こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。
アメックスプラチナを申し込もうとしているとき、家族カードの特典まで調べ終えている方は意外と少ないのではないでしょうか。
センチュリオン・ラウンジは本会員だけなのか、プライオリティ・パスは家族分も個別に発行されるのか、公式サイトの情報が特典ごとに分散していてなかなかまとまった答えが見つからない、という経験をした方もいるかもしれません。
家族カードでどこまで恩恵を受けられるかは、165,000円という年会費をどう評価するかの核心でもあります。
アメックスプラチナの家族カードで使える主な特典をまとめると、次の通りです。
| 特典 | 家族カードでの利用 |
|---|---|
| 年会費 | 4枚まで無料(本会員の年会費165,000円のみ) |
| センチュリオン・ラウンジ | 利用可(2026年7月8日以降は無料同伴者が2名→1名に変更) |
| プライオリティ・パス | プレステージ(無制限)が個別付与。別途申込が必要 |
| ホテル・メンバーシップ | ヒルトン・Marriott Bonvoyなど4グループの上位ステータスを付与 |
| 2 for 1 ダイニング by 招待日和 | 利用可(マイアカウントへの登録が必要) |
| 手荷物無料宅配 | 1人につきスーツケース2個まで無料 |
| フリー・ステイ・ギフト | 本会員のみ(家族カード会員への譲渡は可) |
| 旅行傷害保険(海外) | 利用付帯(自動付帯は本会員のみ) |
家族全員でプライオリティ・パス無制限を持てること、4枚まで年会費がかからないことは、旅行が多い世帯にとって特に大きなポイントです。
この記事では、特典ごとに家族カードで使えるかどうかを整理したうえで、センチュリオン・ラウンジの2026年7月の条件変更や、利用付帯と自動付帯の違いなど、把握しておくと役立つ情報を丁寧に解説しています。
アメックスプラチナの家族カードは4枚まで年会費無料
「家族カードにも追加費用がかかるのでは」と心配する方は多いですが、アメックスプラチナの家族カードは最大4枚まで年会費無料です。本会員1人分の年会費165,000円(税込)を払うだけで、家族全員にセンチュリオン・ラウンジ・プライオリティ・パス・ホテルメンバーシップなどの主要特典が開放されます。
家族4人で165,000円を分担する視点で見れば、1人あたり実質33,000円台です。プライオリティ・パスのプレステージ会員資格(通常年会費469米ドル相当)が家族全員に個別に付与されることを考えると、その価値の大きさがわかります。
ただし、本会員と家族カード会員ではいくつかの違いがあります。フリー・ステイ・ギフトや自動付帯の旅行傷害保険は本会員のみの特典です。詳しくは後半のセクションで整理します。
発行できる家族の範囲と申込資格
家族カードは、生計を共にする家族が対象です。一般的には配偶者・親・子どもが発行資格の対象になります。発行枚数の上限は4枚で、本会員を含めると最大5人がアメックスプラチナの特典を使える体制を作れます。
申し込みはアメックスのマイアカウント、またはプラチナ・コンシェルジェ・デスク(24時間365日対応)への問い合わせを通じて手続きします。
家族カードでもセンチュリオン・ラウンジを利用できる
家族カード会員は、本会員と同様にセンチュリオン・ラウンジを利用できます。日本国内では羽田空港第3ターミナルにセンチュリオン・ラウンジが開設されており、国内在住のプラチナ会員が使える日本初のラウンジです。
食事・ドリンクはすべて無料で提供されます。「赤坂 おぎ乃」荻野聡士シェフ監修の日本料理をライブキッチンで楽しめるほか、シャワー・高速Wi-Fi・個室(防音仕様)・会員サービスデスクなど、フライト前の時間を快適に過ごせる設備が整っています。利用できるのは出発便・乗継便のみで、フライト出発の3時間前から入室可能です。
羽田センチュリオン・ラウンジの同伴者条件と料金
センチュリオン・ラウンジには同伴者も一緒に入れます。ただし無料で同伴できる人数には上限があり、羽田空港の場合は以下の通りです(2026年7月7日まで)。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 同伴者2名まで | 無料 |
| 3名目以降(大人・18歳以上) | USD 50 / 名 |
| 3名目以降(子ども・2歳〜17歳) | USD 30 / 名 |
| 2歳未満の幼児 | 無料(人数にカウントしない) |
(2026年4月時点)
家族カード会員が単独で入室する場合や夫婦2人で利用する場合は同伴者料金はかかりませんが、子ども連れで複数名を連れて入る場合は人数の計算をあらかじめしておくことをおすすめします。
2026年7月8日以降は無料同伴者が2名から1名に変わる
重要な変更があります。
2026年7月8日以降、羽田空港のセンチュリオン・ラウンジでは、プラチナ・カード(本会員・家族カード会員を問わず)が無料で同伴できる人数が2名から1名に変更されます。対象はアメリカ全空港・ロンドン・ヒースロー空港・香港国際空港・シドニー空港・メルボルン空港も同様です。
変更後は2名目以降の同伴者に1名あたり50米ドル(子どもは30米ドル)の追加料金が発生します。また変更後は、カード会員と同一便の搭乗券の呈示が全対象カードで必須になります。
3人以上で羽田センチュリオン・ラウンジに訪れる計画がある方は、この変更を事前に把握した上でプランを立てておきましょう。
家族カードのプライオリティ・パスは回数無制限のプレステージ会員資格
家族カード会員も、本会員と同じくアメックスのプライオリティ・パスの「プレステージ会員資格」を無料で取得できます。プレステージ会員資格は年間利用回数が無制限の最上位の会員ランクで、通常年会費は469米ドルです。これが家族カード会員にも無料で個別付与される点は、ほかのカードにはなかなかない特徴です。
プライオリティ・パスで世界1,500か所以上の空港ラウンジにアクセスできます。「あと1回しか使えない」と気にせず、短い乗り継ぎ時間でも気兼ねなく入れることがプレステージ会員資格の実質的なメリットです。
プライオリティパス とは?
プライオリティ・パスとは、世界中の空港ラウンジや空港サービスを利用できる会員制プログラムです。
会員資格があれば、航空会社や搭乗クラスに関係なく専用ラウンジで軽食・ドリンク(アルコール含む)・Wi-Fi・休憩スペースを利用可能。(公式:プライオリティパス)
プライオリティパスのサービス単体で加入した場合の料金は以下の通りです。
| 会員プラン | 料金・条件 |
|---|---|
| スタンダード | 年会費99ドル ラウンジ利用時は1回35ドル |
| スタンダードプラス | 年会費329ドルで10回まで無料 それ以降は1回35ドル |
| プレステージ | 年会費469ドルで無制限に利用可能 |
※会員登録をしていなければ、その場で料金を払ってもプライオリティラウンジを利用することはできません。
クレジットカードの特典として付帯するプライオリティパスは、直接登録とサービス内容が異なる場合があります。
会員プランや利用条件をよく確認するようにしてください。
家族カード会員がプライオリティ・パスを申し込む手順
プライオリティ・パスは自動発行ではなく、家族カード会員それぞれが個別に申し込む必要があります。申し込みはマイアカウントまたはカスタマーサービスを通じて手続きし、専用のプライオリティ・パス・メンバーシップカードを受け取ります。
同伴者を連れてラウンジに入室する場合の料金
プライオリティ・パスで空港ラウンジを利用する際、同伴者1名まで無料で同伴できます。2名目以降はUSD 35/人の同伴者料金が発生します。
一点注意が必要なのは、センチュリオン・ラウンジはプライオリティ・パスでは利用できない点です。センチュリオン・ラウンジへのアクセスはアメックスのカード会員資格に基づくもので、プライオリティ・パス経由で入る仕組みにはなっていません。また、アメックスのプライオリティ・パスで利用できるのは空港ラウンジのみで、空港内のレストランやスパなどラウンジ以外の施設は対象外です。

家族カードで使えるその他の主な特典
センチュリオン・ラウンジとプライオリティ・パスに加えて、家族カードにはさらに多くの特典が付帯します。旅行・グルメ・保険の各領域で本会員と同等の恩恵を受けられる特典が揃っています。
ホテル・メンバーシップが家族カード会員にも付与される
ホテル・メンバーシップは家族カード会員にも付与されます。本会員と同じく、以下4つのホテルグループの上位ステータスが得られます(別途事前登録が必要)。
| ホテルグループ | 付与ステータス |
|---|---|
| ヒルトン・オナーズ | ゴールドステータス |
| Marriott Bonvoy | ゴールドエリート会員資格 |
| Radisson Rewards | Premiumステータス |
| Seibu Prince Global Rewards | プラチナメンバー |
(2026年4月時点)
家族全員が個別のホテルステータスを持てるため、旅行のたびにアップグレードや特典サービスの恩恵を受けやすくなります。たとえば夫婦それぞれがMarriott Bonvoyのゴールドエリートを持てれば、旅行の際にどちらかが体調を崩した場合でも、もう一方がステータスを生かして対応できるという安心感があります。
2 for 1 ダイニング by 招待日和も家族カードで利用できる(要登録)
2 for 1 ダイニング by 招待日和は、対象レストランのコースを大人2名以上で予約すると1名分が無料になるダイニング特典です。アメックスプラチナの家族カード会員もこの特典を利用できます。
利用には、マイアカウントへのログインと招待日和の会員登録が必要です。国内・シンガポール・台湾・ハワイの約250店舗が対象で、国内の場合は利用希望日の3営業日前19時までのWeb予約が必要です。
アメックスゴールドプリファードの家族カードでは「ゴールド・ダイニング by 招待日和」は利用できませんが、プラチナの「2 for 1 ダイニング」は家族カードでも使えます。家族でこのダイニング特典を活用したい方にとって、グレード選択の判断材料の一つになります。
国内空港ラウンジ(同伴者1名まで無料)
プライオリティ・パスとは別に、アメックス提携の国内空港ラウンジも家族カードで利用できます。対象カードと当日の搭乗券を呈示することで、カード会員本人と同伴者1名まで無料で入室できます。
羽田・成田・中部・関西・福岡・那覇など、国内の主要空港に対応ラウンジが設けられています。プライオリティ・パスが海外の空港ラウンジ向けに力を発揮するのに対し、アメックス提携ラウンジは国内旅行のときに役立ちます。

手荷物無料宅配サービス(出発・帰国ともに2個まで)
海外旅行の際に、スーツケースを自宅から空港(出発時)・空港から自宅(帰国時)まで無料で宅配するサービスです。家族カード会員も利用でき、1人につきスーツケース2個まで無料で配送できます。
対象空港は羽田(第2・第3ターミナル)・成田・中部・関西です。出発時は7日前までの事前予約が必要です。家族4人でそれぞれ2個ずつ利用すれば、最大8個のスーツケースを手ぶらで送り届けられる計算になります。

旅行傷害保険の付帯範囲
旅行傷害保険(海外・国内)とショッピング・プロテクション(年間最大500万円)は、家族カード会員にも付帯します。
海外旅行傷害保険の付帯方式は利用付帯です。旅行代金(航空券・パッケージツアーなど)を家族カードで決済した場合に補償が有効になります。利用付帯時の補償額は、傷害死亡・後遺障害が最大1億円、傷害治療費用・疾病治療費用が各最大1,000万円です。
なお、本会員には自動付帯(旅行代金の決済有無にかかわらず補償)が適用されますが、家族カード会員には自動付帯がありません。この点については次のセクションで詳しく説明します。
家族カードのポイントは本会員口座に合算される
家族カード会員の利用で獲得したポイントは、本会員のメンバーシップ・リワード口座に合算されます。家族全員の利用分が1つの口座に集まるため、ポイントが分散せずに済みます。
アメックスプラチナ会員はメンバーシップ・リワード・プラスが無料付帯するため、ポイントの有効期限が無期限です。ANAマイルへの移行コース(ANAコース)も無料で登録できます。家族全員の利用分を1つの口座にまとめてじっくり貯め、大きな交換に備えるという運用ができます。

アメックスプラチナの家族カードに付帯しない特典
本会員と家族カード会員は多くの特典を共有できますが、以下の特典は本会員専用です。あらかじめ把握しておくことで、誰がどの特典を使うかを整理しやすくなります。
フリー・ステイ・ギフトは本会員のみに付与される(家族カード会員への譲渡は可能)
毎年カードを更新するたびに付与されるアメックスのフリー・ステイ・ギフト(国内対象ホテルで1泊2名まで無料の宿泊券)は、本会員のみに付与されます。家族カード会員への自動付与はありません。
ただし、本会員が受け取った宿泊券を家族カード会員に譲渡することは可能です。配偶者である家族カード会員に譲渡して、2人で対象ホテルに宿泊するという使い方もできます。また、2連泊以上を対象ホテルの予約窓口から直接予約した場合、2泊目に館内レストランやスパで使える5,000円分のホテルクレジットが付帯するホテルも多くあります。
フリー・ステイ・ギフトは「家族全員が個別に受け取れる特典」ではありませんが、譲渡の仕組みを使えば家族カード会員も実質的に恩恵を受けられます。
メタルカードは本会員のみ(家族カードはプラスチック製)
アメックスプラチナのシンボルとも言えるメタル製のカードは、本会員のみに発行されます。家族カードはプラスチック製です。
カードとしての特典や利用機能に差異はありませんが、メタルカードを手元に置きたい場合は本会員になる必要があります。
海外旅行傷害保険が自動付帯なのは本会員のみ
海外旅行傷害保険の自動付帯は、本会員のみに適用されます。家族カード会員は、旅行代金を家族カードで決済した場合のみ補償が有効になります(利用付帯)。
旅行前の航空券やパッケージツアーの購入時に、意識的に家族カードで決済する習慣をつけておきましょう。決済済みであれば、傷害死亡・後遺障害が最大1億円、傷害治療費用・疾病治療費用が各最大1,000万円という本会員と同等の補償額が適用されます。

家族カードの申し込み方法
家族カードの申し込みは、アメックスのマイアカウントまたはプラチナ・コンシェルジェ・デスク(24時間365日対応)を通じて手続きできます。発行枚数は最大4枚です。
家族カードを発行した後は、以下の特典について別途登録・申し込みが必要になります。
- プライオリティ・パス(家族カード会員それぞれが個別に申し込む)
- 2 for 1 ダイニング by 招待日和(マイアカウントおよび招待日和への会員登録)
- ホテル・メンバーシップ(各ホテルグループへの事前登録)
アメックスプラチナの家族カードに関するFAQ
- アメックスプラチナの家族カードの年会費はいくらですか?
-
最大4枚まで年会費無料です。本会員の年会費165,000円(税込)のみで、家族カード会員分の追加費用はかかりません。家族4人で割ると1人あたり実質33,000円台で、プライオリティ・パス・センチュリオン・ラウンジ・ホテルメンバーシップなどの主要特典を使えます。
- 家族カードでプライオリティ・パスとセンチュリオン・ラウンジはどちらも使えますか?
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どちらも利用できます。プライオリティ・パスは無制限のプレステージ会員資格が個別付与されます(別途申込が必要)。センチュリオン・ラウンジも家族カード会員は入室可能です。ただし、センチュリオン・ラウンジはプライオリティ・パスではなくアメックスのカード会員資格でアクセスする仕組みです。
- 2026年7月8日以降のセンチュリオン・ラウンジ変更は、家族旅行にどう影響しますか?
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家族カード会員を含む全プラチナ会員の無料同伴者が2名から1名に減ります。変更後は2名目以降の同伴者にUSD 50/人(子どもはUSD 30/人)の料金が発生します。家族全員がそれぞれカード会員であれば、各自の会員資格で入室できるため、同伴者料金の影響を最小限にできます。
- フリー・ステイ・ギフトは家族カードでは受け取れないのですか?
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家族カード会員への自動付与はありません。フリー・ステイ・ギフトは本会員のみに毎年付与される特典です。ただし、本会員が受け取った宿泊券を家族カード会員に譲渡することは可能です。夫婦で利用したい場合は、本会員から配偶者の家族カード会員に譲渡する形で対応できます。
- 家族カードの旅行傷害保険は本会員と補償額は同じですか?
-
補償額は同じですが、付帯方式が異なります。本会員は自動付帯(旅行代金の決済有無に関わらず補償)ですが、家族カード会員は利用付帯(旅行代金を家族カードで決済した場合のみ補償)です。決済さえしておけば、傷害死亡・後遺障害が最大1億円、傷害治療費用・疾病治療費用が各最大1,000万円の補償が受けられます。
まとめ
アメックスプラチナの家族カードは、4枚まで年会費無料で発行でき、本会員と同等の主要特典を家族全員で共有できるのが最大の強みです。
特典の付帯状況を一覧でまとめると次の通りです。
| 特典 | 家族カードでの利用 |
|---|---|
| センチュリオン・ラウンジ | 利用可(2026年7月8日以降は同伴者無料が1名に変更) |
| プライオリティ・パス(無制限) | 利用可(別途申込が必要) |
| ホテル・メンバーシップ | 利用可(4グループ・要事前登録) |
| 2 for 1 ダイニング by 招待日和 | 利用可(要登録) |
| 手荷物無料宅配 | 利用可(1人2個まで) |
| フリー・ステイ・ギフト | 本会員のみ(家族カードへの譲渡は可) |
| 旅行傷害保険(海外・自動付帯) | 本会員のみ(家族カードは利用付帯) |
家族全員がプライオリティ・パス無制限を個別に持てるカードは多くありません。旅行が多い世帯や、ホテルのステータスを家族単位で活用したい方にとって、165,000円という年会費以上のリターンが期待できる場面は十分あります。
一方で、フリー・ステイ・ギフトの付与や自動付帯の海外旅行保険は本会員専用です。家族カードと本会員の違いを事前に把握したうえで、誰がどの特典を活用するかを整理しておくと、特典をより無駄なく使えるようになります。
家族カードを発行したら、プライオリティ・パスの申し込みとホテルメンバーシップの登録を最初にまとめて済ませておくのがおすすめです。次の旅行のタイミングで慌てずに使えるよう、発行直後に手続きを完了させておきましょう。



