アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードを徹底比較|設計思想の違いと選び方

こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードは、年会費3万円台の上位カードとして名前がよく並びますが、実際に調べてみると前提からして対称ではありません。片方は20歳以上ならすぐに申し込めるのに対し、もう片方は楽天プレミアムカードからの実績がないと案内すら届かず、特典の中身も体験に価値を置くタイプと、数字として確実に積み上がるタイプとでまったく方向性が違います。

単純にどちらが得かを比べようとすると、かえって迷ってしまうかもしれません。

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カード向いている人の方向性
アメックスゴールドプリファード体験とステータスを今すぐ手にしたい人
楽天ブラックカード楽天経済圏を使い込んで実利を積み上げたい人

この記事では、年会費・申込条件からプライオリティ・パス、ホテルやダイニングの体験特典、楽天証券クレカ積立2%による年会費の回収の仕組みまで、2枚を項目ごとに比較しながら整理していきます。

目次

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードの基本比較

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードは、年会費3万円台の上位カードとして名前が並ぶことが多い2枚です。年会費の差は6,600円とそれほど大きくありませんが、その中身を見ると設計思想はまったく異なります。

アメックスゴールドプリファードは体験やステータスで年会費に応える設計、楽天ブラックカードは楽天経済圏の実利と数字で年会費に応える設計になっています。

基本スペックの比較表

年会費・家族カード・国際ブランド・カード素材・基本ポイント還元率・申込方法をまとめると、以下のようになります。

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項目アメックスゴールドプリファード
アメックスゴールドプリファード
楽天ブラックカード
楽天ブラックカード
年会費(本会員・税込)39,600円33,000円
家族カード(税込)2枚まで無料、
3枚目以降1枚19,800円
2枚まで無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレスMastercard/Visa/JCB/
アメリカン・エキスプレスから選択
(4ブランド対応)
カード素材メタル製(本会員)/
プラスチック製(家族カード)
プラスチック製
基本ポイント還元率100円で1ポイント
(対象加盟店は100円で3ポイント)
100円で1ポイント
申込方法20歳以上なら申込可能楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有し、
直近12ヶ月の利用額合計500万円以上が必要

年会費の差は6,600円ですが、家族カードの無料枚数はどちらも2枚まで、国際ブランドは対応数で楽天ブラックカードの方が幅広く、カード素材はアメックスゴールドプリファードのみメタル製という違いがあります。

そして申込方法の欄からも分かるとおり、この2枚は今すぐ同じ土俵で選べる関係にはありません。

体験で回収するアメックスゴールドプリファード、数字で回収する楽天ブラックカード

アメックスゴールドプリファードは、年間200万円以上のカード利用でホテル1泊2名分が無料になるフリーステイギフトや、コース料理が1名分無料になるゴールド・ダイニング by 招待日和など、使ってみて初めて価値がわかる体験型の特典を軸に設計されています。

年会費に対する納得感は、実際にホテルやレストランを利用した満足度に左右されやすいカードです。

一方の楽天ブラックカードは、楽天証券のクレカ積立で還元率が一律2%になる、プライオリティ・パスが回数無制限で使えるといった、旅行や外食の頻度に関係なく数字として積み上がる特典が中心です。

楽天経済圏をどれだけ使い込んでいるかが、年会費に対する納得感にそのまま反映される設計になっています。

どちらが優れているというより、体験の質に価値を感じるか、数字の確実さに価値を感じるかで、向いているカードが分かれてきます。

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカード、今すぐ申し込めるのはどちらか

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードは、申し込みのしやすさが対称ではありません。

アメックスゴールドプリファードは20歳以上であれば今すぐ申し込めるのに対し、楽天ブラックカードは楽天プレミアムカードを一定期間保有し、一定額以上を利用した人にだけ案内が届く仕組みになっています。

アメックスゴールドプリファードは20歳以上なら申し込める

アメックスゴールドプリファードの申込対象は20歳以上です。通常のクレジットカードと同じように、公式サイトから直接申し込むことができます

楽天ブラックカードは楽天プレミアムからの実績が必要

楽天ブラックカードは、通常のクレジットカードのように公式サイトから直接申し込むことができません。次の2つの条件をどちらも満たした会員だけに、申込の案内が届く仕組みになっています。

  • 楽天プレミアムカードを保有し、契約から12ヶ月以上が経過していること
  • 直近12ヶ月間のカード利用額の合計が500万円以上であること

対象者への案内は3ヶ月ごと、年4回(1月・4月・7月・10月)のタイミングで行われ、条件を達成すると楽天e-NAVI内に案内バナーが表示される仕組みです。

500万円という金額は、月換算すると約42万円のペースになります。

正直なところ、楽天ブラックカードの年会費そのものよりもこの条件の方がハードルが高く感じる方は多いのではないでしょうか?

事業の経費や家族の支出をまとめて楽天プレミアムカードに集約していけば、無理なく届く水準と捉えることもできます。

楽天ブラックカードを目指すなら、まずは楽天プレミアムカードを申し込み、日々の決済をそこに集約していくところから始めることになります。

AMEXか、LCか、
どっちか迷ってる方は⇩

ラグジュアリーカードとアメックスの違いを比較!あなたに最適なステータスカードはどっち?

空港ラウンジ・プライオリティ・パスの違い

空港ラウンジは、国内で使える国内空港カードラウンジと、海外の空港で使えるプライオリティ・パスの2種類に分けて見る必要があります。

この2つを混同すると、どちらのカードがどこまで対応しているのか分かりにくくなります。

国内空港ラウンジは両方に付帯

アメックスゴールドプリファードにも楽天ブラックカードにも、プライオリティ・パスとは別に国内の空港カードラウンジ特典が付帯しています。

アメックスゴールドプリファードは本会員・家族カード会員とも利用でき、同伴者も1名まで無料です。

楽天ブラックカードも本会員・家族カード会員が対象で、利用回数の制限はありませんが、同伴者は各ラウンジ所定の料金がかかります。

どちらのカードも、当日の搭乗券とカードを提示すれば利用できる仕組みです。

国内線に乗る機会が多い人にとっては、プライオリティ・パスを使うまでもなく、国内移動のたびに使える特典といえます。

プライオリティ・パスの回数・同伴者・家族カードの違い

海外空港のプライオリティ・パス対応ラウンジの内観

海外の空港ラウンジで使えるプライオリティ・パスは両カードに付帯していますが、条件には大きな差があります。

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項目アメックスゴールドプリファード楽天ブラックカード
年間無料回数(本人)年2回(3回目以降は1回35米ドル)回数制限なし
同伴者1名につき35米ドル2名まで無料
(3人目以降は1名35米ドル)
家族カード本会員とは別枠で年2回無料
(本会員・家族カード合わせて
最大3枚のプライオリティ・パスを発行可能)
対象外
利用可能施設ラウンジのみ
(レストラン・リフレッシュ施設は対象外)
ラウンジのみ
(2025年1月2日以降、レストラン・リフレッシュ施設は対象外)

回数だけを見ると楽天ブラックカードが圧倒的に有利ですが、家族カード会員にもプライオリティ・パスを持たせたい場合は、アメックスゴールドプリファードの方が選択肢になります。

プライオリティ・パスのラウンジでは、シャワーを予約なしで利用できる施設もあります。

混雑時は多少待つこともありますが、搭乗前に汗を流してから機内に乗り込めるのは、長時間の移動や現地での活動で疲れがたまっているときほどありがたいものです。

この利用可能施設の制限は、2025年1月の楽天カードのプライオリティ・パス改定によるものです。改定前はラウンジに加えてレストランやリフレッシュ施設も利用できましたが、2025年1月2日以降は国内外ともにラウンジのみが対象になりました。

あわせて楽天プレミアムカードは本人無料利用が年間5回までに制限されましたが、楽天ブラックカードは回数無制限のまま維持されています。

プライオリティ・パスは近年、複数のカードで改悪が相次いでいますが、その中で楽天ブラックカードの回数無制限は数少ない例外といえます。

アメックスゴールドプリファードのプライオリティ・パスについては、アメックスのプライオリティパス解説で回数・同伴者・家族カードの条件を詳しく整理しています。

ホテル宿泊特典の違い

ホテル・宿泊とダイニングは、どちらのカードも体験価値の高い特典が用意されているカテゴリーです。

ただし、条件や回収の仕組みはカードごとに大きく異なります。

アメックスゴールドプリファードのホテル・宿泊特典

フリーステイギフトで宿泊できる高級ホテルの客室イメージ

アメックスゴールドプリファードのホテル特典の中心は、フリーステイギフトです。年間のカード利用額が200万円(税込、本会員と家族カードの合算)に達すると、対象ホテルで1泊2名分の宿泊が無料になり、市場価値は5〜7万円相当とされています(2026年7月時点)。

特典を受け取れるのは本会員のみです。

対象ホテルは50ヶ所以上あり、主なブランドは次のとおりです。

フリーステイギフト対象ホテルの主なブランド
  • プリンスホテル
  • マリオット系列(ウェスティン、シェラトン、アロフトなど)
  • オークラ・ニッコーホテルズ
  • ハイアット
  • ニューオータニ
  • ロイヤルパークホテル

これに加えて、入会2年目以降は毎年1万円分のトラベルクレジットが自動付与されます。アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン経由で2万円以上のホテル予約を事前決済すると、1万円分が割引される仕組みです。

ホテル会員プログラム「Seibu Prince Global Rewards」のゴールドメンバーへの登録資格も付帯しており、レイトチェックアウトや優先チェックインといった宿泊時の優待が受けられます。

楽天ブラックのホテル・宿泊特典

楽天ブラックカードのホテル特典は、楽天トラベル最高級宿クーポンが中心です。楽天トラベルの「LUXURY SELECTION」の中でも上位区分にあたる「最高級宿」の予約で使える、33,000円OFFのクーポンが用意されています。

配布頻度や細かな利用条件は公開情報だけでは確認できませんが、年会費とほぼ同額のクーポンが用意されている点は、楽天ブラックカードならではの回収レバーといえます。

このほか、楽天トラベルの国内宿泊を事前決済で予約すると、通常より高い3.5倍のポイントが進呈される特典もあります(要エントリー、楽パックは対象外)。

宿泊特典の性格は対照的です。

アメックスゴールドプリファードは年間利用額という条件を満たせば毎年使える無料宿泊の権利になり、楽天ブラックカードは条件を問わず使える年会費相当額のクーポンという位置づけになっています。

ダイニング特典は両方「2名以上で1名無料」系

高級レストランの個室ダイニングのイメージ

外食での優待は、名称こそ違いますが、両カードとも所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料になるという共通の仕組みを持っています。

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項目アメックスゴールドプリファード楽天ブラックカード
2名以上予約時の優待ゴールド・ダイニング by 招待日和
(対象250店舗以上)
Taste of Premium
(Mastercard選択時、対象約250店)
個人予約サービスの割引ポケットコンシェルジュ ダイニングで
20%キャッシュバック
(年間上限1万円)
2026年7月時点

アメックスゴールドプリファードのゴールド・ダイニング by 招待日和は、国内外250店舗以上のレストランが対象です。

もう一つの「ポケットコンシェルジュ ダイニング」は名前だけを見るとコンシェルジュサービスのように思えますが、実際は厳選されたレストランの予約・決済サービスで、経由して予約・事前決済すると利用額の20%がキャッシュバックされます(年間上限1万円)。

楽天ブラックカードでは、国際ブランドにMastercardを選択した場合の代表的な優待がTaste of Premiumで、全国約250店の有名レストランが対象です。

Visa・JCB・アメリカン・エキスプレスを選んだ場合は、それぞれのブランド独自の優待が用意されており、内容はブランドごとに異なります。

つまり、対象店舗で2名以上のコース予約をすれば1名分が無料になるという核となる仕組みは両カードに共通しており、片方だけの強みではありません。

違いが出るのは対象店舗数の見え方と、個人利用のレストラン予約サービスの有無です。

ポイント還元と楽天経済圏の実利の違い

日常のポイント還元は、アメックスゴールドプリファードが加盟店単位のボーナス還元、楽天ブラックカードが楽天経済圏との連動という、まったく違うロジックで設計されています。

アメックスゴールドプリファードのポイントとマイル移行

アメックスゴールドプリファードは、対象加盟店での利用で100円につき3ポイント(通常1ポイント+ボーナス2ポイント)が貯まります。

ただしこのボーナス分にはプログラム年度(毎年9月1日〜翌8月31日)あたり10,000ポイントという上限があり、50万円分の利用でボーナス分の上限に達する計算です。

公共料金や税金の支払いは還元率が半分になり、200円につき1ポイントになります。カード利用額を伸ばす目的で公共料金の支払いをまとめても、還元率の面ではあまり効果的ではありません。

またQUICPayや楽天Edyなどの電子マネーへのチャージは、ポイント加算の対象外です。

貯まったメンバーシップ・リワードのポイントに有効期限はなく、無料のオプションプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」も自動で付帯しています。

ANAのマイルに移行したい場合は、別途「メンバーシップ・リワードANAコース」(年間参加費5,500円)への登録が必要で、年間の移行上限は40,000ポイント(=40,000マイル)です。

楽天ブラックカードの楽天経済圏と楽天証券クレカ積立2%

楽天ブラックカードだからといって、楽天市場での還元率が跳ね上がるわけではありません。楽天市場でのスーパーポイントアッププログラム(SPU)の特典ポイントには月5,000ポイントという上限があり、この上限は楽天プレミアムカード・楽天ブラックカード・楽天ビジネスカードに共通する合算枠です。

楽天市場での買い物だけを見れば、楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードの間に差はありません。

楽天ブラックカードならではの実利は、楽天証券のクレカ積立にあります。投資信託の積立を楽天ブラックカードで決済すると、月10万円までの積立分について還元率が一律2%になります。

これは楽天カードの中でも楽天ブラックカードだけの還元率で、代行手数料の高低にかかわらず固定です。

積立額の上限まで使っている人ほど、この差が年間のポイント数に直接反映されます。

クレカ積立でどのカードを選ぶか迷っている場合は、クレカ積立におすすめのカードも判断材料になります。

コンシェルジュ・付帯保険・旅行サポートの違い

コンシェルジュ・海外旅行保険・手荷物宅配は、いずれも旅行や外食のサポート役になる特典です。付帯の有無だけでなく、付帯方式や条件まで見ておくと選びやすくなります。

コンシェルジュは楽天ブラックカードのみ付帯

24時間対応のコンシェルジュオペレーターのイメージ

楽天ブラックカードには、24時間365日対応のコンシェルジュサービスが付帯しています。対応してもらえる依頼は幅広く、たとえば次のようなものがあります。

  • レストランの紹介・予約
  • コンサートやスポーツ観戦などのチケット手配
  • 国内外のホテル・航空券の予約
  • ゴルフ場の空き状況確認

アメックスゴールドプリファードには、個人向けのコンシェルジュサービスは付帯していませんアメックスのコンシェルジュはアメックスプラチナ・センチュリオン限定の特典で、アメックスゴールドプリファードは対象外です。

代わりに用意されているのが前述のポケットコンシェルジュ ダイニングですが、これはレストラン予約に絞ったキャッシュバック特典で、旅行や買い物まで代行してもらえる汎用的なコンシェルジュとは性質が異なります。

急な会食のセッティングやホテル・航空券の手配まで丸ごと任せたい場合は、コンシェルジュが付帯する楽天ブラックカードの方が使い勝手の良い場面が多くなります。

海外旅行保険は自動付帯と利用付帯で違う

海外旅行傷害保険は、付帯方式に違いがあります。

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項目アメックスゴールドプリファード楽天ブラックカード
付帯方式利用付帯
(旅行代金をカードで決済することが条件)
自動付帯
(カードを保有しているだけで適用)
死亡・後遺障害の補償額本会員 最高1億円/
家族カード会員 最高5,000万円
最高1億円

楽天ブラックカードは持っているだけで補償が適用される自動付帯であるのに対し、アメックスゴールドプリファードは旅行代金をカードで支払っていることが適用条件です。

旅行の予約時にどちらのカードで決済したかによって保険が適用されるかどうかが変わるため、アメックスゴールドプリファードで海外旅行保険を使うつもりであれば、航空券やツアー代金の決済方法を意識しておく必要があります。

手荷物宅配は両方に付帯

空港での手荷物宅配サービスは、両カードに付帯しています。

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項目アメックスゴールドプリファード楽天ブラックカード
対象空港羽田(第2・第3ターミナル)
/成田/関西/中部
成田/羽田(国際線)/関西/中部
利用回数出国・帰国とも利用可(往復対応)年2回まで
荷物の個数1個クーポン1枚につき1個

アメックスゴールドプリファードは家族カード会員も対象で、出国・帰国それぞれのタイミングで1個ずつ利用できます。楽天ブラックカードは年間2回までという回数制限がありますが、対象空港はほぼ共通しており、どちらのカードでも主要な国際空港での手荷物の負担を減らせる特典として使えます。

アメックスゴールドプリファードの手荷物宅配サービスについては、アメックスの手荷物無料宅配サービスで対象カードや注意点を詳しく解説しています。

年会費の元を取れるのはどちらか(損益分岐の考え方)

ここまで見てきた特典を踏まえて、年会費の元をどう取るかを整理します。

回収の「型」がアメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードでは大きく違います。

楽天ブラックカードとアメックスゴールドプリファードの年会費回収の型を比較した図解

楽天ブラックカードは楽天証券クレカ積立と最高級宿クーポンで回収する

楽天ブラックカードで年会費33,000円を機械的に埋められる最大のレバーは、前述の楽天証券クレカ積立の還元率2%です。月5万円を積み立てると年間12,000ポイント、上限の月10万円をフルに積み立てると年間24,000ポイントが、旅行や外食の頻度に関わらず数字として確定します。

ただしこれはあくまで自分で積立額を設定した場合の話で、楽天証券で積立投資をしていなければこのレバーはそのまま使えません。

月10万円をフルに積み立てても24,000円分では年会費33,000円には届きませんが、楽天トラベル最高級宿クーポン(33,000円OFF)を組み合わせれば、年会費相当の割引を1回の予約でまとめて受け取れる計算になります。

積立とクーポンのどちらも、旅行や外食の頻度に左右されない点が楽天ブラックカードの回収の特徴です。

アメックスゴールドプリファードはフリー・ステイ・ギフトで回収する

アメックスゴールドプリファードで年会費39,600円を回収する軸になるのは、前述のフリーステイギフトです。年間のカード利用額が200万円(税込、本会員と家族カードの合算)に達すると、対象ホテルで1泊2名分の宿泊が無料になり、その市場価値は5〜7万円相当とされています。

これに毎年1万円分のトラベルクレジットも加わるため、条件を満たす年は年会費を大きく上回る価値を受け取れる計算です。

200万円という金額は月換算で約16.7万円のペースです。事業の経費や家族の支出をカードに集約していけば無理なく届く水準ですが、届かない年はフリーステイギフトそのものが発生しないため、ゴールド・ダイニング by 招待日和やメンバーシップ・リワードの還元だけで年会費分を積み上げるのは簡単ではありません。

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカード、利用スタイル別にどちらを選ぶべきか

これまでのカテゴリー別の違いを踏まえると、向いているカードは利用スタイルによってはっきり分かれます。

楽天経済圏と楽天証券を使い込むなら楽天ブラックカード

楽天ブラックカードが向いているのは、楽天証券のクレカ積立を月10万円に近い水準で続けていて、家族の分も含めてプライオリティ・パスや国内空港ラウンジを使う機会が多い人です。年間500万円という申込条件も、楽天経済圏をメインの決済先にしている人であれば、日々の買い物・投資・家族カードの利用を合算する中で自然に届く水準になります。

今すぐ申し込める楽天プレミアムカードを起点に、12ヶ月以上の保有と500万円の利用実績を積み上げていくのが、楽天ブラックカードを目指す現実的な道筋です。

楽天ブラックカード

▶楽天ブラックは以下の2点が申し込み条件となります。

  • 楽天プレミアムカードを12ヵ月以上保有し続けていること
  • 所定の12ヵ月間でカード利用金額が500万円以上であること

上記を満たしていない場合、まずは楽天プレミアムで実績を積むことが楽天ブラックへの道のりとなります。

体験特典とステータスを今すぐ手にするならアメックスゴールドプリファード

アメックスゴールドプリファードが向いているのは、年間200万円前後をカードに集約でき、年に1〜2回は少し良いホテルや外食を楽しみたい人です。楽天ブラックカードのような申込条件はなく、20歳以上であれば今すぐ申し込めるため、実績を積む期間を待たずに体験特典とメタルカードのステータスを手にできます。

アメックスゴールドプリファード

2枚持ちという選択肢

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードを両方持つと、年会費の合計は72,600円になります。

楽天経済圏の実利とアメックスの体験特典を両取りしたい場合を除けば、多くの人にとってはどちらか一方の設計思想に自分の使い方を合わせる方が合理的です。

2枚持ちが意味を持つとすれば、楽天証券の積立とプライオリティ・パスを高頻度で使い込みながら、フリーステイギフトやゴールド・ダイニング by 招待日和のような体験特典も取りに行きたいという、両方のニーズを併せ持つ人に限られます。

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードの比較に関するFAQ

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカード、結局どちらがおすすめですか?

優劣ではなく設計思想の違いで選ぶのがポイントです。年会費差はわずか6,600円ですが、アメックスゴールドプリファードは体験特典で、楽天ブラックカードは楽天経済圏の実利で年会費に応える設計になっています。自分がどちらの回収の仕方に価値を感じるかで選ぶとよいでしょう。

楽天ブラックカードは公式サイトから直接申し込めますか?

直接の新規申し込みはできません。楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有し、直近12ヶ月の利用額合計が500万円以上になった会員にだけ、年4回のタイミングで案内が届く仕組みです。まずは楽天プレミアムカードから実績を積む必要があります。

楽天ブラックカードのプライオリティ・パスでレストランは使えますか?

使えません。2025年1月2日以降、楽天カードのプライオリティ・パスは国内外ともにラウンジのみが対象になり、レストランやリフレッシュ施設は利用できなくなりました。ただし楽天ブラックカードの回数無制限という特典自体は維持されています。

楽天ブラックカードだと楽天市場の還元率は上がりますか?

上がりません。楽天市場のSPU特典ポイントには月5,000ポイントという上限があり、この上限は楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードで共通です。市場での買い物だけを見れば、両カードに還元率の差はありません。

アメックスゴールドプリファードのローズゴールドは特典が違いますか?

特典・サービス内容はゴールドとローズゴールドで共通です。2025年7月24日から2色展開になり、色は好みで選べます。どちらを選んでも受けられる特典に差はありません。

まとめ

アメックスゴールドプリファードと楽天ブラックカードは、年会費こそ6,600円しか変わりませんが、年会費への向き合い方がまったく異なる2枚です。

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比較軸アメックスゴールドプリファード楽天ブラックカード
申込20歳以上ならすぐ申し込める楽天プレミアムを12ヶ月保有
+直近12ヶ月500万円利用が必要
年会費の回収軸フリーステイギフト・ゴールド・ダイニング by 招待日和など
体験特典
楽天証券クレカ積立2%・楽天トラベル最高級宿クーポンなど
数字の実利
プライオリティ・パス年2回無料・家族カードも別枠で年2回回数無制限・同伴者2名無料
(対象はラウンジのみ)
向いている人年200万円前後をカードに集約でき、
体験とステータスを今すぐ欲しい人
楽天経済圏・楽天証券を使い込み、
年500万円が自然に届く人

体験の質で年会費に納得したいならアメックスゴールドプリファード、楽天経済圏の実利を数字で積み上げたいなら楽天ブラックカードが向いています。

ただし楽天ブラックカードは今日申し込める性質のカードではないため、まずは自分の年間の決済額と楽天経済圏の使用頻度を振り返ってみると、どちらの型に近いか判断しやすくなります。

アメックスゴールドプリファード

楽天ブラックカード

▶楽天ブラックは以下の2点が申し込み条件となります。

  • 楽天プレミアムカードを12ヵ月以上保有し続けていること
  • 所定の12ヵ月間でカード利用金額が500万円以上であること

上記を満たしていない場合、まずは楽天プレミアムで実績を積むことが楽天ブラックへの道のりとなります。

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

にゃも社長

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カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

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