ANAマイルの貯め方|飛行機に乗らなくても効率よく貯める方法

こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。

ANAマイルというと、まず思い浮かぶのは飛行機に乗ることではないでしょうか。ただ、貯め方はそれだけではなく、飛行機にあまり乗らない生活でも日常の中で無理なく貯めていく方法があります。まずは、どんな貯め方があるのか全体像を見てみましょう。

貯め方位置づけ・効率
フライトへの搭乗マイルの王道だが、飛ばない人には非効率。
特典航空券の水準に届くには何度も搭乗を重ねる必要がある
クレジットカードの決済陸で貯める手段の中で
もっとも安定して積み上がる本命
ポイントサイトの活用カード決済とは別の上乗せの稼ぎ場。
手間と改廃の激しさに注意が要る
ANA公式サービスの利用ネット通販やANA Payなど、
カード決済に重ねられる上乗せ

飛ばない人にとっての本題がどこにあるか、それぞれの中身から見ていきます。

目次

フライトでマイルを貯める

ANAマイルは、ANA便に搭乗するたびに区間基本マイレージが積算される仕組みが基本形です。

積算されるマイル数は、区間ごとに決まっている区間基本マイレージに、運賃・予約クラスごとの積算率を掛けて計算します。ANAカード会員であれば、ここにさらに搭乗ボーナスとして10〜50%が上乗せされます(券種によって変動)。

区間基本マイレージは路線によって異なり、たとえば東京〜沖縄は片道984マイルです。ただし、安い運賃で予約すると積算率は下がり、国内線は最大50%、国際線の最安クラスでは30%まで下がることがあります。特典航空券を使って搭乗した場合は、マイルは新たに積算されません。

東京〜沖縄の片道を、ANAカード会員が搭乗ボーナス25%込みで搭乗すると、984マイルに246マイルが加わって1,230マイル程度です。往復でも2,000マイル台にとどまり、特典航空券に必要な数量(往復16,000マイル〜)に届くには、何度も搭乗を重ねる必要があります

そもそもマイルを貯めるために飛行機に乗るというのは、本末転倒でもあります。飛行機にあまり乗らない人にとって効率よく貯める本題は、日常の中でどう積み上げるかという話になります。

クレジットカードの決済でマイルを貯める

クレジットカードの決済は、飛ばない人がANAマイルを効率よく貯めるうえでの本題です。毎日の支払いをカードに集約するだけで、飛行機に乗る手間も特別な作業も要らずに、陸で貯める手段の中でもっとも安定してマイルが積み上がっていきます

カード会社のポイントを移行する

ANAカードで貯まるポイントは、基本の還元が200円(税込)ごとに1ポイントです。

このポイントをANAマイルへ移行する際、1ポイント=1マイルの通常コースだと200円=1マイルで還元率0.5%にとどまります。1ポイント=2マイルの上位コース(2倍コース)に切り替えれば100円=1マイルで還元率1.0%まで上がりますが、この2倍コースを無料で使えるかどうかはカードによって異なります。手数料の有無には差があり、上位カードでは無料になっている例がある一方、一般カードで2倍コースを使うには年6,600円(税込)の手数料がかかるケースもあります

「ANAカードなら誰でも無条件で1%」というわけではなく、カードとコース、手数料の条件がそろって初めて1%を狙える、という理解が実態に近いです。

ANAカード以外の一般的なクレジットカードでも、貯めたポイントをANAマイルへ移行できます。ただし移行レートはカード会社によって差が大きく、次のような水準です。

カード会社ポイント→マイル交換レート
セゾンカード(永久不滅ポイント)1ポイント→3マイル
JCBカード(Oki Dokiポイント)1ポイント→0.6マイル
エポスカード1ポイント→0.5マイル

セゾンの永久不滅ポイントのように高いレートで交換できるカードもあれば、共通ポイントと同水準にとどまるカードもあり、カードによって効率は大きく変わります。

共通ポイントを移行する

楽天ポイント・Vポイント・nanacoポイントも、いずれも2ポイントを1マイルに交換でき、日常の買い物で貯まる共通ポイントをそのままマイルに回せます。カード直結の高いレートには及びませんが、実質0.5%相当の還元として無駄なく活用できます。

旅行で貯まるホテルのポイントもマイルに交換可能で、マリオットボンヴォイは3ポイントを1マイルに交換できます。

ANAカードマイルプラスで加盟店の決済を二重取りする

ANAカードマイルプラスは、対象の加盟店でANAカード決済をすると、通常のポイント移行分に加えてさらに100円または200円につき1マイルが上乗せされる仕組みです。対象加盟店には、次のような店舗が含まれます。

ANAカードマイルプラスの対象加盟店(例)
  • 家電量販店(ヤマダデンキ、ベスト電器など)
  • 百貨店(高島屋、大丸・松坂屋、阪急百貨店、阪神百貨店など)
  • ドラッグストア(マツモトキヨシ、ココカラファインなど)
  • スターバックス
  • ガソリンスタンド(apollostation)

生活の中でよく使う店舗が対象になっていれば、カード決済だけで自然と二重取りが積み重なります

支払いをカードに寄せている人からは、気づけばまとまったポイントが貯まっていた、という声が多く聞かれます。


どのカードを選ぶかによって、基本の還元率も、2倍コースの手数料が無料になるかどうかも変わってきます。日常の支払いを一枚のカードに集約する前提に立つなら、まずは自分に合うカード選びから始めるのが近道です。ポイント移行の手続きやレートをさらに詳しく知りたい場合は、移行の実務だけを扱った記事も参考にしてください。

ポイントサイトを活用する

ポイントサイトは、カード決済とは別の稼ぎ場として使えます。ネット通販の経由やサービス登録、各種案件でポイントサイトのポイントを貯め、いくつかの交換所を経由してANAマイルに交換する流れです。

うまく使えばお得ですが、複数のサービス・交換所を経由する分、手間がかかります。改廃も激しい領域で、モッピーは2026年6月の交換申請分からマイルへの移行単位が1,750ポイント以上に引き上げられ、ドットマネーはポイントからマイルへの交換を一時停止しています。せっかく貯めたポイントが、交換のタイミングによっては使いにくくなることもあります。

FXの取引や不動産関連の案件など、大きくポイントを稼げる案件も存在しますが、日常の延長で無理なく貯める本記事のテーマからは外れるため、ここでは扱いません。

安定して積み上がる王道は、あくまで日常のカード決済です。ポイントサイトはその上乗せとして、余力があれば試す程度の位置づけで考えておくとよいでしょう。

ANA公式サービスで飛ばずに積み増す

ANAが公式に提供しているサービスを経由すると、カード決済に加えてマイルを上乗せできます。効果が分かりやすい代表的なものに絞って紹介します。

オンライン通販(ANAマイレージモール・ANA Mall)

ANAマイレージモールを経由して提携ショップで買うとマイルが上乗せに。ANA公式通販のANA Mallなら購入金額100円につき1マイル、ANAカード決済を重ねればさらに100円につき1マイルが加わります。登録・利用は無料です。

ANA Pay

ANAカードからのチャージでマイルが貯まり(ゴールド以上のANAカードなら1,000円につき6マイルなど券種で差があります)、残高での支払いでも200円につき1マイルが積算されます。プレミアム券種のANAカードならチャージと支払いを併用して、マイル還元率は最大1.6%相当まで上がります

ANAグルメマイル

対象の飲食店をネット予約して来店すると、来店人数×30マイル(ランチは1人5マイル)が貯まります。店頭でのカード提示やANAカード決済と重ねて積算することもできます。

ANAでんき・ガス

ANAカード会員は毎月300マイル(年間3,600マイル)が貯まり、ガスとのセット利用でさらに上乗せされ、年間最大6,000マイルになります。


いずれも単体では小さな上乗せですが、日常決済で使うカードと組み合わせることで、着実に積み増せる部分です。

飛ばない人が1年でマイルはどれくらい貯まるか

飛ばない前提で日常の支払いをカードに集約した場合、1年でどれくらいマイルが貯まるのか、目安を見ておきます。

月あたりの決済額1年間の目安マイル数
10万円12,000マイル
20万円24,000マイル

カード決済1%を前提にした目安で、これに加盟店でのANAカードマイルプラスやANA公式サービスの上乗せが乗ります。実際の還元率はカードの2倍コースが無料で使えるかどうかによっても変わるため、あくまで目安として捉えてください。

東京〜沖縄の往復特典航空券は、レギュラーシーズンで19,000マイルです。月20万円をカードに集約できれば、1年ほどでこの水準に届く規模になります。

到達までの速度は、選ぶカードの還元率や2倍コースの手数料が無料かどうかで変わってきます。自分に合うカードを軸に決めておくことが、貯める速度を左右する一番のポイントです。

そこまで頻繁に貯める予定がない、あるいは飛行機にあまり乗らない生活を続けるつもりという方は、貯めたマイルをどう使うかを先に押さえておくのも一つの考え方です。

ANAマイルの貯め方に関するFAQ

ANAマイルの有効期限はどれくらいですか?

通常のマイル(グループ1)は、商品・サービスを利用した月の36カ月後の月末まで有効です。キャンペーンで積算される期間限定マイルは、キャンペーンごとに有効期限が異なります。制度の詳しい仕組みは、ANAマイレージクラブの基礎を解説した記事で確認できます。

家族のマイルを合算することはできますか?

はい、ANAカードファミリーマイルに登録すれば合算できます。対象は生計を同一にし同居する配偶者・同性パートナーおよび一親等以内の家族で、最大10名まで登録可能です。制度の詳細は、ANAマイレージクラブの仕組みを整理した記事で解説しています。

ポイントをマイルに移行するとき、手数料はかかりますか?

カードによって異なります。移行レートを上げるコースの利用に手数料がかかるカードもあれば、上位カードなら無料になっている例もあります。どのカードなら無料で高いレートを狙えるかは、カード選びの記事で比較しています。

ANAマイルとJALマイルは相互に交換できますか?

できません。ANAマイルとJALマイルは別々のプログラムで運営されており、直接の交換手段は用意されていません。どちらを軸に貯めるかは、普段よく利用する航空会社やカードに合わせて選ぶ必要があります。

ポイントサイトのFXや不動産などの高額案件も使うべきですか?

本記事では扱いません。日常の延長で無理なく貯める王道はクレジットカードの決済で、高額案件はそこから外れた特殊な手法です。本記事では、安定して続けやすい方法に絞って紹介しています。

まとめ

ANAマイルは、フライトだけでなく複数の方法で貯まります。飛行機にあまり乗らない生活でも、日常の支払いをクレジットカードに集約すれば、陸でもっとも安定してマイルを積み上げられます。

ポイントサイトやANA公式サービスは、カード決済に重ねる上乗せとして活用できますが、あくまで主役はカード決済です。手間のかかる多段ルートや改廃の激しい手法を追いかけるより、日常の支払いを一枚のカードにまとめる方が、無理なく長く続けられます。

到達する速度は、選ぶカードの還元率や手数料の有無によって変わります。まずは自分に合うカードを軸に決めるところから始めてみてください。そこまで頻繁に貯める予定がない方は、貯めたマイルの使い道を先に確認しておくのも一つの方法です。

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