプラチナだけ

センチュリオン・ラウンジは、アメックスプラチナ以上のカード会員限定の特典で、アメックスゴールドプリファードは対象外です。日本国内では羽田空港第3ターミナルの保安区域内に設置されています。

同伴者の扱いは2026年7月8日に改定されており、羽田空港を含む対象空港では、アメックスプラチナ会員・アメックスビジネスプラチナ会員の同伴者無料枠は1名までとなりました(従来は2名まで無料でした)。基本カード会員・家族カード会員それぞれに同伴者1名までの無料枠があります。無料枠を超える場合は、大人(18歳以上)1名につき50米ドル、お子様(2〜17歳)1名につき30米ドルがかかり、2歳未満のお子様は無料で人数にもカウントされません。

羽田第3ターミナルのセンチュリオン・ラウンジで実際に朝食を利用すると、目の前で仕上げてくれるおにぎりやオムレツなど、ラウンジ食というよりホテルのビュッフェに近い水準でした。国内のプライオリティ・パスラウンジで物足りなさを感じた方ほど、センチュリオン・ラウンジとの差は大きく感じるはずです。

一方で、注意しておきたい点もあります。羽田第3ターミナルの国際線エリア限定のラウンジなので、使えるのは海外に飛ぶときだけです。国内線での利用はできません。

場所の行き方や食事の内容は羽田空港のセンチュリオンラウンジ完全ガイドで写真つきで解説しています。

ホテル・宿泊特典の違い

ザ・ホテル・コレクションは両カード共通でしたが、無料宿泊券やホテル上級会員資格といった特典では、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの差がもっともはっきり表れます。

年200万円の条件があるのはアメックスゴールドプリファードだけ

無料宿泊券(アメックスゴールドプリファードは「フリー・ステイ・ギフト for ゴールド・プリファード」、アメックスプラチナは「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」)の獲得条件には、両カードで決定的な違いがあります。

アメックスゴールドプリファードは、カードを継続したうえで、プログラム期間中に200万円(税込)以上のカード利用があって初めて1泊2名分の宿泊券がもらえます。一方アメックスプラチナは、利用金額の条件なく、カードを継続しているだけで1泊2名分の宿泊券がもらえます。

ここでいう「プログラム期間」は、基本カード会員のカード入会日または切替日から始まる1年間を指します。あとで扱うボーナスポイントの「プログラム年度」(9月1日〜8月31日)とは別の期間なので、混同しないようにしてください。家族カードの利用分もこの200万円の集計に合算されます。

宿泊券は1室2名様まで、食事なしのプランが対象で、朝食は原則として特典の対象外です(無料になるのは1泊分の宿泊室料2名分のみ)。有効期限は発行日から1年間で、これは予約期限ではなくチェックイン期限です。宿泊券自体は基本カード会員に進呈されますが、家族カード会員への譲渡は可能です。カードごとの条件や予約の流れはアメックスのフリーステイギフト解説にまとめています。

アメックスプラチナは年500万円の利用で2泊目

2026年7月の改定で、アメックスプラチナには2泊目の制度が新設されました。カードを継続したうえで、プログラム期間中に500万円(税込)以上を利用すると、最大2泊分の無料宿泊券がもらえます。アメックスゴールドプリファードにはこの2泊目の制度自体がありません。

つまりアメックスプラチナは、無条件の1泊目に加えて、500万円以上の利用でさらに2泊目を上乗せできる二段構えの設計になっています。

選べる対象ホテルはアメックスプラチナが広い

無料宿泊券で選べるホテルのリストにも差があります。アメックスプラチナ会員は、アメックスプラチナ用の「プレミアム版」リストに加えて、アメックスゴールドプリファード用の「GP版」リストからもホテルを選べます。一方アメックスゴールドプリファード会員は、GP版リストのみが対象です。

プレミアム版だけに上乗せされている施設には、次のようなホテルが含まれます(2026年7月時点)。

プレミアム版だけに上乗せされている施設
  • ヒルトングループ(ヒルトン東京・お台場・東京ベイ・名古屋・京都・大阪・広島・福岡シーホーク・沖縄の各ホテルなど)
  • 東京マリオットホテル
  • ウェスティンホテル横浜
  • グランドニッコー東京 台場
  • ハイアットセントリック金沢
  • ザ・プリンス箱根芦ノ湖・軽井沢 など

単純な軒数の比較ではなく、「選べる宿の幅」そのものがアメックスプラチナのほうが広いということです。

ファイン・ホテル・アンド・リゾートはアメックスプラチナだけ

ファイン・ホテル・アンド・リゾートは、アメックスプラチナ会員限定の特典で、アメックスゴールドプリファードは対象外です。世界1,600ヶ所以上の高級ホテル・リゾートが対象になります。

対象ホテルに宿泊すると、次の特典が受けられます。

  • 100米ドル分のエクスペリエンス・クレジット(レストランやスパなど館内施設で利用可能)
  • 2名様分の朝食を連泊でも毎朝
  • 空室状況によるお部屋のアップグレード
  • 12時からのアーリーチェックイン
  • 16時までのレイトチェックアウト(こちらは空室状況にかかわらず確約)

同じホテル優待でも、両カード共通のザ・ホテル・コレクションが「2連泊以上・朝食なし・レイトチェックアウトは空室状況次第」という内容だったのに対し、ファイン・ホテル・アンド・リゾートは1泊から利用でき、朝食が毎日付き、レイトチェックアウトも確約されるという違いがあります。もともと高級ホテルへの宿泊を習慣にしている方にとっては、この差が実感しやすいところです。予約方法や対象ホテルの探し方はアメックスのファイン・ホテル・アンド・リゾート解説で扱っています。

ホテル上級会員資格は1グループと4グループ

ホテルの上級会員資格として付与されるグループ数にも差があります。アメックスゴールドプリファードはSeibu Prince Global Rewardsのゴールドメンバーのみ(1グループ)です。アメックスプラチナは、2026年7月時点で実際に使える資格が4グループあります。

アメックスプラチナで実際に使える4つのホテル上級会員資格
  • ヒルトン・オナーズ ゴールドステータス
  • Marriott Bonvoy ゴールドエリート会員資格
  • Seibu Prince Global Rewards プラチナメンバー
  • Radisson Rewards Premiumステータス

これに加えて、オークラ ニッコー ホテルズ One Harmonyのエクスクルーシィヴメンバー(2026年8月開始予定)と、ALL Accorのゴールドステータス(2026年秋開始予定)が今後追加される予定です。いずれも開始前のため、現時点で使える資格としては数えていません。どちらのカードも事前登録が必要で、登録には通常4〜6週間程度かかります。

「アメックスゴールドプリファードには何もない」わけではなく、Seibu Prince Global Rewardsについてはどちらのカードにも資格が付きます。ただし同じSeibu Princeでも、アメックスゴールドプリファードはゴールドメンバー、アメックスプラチナはプラチナメンバーとステータスの階層に差があります。また、Marriott Bonvoyで付与されるのはゴールドエリートが上限で、プラチナエリートではない点にも注意してください。

グループ数の勘定だけで終わらせず、実際に何が変わるかで見ると、レイトチェックアウトの延長、朝食の有無、部屋のアップグレード、滞在時のボーナスポイントといった内容がステータスごとに変わってきます。たとえばMarriott Bonvoyゴールドエリート会員資格では、お部屋のアップグレード(スイートは対象外)、午後2時までのレイトチェックアウト、滞在時利用で25%のボーナスポイントといった特典が受けられます。

無料宿泊券に重ねられる上級会員資格に差がある

フリー・ステイ・ギフトは、ホテル・メンバーシップ以外の特典との併用ができません。つまり無料宿泊券に上乗せできるのは、ここまで見てきたホテル上級会員資格だけということになります。

併用できる資格にも券種差があります。

スクロールできます
併用可能なホテル・メンバーシップアメックスプラチナアメックスゴールドプリファード
ヒルトン・オナーズ ゴールドステータス
Marriott Bonvoy
ゴールドエリート会員資格
Seibu Prince Global Rewards
プラチナメンバー
Seibu Prince Global Rewards
ゴールドメンバー

フリー・ステイ・ギフトの朝食は原則として対象外ですが、これらのホテル・メンバーシップを併用することで朝食やアップグレードが上乗せされることがあります。

なお、2連泊以上した場合に受けられる5,000円分のホテルクレジットは両カード共通で、ここは差になりません。

ダイニング特典の違い

外食面の特典に入る前に、共通している部分を確認しておきます。TRANSIT GENERAL OFFICEが提供するレストラン15%割引特典と、カフェでのコーヒー特典は、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナのどちらにも付帯していて、家族カードも対象です。この土台のうえで、コース料理やキャッシュバック系の特典に差が生まれます。

コース1名無料が残るのはアメックスゴールドプリファード

対象レストランのコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料になる特典は、名称こそ違いますが、実はアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの両方に用意されています。アメックスゴールドプリファードは「ゴールド・ダイニング by 招待日和」、アメックスプラチナは「2 for 1ダイニング by 招待日和」という名称です。

ゴールド・ダイニング by 招待日和は、国内とシンガポールの約250店舗が対象で、大人2名以上でコースを予約すると1名分のコース料金が無料になります。1店舗につき半年に1回(4月1日〜9月30日、10月1日〜翌年3月31日の2期間)利用でき、基本カード会員のみが対象です。

一方、アメックスプラチナの2 for 1ダイニング by 招待日和は終了が決まっています。ゴールド・ダイニング by 招待日和はそのまま継続するため、終了後はコース1名無料の特典が残るのは下位カードであるアメックスゴールドプリファードだけになるという逆転が起こります。

2 for 1ダイニング by 招待日和は2026年9月30日で終了

アメックスプラチナの2 for 1ダイニング by 招待日和は、2026年9月30日をもって終了します。予約の受付は2026年9月27日19:00まで、来店できるのも2026年9月30日までで、それ以降への予約変更はできません。

2026年7月現在、この特典はまだ利用できます。ただし終了日が決まっている以上、これから先の期間で使えるかどうかを考えるときは、この終了日を踏まえて判断する必要があります。

グローバル・ダイニング・キャッシュバックは1回50%

アメックスプラチナには、グローバル・ダイニング・キャッシュバックという専用の特典があります。国内外16ヶ国、2,000店舗以上の対象レストランで、利用のたびに50%のキャッシュバックを受けられます(2026年7月1日利用分からの率で、それ以前は20%でした)。年間の上限は40,000円で、1月〜6月の期間で20,000円、7月〜12月の期間で20,000円という内訳です。

利用にはAmex Offersでの事前登録が必要で、国内での利用はポケットコンシェルジュ経由の予約・決済が条件になります。対象は基本カード会員のみで、家族カードは対象外です。予約困難な人気店を優先的に案内するKIWAMI Dining®もこの特典の対象です。

ポケットコンシェルジュ ダイニングは20%

アメックスゴールドプリファードにも、ポケットコンシェルジュでの予約・事前決済によるキャッシュバック特典があります。率は20%で、上限は1月〜6月・7月〜12月それぞれ最大5,000円、年間合計で最大10,000円です(繰越はできません)。基本カード会員のみが対象で、こちらもAmex Offersでの事前登録が必要です。

アメックスプラチナのグローバル・ダイニング・キャッシュバックが50%・年間最大40,000円だったのに対し、アメックスゴールドプリファードは20%・年間最大10,000円と、率・上限ともに差があります。

どちらの特典も事前登録をしなければ適用されないため、カードを持っているだけでは価値が出ない点は共通の注意点です。

スターバックスの20%キャッシュバックはアメックスゴールドプリファードだけ

意外に見落とされがちですが、スターバックス カードへのオンライン入金で20%キャッシュバックが受けられる特典は、アメックスゴールドプリファードの基本カード会員だけが対象で、アメックスプラチナは対象外です

年間の上限は5,000円で、1月〜6月・7月〜12月それぞれ最大2,500円です。利用にはAmex Offersでの事前登録に加えて、My Starbucks会員登録も別途必要です。対象になるのは公式アプリまたは公式サイトからのオンライン入金のみで、店舗での入金やApple Pay利用、オンラインストアでの利用は対象外です。登録から入金までの手順はアメックスのスタバ特典の使い方で解説しています。

年間5,000円という規模自体は125,400円の年会費差を覆すほどのものではありません。ただし2 for 1ダイニング by 招待日和の終了に続いて、上位カードが下位カードの上位互換とは限らないことを示す一例ではあります。

ポイントの違い

ここでは、実際に差がつく3つのポイントに絞って見ていきます。

対象加盟店のボーナスポイント上限は10倍差

Amazonやヨドバシカメラなどの対象加盟店で100円につき3ポイントが付与される点はアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナで共通ですが、このボーナスポイントにはプログラム年度(9月1日〜8月31日)あたりの上限があり、ここに大きな差があります。

アメックスゴールドプリファードの上限は10,000ポイント(50万円の利用分に相当)です。アメックスプラチナの上限は100,000ポイント(500万円の利用分に相当)で、10倍の開きがあります

「3倍」という還元率自体は同じでも、頭打ちになる地点がまったく違うということです。Amazon、Yahoo! JAPAN、ヨドバシカメラなどをよく利用する方にとっては、この上限の差が実際の還元額に直結します。

海外利用のボーナスポイントはアメックスプラチナだけ

海外での決済にもポイント面の差があります。外貨建てでの利用時に100円につき3ポイントが付与される「海外利用ボーナスポイントプログラム」は、個人向けのアメックスプラチナ会員限定の特典で、アメックスゴールドプリファードは対象外です。決済通貨が日本円の場合はこのボーナスの対象にはなりません。

外貨取扱手数料の3.5%は両カード共通でしたが、海外での還元面ではアメックスプラチナのほうに上乗せがあるという構図になります。

ANAマイル移行の参加費はアメックスプラチナが無料

ポイントをANAマイルに移行する際の参加費にも差があります。アメックスゴールドプリファードは、メンバーシップ・リワードANAコースへの加入に年間5,500円(税込)が別途必要です。アメックスプラチナはこの参加費が無料です

ANAマイルへの年間移行上限は、メンバーシップ・リワード・プラス登録会員の場合で40,000ポイント=40,000マイル(1月〜12月)となっており、この上限自体はどちらのカードも共通です。マイルを大量に貯めて一気に交換したい方にとっては、この年間上限がそもそもの制約になる点は両カードとも変わりません。移行レートやカード別の比較はアメックスのポイントをマイルに移行する完全ガイドで詳しく整理しています。

保険・補償の違い

旅行保険は、金額の大小だけでなく付帯条件も含めて見ていく必要があります。

海外旅行傷害保険は2026年10月から付帯条件が同じになる

海外旅行傷害保険の付帯方式には、時期によって変わる差があります。アメックスゴールドプリファードはもともと利用付帯のみで、カードで旅行代金を決済した場合に適用されます。

アメックスプラチナは2026年9月30日までは自動付帯と利用付帯の両方が適用されますが、2026年10月1日からは利用付帯のみに変わります。2026年7月現在、アメックスプラチナにはまだ自動付帯があります。この改定が完了する2026年10月以降は、付帯方式そのものはアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナで同じ「利用付帯のみ」に揃い、差は補償額に絞られることになります。

治療費用の補償はアメックスプラチナが手厚い

スクロールできます
保険種別(海外旅行・基本カード会員)アメックスゴールドプリファードアメックスプラチナ
傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円最高1億円
傷害治療費用保険金最高300万円最高1,000万円
疾病治療費用保険金最高300万円最高1,000万円
賠償責任保険金最高4,000万円最高5,000万円
救援者費用保険金最高400万円最高1,000万円

治療費用・賠償責任・救援者費用はアメックスプラチナのほうが手厚い一方、傷害死亡・後遺障害保険金については、どちらのカードも最高1億円で同額です。ただしこれは海外旅行かつ基本カード会員に限った話で、国内旅行や家族カード会員では話が変わってきます。

国内旅行の補償はアメックスプラチナだけ入院・手術・通院に対応

国内旅行傷害保険(どちらのカードも利用付帯)は、補償の設計自体が異なります。

スクロールできます
保険種別(国内旅行)アメックスゴールドプリファードアメックスプラチナ
傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円最高1億円
入院保険金日額付帯なし5,000円
手術保険金付帯なし最高20万円
通院保険金日額付帯なし3,000円

アメックスゴールドプリファードは傷害死亡・後遺障害の補償のみで、入院・手術・通院の保険金はいずれも付帯していません。アメックスプラチナは入院・手術・通院のすべてに保険金が用意されています。

傷害死亡・後遺障害は、国内旅行では最高5,000万円と最高1億円という差があります。海外旅行でも、家族カード会員の場合はアメックスゴールドプリファードが最高5,000万円、アメックスプラチナが最高1億円です。

航空便遅延費用保険についても差があります。アメックスゴールドプリファードは海外旅行のみが対象で、いずれも家族カード会員は対象外です。アメックスプラチナは補償額が上回るうえ、家族カード会員も対象に含まれます。

スクロールできます
項目(海外旅行・利用付帯)アメックスゴールドプリファードアメックスプラチナ
乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能費用最高2万円(家族カード対象外)最高3万円(家族カード対象)
受託手荷物遅延費用最高2万円(家族カード対象外)最高3万円(家族カード対象)
受託手荷物紛失費用最高4万円(家族カード対象外)最高6万円(家族カード対象)

なお、国内旅行における航空便遅延費用保険は、両カードともに付帯していません。

携行品損害保険はアメックスプラチナのみ継続

携行品損害保険にも大きな差が生まれています。アメックスゴールドプリファードの携行品損害保険は2026年7月1日をもって終了しており、2026年6月30日までに旅行期間が開始する旅行が最後の対象です。アメックスプラチナはこの保険が継続していて、最高100万円(家族も100万円)が補償されます。

このほか、スマートフォン・プロテクションの支払限度額はアメックスゴールドプリファードが5万円、アメックスプラチナが15万円と差があります。個人賠償責任保険はアメックスプラチナのみに付帯していて、家族カードも対象に含まれます。旅行中だけでなく日常生活の補償という点でも、アメックスプラチナのほうが手厚い設計になっています。

コンシェルジュとサポートの違い

「アメックスゴールドプリファードにはコンシェルジュ的なものが何もない」と思われがちですが、これは正確ではありません。両カードのサポート体制を順に見ていきます。

全用途を任せられるコンシェルジュはアメックスプラチナだけ

アメックスプラチナには、プラチナ・コンシェルジェ・デスクという24時間・年中無休のコンシェルジュサービスが付帯しています。通話料は無料で、家族カード会員も利用できます。カードやサービスに関する問い合わせから、旅行やレストランの予約まで、幅広い要望に対応してもらえます。付随するサービスとして、航空券やホテルの手配を行うトラベル・サービス、プレミア・ゴルフ・アクセス、ギフト・サービスなども用意されています。アメックスゴールドプリファードには、この形のコンシェルジュは付帯していません。

ただし、プラチナ・コンシェルジェ・デスクは「何でも叶う秘書」ではなく、あくまで定型的な予約・手配を代行してくれるサービスです。依頼はメールやチャットではなく電話で行います。実際に頼める内容の範囲はアメックスのコンシェルジュとは?頼める内容・使い方・注意点で具体的に紹介しています。

アメックスゴールドプリファードにもオーバーシーズ・アシストがある

アメックスゴールドプリファードには、オーバーシーズ・アシストという緊急時サポートが付帯しています。レストランの予約、海外旅行傷害保険についての問い合わせ、医療機関の紹介など、世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで利用できます。家族カード会員も対象です。

一方、アメックスプラチナにもプラチナ・カード・アシストという別のサポートがあり、こちらも海外で24時間365日対応しています。

つまり両カードの差は「24時間対応かどうか」でも「海外で頼れるかどうか」でもありません。国内外を問わず全用途に対応するプラチナ・コンシェルジェ・デスクがあるかどうか、という対応範囲の差です。

年会費差125,400円を埋められるか

ここまで見てきた特典の違いを踏まえて、125,400円という年会費差をどう考えればよいかを整理します。

継続特典は額面より使い道の条件で差がつく

継続特典として、アメックスゴールドプリファードには毎年10,000円分のトラベルクレジットが、アメックスプラチナには100,000円分のエアライン・クレジットが用意されています。額面だけを見るとアメックスプラチナが10倍ですが、実際の使い道の条件はそれぞれ大きく異なります。

アメックスゴールドプリファードのトラベルクレジットは、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインでのホテル予約にしか使えません。国内・海外の航空券やレンタカーの予約には使えず、20,000円以上の予約かつ事前決済が条件です。対象は基本カード会員のみで、家族カードでは利用できません。

アメックスプラチナのエアライン・クレジットは2026年7月の改定で、旧来のトラベルクレジット2万円分から10万円分に規模が拡大したものです。ただし、こちらにも使い道の条件があります。

エアライン・クレジット10万円分は海外航空券30万円以上が条件

アメックスプラチナのエアライン・クレジットは、入会時・切替時であれば無条件で10万円分が進呈されます。継続時にこの10万円分を受け取るには、プログラム期間中に500万円(税込)以上の利用とカード継続が必要です。

利用にも条件があります。アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで事前に予約・決済し、海外航空券を購入する場合に限られ、1回の予約(決済)につき30万円(税込)以上であることが必要です。有効期限は進呈日から1年間で、対象は基本カードのみですが、500万円という継続条件の達成には家族カードの利用分も合算されます。

「10万円分」という額面のとおりに価値を計算に入れられるのは、海外航空券をアメックスのトラベル オンライン経由で、1回30万円以上まとめて購入する方に限られるということです。この条件に当てはまらなければ、年会費差の埋め合わせとしてはカウントできません。

年200万円ならフリー・ステイ・ギフトはどちらも受け取れる

アメックスゴールドプリファードは、年間200万円を利用してようやく無料宿泊券が1泊もらえます。「年200万円使えば、フリー・ステイ・ギフトだけで年会費以上の価値になる」という考え方をよく見かけますが、同じ200万円を利用する方であれば、アメックスプラチナの無料宿泊券は利用金額の条件なく、もともと1泊もらえます。つまり、無料宿泊券をもらえるかどうかは、アメックスプラチナとアメックスゴールドプリファードのどちらを選ぶかを決める理由にはなりません。差がついているのは、宿泊券が利用条件付きか無条件かという点、選べる対象ホテルの幅、そして2泊目の有無です。

そう考えると、125,400円の差を埋める材料になるのは、フリー・ステイ・ギフトそのものではなく、ここまで見てきたプライオリティ・パスの同伴者無料枠やセンチュリオン・ラウンジ、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、ホテル上級会員資格、コンシェルジュといった特典を実際に使うかどうかということになります。

年200万円に届かないとアメックスゴールドプリファードの宿泊券は受け取れない

逆に、年間の利用額が200万円に届かない場合はどうなるでしょうか。アメックスゴールドプリファードの無料宿泊券は、プログラム期間内に200万円未満の利用にとどまると受け取れません。アメックスプラチナは利用金額にかかわらず1泊分が受け取れます。

年間200万円に届かない見込みであれば、アメックスゴールドプリファードの目玉特典であるフリー・ステイ・ギフトはそもそも空振りに終わります。この場合は、アメックスゴールドプリファードを含めて別のカードも検討する余地が出てきます。

定額サービスとショッピングのキャッシュバックはアメックスプラチナだけ

ラウンジやホテル以外にも、差額を埋める材料はあります。アメックスプラチナには、デジタル・エンターテイメント・キャッシュバックという特典があり、DAZN・Hulu・Netflixのオンライン入金で毎回20%、年間最大12,000円(毎月最大1,000円)のキャッシュバックを受けられます。各サービスの国内公式サイトから直接申し込んだプランが対象で、携帯キャリアなど他事業者経由の契約は対象外です。利用にはAmex Offersでの事前登録が必要です。

同じくアメックスプラチナ限定のラグジュアリー・ショッピング・キャッシュバックは、対象店舗で毎回20%、年間最大30,000円のキャッシュバックが受けられます。ただし、この特典は2026年12月31日の利用分をもって終了する予定です。

これらの定額サービス・ショッピング系のキャッシュバックはアメックスプラチナだけの特典ですが、アメックスゴールドプリファード側にも、先ほど紹介したスターバックスの20%キャッシュバック(年間最大5,000円)という回収材料があります。規模の差は大きいものの、上位カードだけがすべての回収材料を独占しているわけではありません。

家族の人数で1人あたりの負担は変わる

最後に、家族で使う場合の負担についても触れておきます。家族カードの無料枚数は、アメックスゴールドプリファードが2枚、アメックスプラチナが4枚でした。家族の人数が多いほど、年会費を人数で割った実質的な負担は下がります。

ただし、家族カードごとに付帯する特典と、基本カード会員だけが対象の特典は分けて考える必要があります。

スクロールできます
特典アメックスゴールドプリファード
の家族カード
アメックスプラチナの家族カード
プライオリティ・パス○(各自年2回無料・同伴者は有料)○(回数条件なし・同伴者1名まで無料)
国内空港ラウンジ
旅行傷害保険○(補償額は基本カードより低い項目あり)
センチュリオン・ラウンジ
ファイン・ホテル・アンド・リゾート
ホテル上級会員資格○(Seibu Prince ゴールドメンバー)○(4グループ)
コンシェルジュ
無料宿泊券・クレジット系の継続特典×(基本カード会員のみ・譲渡は可)×(基本カード会員のみ・譲渡は可)
ダイニングのキャッシュバック
・コース1名無料
×(基本カード会員のみ)×(基本カード会員のみ)

フリー・ステイ・ギフトやエアライン・クレジット、ダイニング系の特典は、どちらのカードでも基本カード会員だけが対象です。一方で、家族カードにも付く特典はアメックスプラチナのほうが明確に広く、家族で頻繁に旅行やラウンジを利用する場合ほど、無料枚数差が実質的な価値差として効いてきます。

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナのどちらを選ぶか

ここまでの特典比較を踏まえると、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナは優劣の関係ではなく、対象とするユーザーが異なる2枚です。

アメックスゴールドプリファードが向いている人

アメックスゴールドプリファードが向いているのは、次のような方です。

  • 年間200万円以上をカードに集約できる
  • 旅行は国内中心で年1〜2回程度、海外渡航は年0〜1回程度(プライオリティ・パスの年2回の枠で足りる)
  • 外食でコース1名無料を活用したい
  • 家族カードは1〜2名分あれば十分

年200万円という利用額を無理なく満たせる決済導線があり、フリー・ステイ・ギフトを毎年確実に受け取れる方にとって、特に価値が出やすい設計です。

アメックスゴールドプリファード

アメックスプラチナが向いている人

アメックスプラチナが向いているのは、次のような方です。

  • 海外渡航が年3回以上あり、プライオリティ・パスやセンチュリオン・ラウンジを繰り返し使う
  • もともと高級ホテルへの宿泊を習慣にしていて、ファイン・ホテル・アンド・リゾートやホテル上級会員資格を実際に活用できる
  • 家族3〜4名に特典を行き渡らせたい
  • 予約・手配をコンシェルジュに任せたい

大切なのは、「特典のために新しく旅行に行く」のではなく、「もともとやっていた宿泊・予約・外食を、アメックスプラチナの特典に置き換える」という発想です。この置き換えが成り立って初めて、125,400円の差額が埋まっていきます。

アメックス・プラチナ

分かれ目は海外渡航の頻度

ここまでのラウンジ・ホテル・ダイニング・保険それぞれの差は、突き詰めると海外渡航の頻度に連動していました。年0〜1回の国内中心の旅行スタイルであればアメックスゴールドプリファードで十分ですし、年3回以上海外へ渡航し、ラウンジやホテルの特典をフル活用できるのであればアメックスプラチナに分があります。

この目安はあくまで判断軸のひとつであり、公式に定められた基準ではありません。自分の年間の旅行・宿泊・外食のスタイルに照らして、どちらの特典をより多く使えそうかで考えるとよいでしょう。

どちらも向かないケース

一方で、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナのどちらも決め手に欠けるという方もいます。次のいずれかに当てはまる場合は、この2枚以外の選択肢を検討したほうがよいでしょう。

  • ポイント還元率の高さを重視する
  • 年間のカード利用額が200万円に届かない
  • マイルを大量に貯めて一気に交換したい
  • 特典の事前登録や予約に手間をかけられない

ポイント還元率を軸にしたい場合は、同じ年会費帯で還元率設計が異なるアメックスゴールドプリファードと三井住友カード プラチナプリファードの比較が判断材料になります。ホテルの無料宿泊や上級会員資格を主目的にするなら、ホテル特化型のヒルトンアメックスとアメックスゴールドプリファードの比較のほうが目的に合うはずです。

マイルを主軸に考えるなら、両カードとも年間移行上限があるためアメックスのポイントをマイルに移行する完全ガイドで移行の仕組みそのものを確認しておくのが先です。年会費を抑えてアメックスを試したい場合は、アメックスグリーンとアメックスゴールドプリファードの違いから入口を検討する選択肢もあります。

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの違いに関するFAQ

結局、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナはどちらを選べばいいですか?

海外渡航が年0〜1回で国内中心の旅行スタイルなら、アメックスゴールドプリファードで十分な設計です。海外渡航が年3回以上あり、プライオリティ・パスやセンチュリオン・ラウンジ、ファイン・ホテル・アンド・リゾートを繰り返し使うならアメックスプラチナに分があります。年200万円を利用してもフリー・ステイ・ギフトはどちらのカードでも受け取れるため、無料宿泊券の有無だけでは決め手になりません。

年会費の差125,400円は何が理由ですか?

メタル素材や国内空港ラウンジ、基本のポイント還元率は両カードに共通していて、差の理由にはなりません。差を生んでいるのは、プライオリティ・パスの同伴者無料枠や回数無制限、センチュリオン・ラウンジ、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、ホテル上級会員資格、コンシェルジュ、旅行保険の補償額といった、海外渡航や高級ホテル利用の頻度に連動する特典です。家族カードの無料枚数も2枚と4枚で異なります。

アメックスプラチナへの申し込みにインビテーション(招待)は必要ですか?

不要です。公式サイトの申込フォームから誰でも直接オンライン申込ができ、インビテーションコードや紹介コードの入力欄はありません。

アメックスゴールドプリファードからアメックスプラチナへ切り替えられますか?

切り替え可能です。手続きは電話のみで、原則として入会または前回の切り替えから6ヶ月が経過している必要があります。切り替え後はカード番号が変更される場合があり、自動引き落としの登録先には自身で番号変更の手続きが必要です。

切り替えるとフリー・ステイ・ギフトやエアライン・クレジットはどうなりますか?

プログラム期間中にアメックスゴールドプリファードで年200万円の利用条件を達成していれば、アメックスプラチナへ切り替えてもフリー・ステイ・ギフトを受け取れます(アメックスプラチナの年会費支払いと未解約が条件)。すでに宿泊券が手元にある場合も切り替え後に利用できます。エアライン・クレジット10万円分は入会・切り替えで無条件に進呈されます。

まとめ

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの年会費差125,400円は、そのまま特典の格差ではありません。メタル素材、国内空港ラウンジ、基本のポイント還元率は両カードに共通で、差を生む要因ではありませんでした。差がついたのは、海外渡航や高級ホテル利用の頻度に連動する特典です。

ラウンジとホテル

プライオリティ・パスの回数無制限・同伴者無料枠、センチュリオン・ラウンジ、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、ホテル上級会員資格はアメックスプラチナだけの特典です。フリー・ステイ・ギフトは、アメックスゴールドプリファードが年200万円の利用で1泊、アメックスプラチナは条件なく1泊もらえます。

ダイニングと保険

コース1名無料の特典は、2026年9月30日にアメックスプラチナ側が終了し、アメックスゴールドプリファードだけに残ります。旅行保険の補償額とコンシェルジュは、アメックスプラチナのほうが手厚い設計です。


海外渡航が年0〜1回で国内中心ならアメックスゴールドプリファードで十分、年3回以上渡航してラウンジやホテルの特典を使い込めるなら125,400円は活きてきます。まずは自分の年間の海外渡航回数を振り返るところから考えてみてください。

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

目次