こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。
スワンナプーム国際空港にはプライオリティパス対応施設が国際線だけで14施設、国内線を含めると16施設もあります。
この記事では、実際にスワンナプームのラウンジを利用した経験も踏まえて、どこにどんなラウンジがあるか、設備やシャワーの有無、入室資格、同伴者を連れて入る場合の費用、PPをまだ持っていない方向けのカード選びの目安まで、ひとまとめに解説しています。
スワンナプーム空港でプライオリティパスが使えるラウンジ一覧

スワンナプーム国際空港(BKK)はプライオリティパス(PP)で使えるラウンジが充実していることで知られ、2026年5月時点でPP対応施設は計16施設あります。
国際線コンコースA・C・D・F・G、サテライトターミナル1(Satellite 1)、国内線コンコースにそれぞれ分散配置されており、ラウンジは「Miracle系」と「Coral系」の2系統が主力です。
ラウンジは制限エリア内・24時間営業
全国際線ラウンジはすべて出国審査後のエリアに位置しています。
そのため利用できるのはスワンナプーム国際空港からの出発前のみ。到着後にラウンジがあるエリアに行くことはできません。
24時間営業なので、早朝や深夜便の場合でも問題なく利用できるのがありがたいですね。
Miracle系ラウンジ

スワンナプーム国際空港のプライオリティパスラウンジでおすすめなのがMiracle系です。
国際線の各コンコースに広く分散しており、自分の搭乗ゲートに近い施設を選びやすいのが特徴です。
| コンコース | ラウンジ名 | シャワー | 場所・備考 |
|---|---|---|---|
| D | Miracle First Class Lounge(bkk10) | あり | 3F・ゲートD6向かい |
| D | Miracle Business Class Lounge | あり | 3F |
| A | Miracle First Class Lounge(2施設) | あり | — |
| C | Miracle First Class Lounge | なし | — |
| F | Miracle Business Class Lounge | なし | — |
| G | Miracle First Class Lounge(2施設) | なし | — |
| G | Miracle Business Class Lounge | あり | — |
| Satellite 1 | Miracle First/Business Class Lounge | 未確認 | シャトル移動要 |
コンコースDのMiracle First Class Lounge(bkk10)は、5,000件超のレビューで評価4.4と、スワンナプームのPPラウンジの中でも屈指の人気を誇ります。
保安検査場(4F)を抜けた場所から最も近い場所(3F)にあるので、自分の搭乗ゲートがどこであれ、ほとんど遠回りせずに寄ることができます。まずはコンコースDのMiracle Loungeを第一候補に行ってみるのがおすすめです。
座席クラスに関係なく利用できる
ひとつ補足しておきたいのが、ラウンジ名についてです。
「First Class Lounge」「Business Class Lounge」という名前が付いていますが、これは施設のグレードを表す名前であって、ファーストクラスやビジネスクラスの搭乗券がないと入れないという意味ではありません。
エコノミークラスの搭乗券でも、プライオリティパスを提示すれば問題なく利用できます。
また、用意されている食事やドリンクのラインナップも、ファーストとビジネスで大幅に変わるという印象はありませんでした。
食事はグリーンカレーやトムヤムクンといった現地メニューに加えて、パンやケーキ、デザート、フルーツも揃っており、ドリンクもソフトドリンクやコーヒーだけでなく、ビールが追加料金なしでいただけます。
プライオリティパス公式サイトのレビューどおり、かなり満足度の高い内容でした。
Coral系ラウンジ

Coral系ラウンジはMiracle系よりも落ち着いた雰囲気で過ごせるのが特徴です。ただし、2つ注意点があるため事前に把握しておきましょう。
| コンコース | ラウンジ名 | シャワー | 注意点 |
|---|---|---|---|
| D | The Coral Finest Business Class Lounge(bkk20) | あり | 最長2時間30分・ドレスコードあり |
| C | The Coral Finest Business Class Lounge(bkk23) | なし | 最長2時間・ドレスコードあり |
| C | The Coral Finest Business Class Lounge Cocoon(bkk25) | あり | 最長2時間・ドレスコードあり |
ドレスコード
1点目はドレスコードです。実際にはそれほど厳しい印象は受けませんでしたが、スマートカジュアルが求められるため、ビーチサンダルやタンクトップなど、極端にカジュアルな服装は避けた方が無難です。
滞在時間
2点目は滞在時間の制限です。コンコースDのコーラルラウンジは最長2時間30分、コンコースCは最長2時間の時間制限が設けられています。
別のプライオリティパスラウンジをハシゴすることはできますが、6時間以内に同じラウンジに再入場することはできないので注意してください。
注意が必要なラウンジ:最近PPが使えなくなったケース
スワンナプームには、以前はプライオリティパスで入室できていた航空会社ラウンジが、2025年4月1日以降、対象外となっています。
- ターキッシュエアラインズ ラウンジ
- Air France–KLM SkyLounge
- オマーン航空 First & Business Class Lounge
過去に利用経験のある方は要注意です。これらのラウンジは現在PPでは入室できないため、スワンナプームでPPを使う際はMiracle系またはCoral系のラウンジを目指してください。
スワンナプーム国際空港のラウンジ選びで押さえる2つのポイント
どのラウンジも食事やドリンクのラインナップが充実していますが、ラウンジ利用の際に注意したいことが2つあります。
搭乗ゲートまでの距離に注意

意外と見落としがちなのが、ラウンジから搭乗ゲートまでの移動時間です。
スワンナプーム国際空港から日本へ向かう便はサテライトターミナル(Sゲート)からの出発になることが多く、ここは保安検査場のあるメインターミナルからかなり離れています。
階段を下りて搭乗券を提示し、シャトル電車で移動、そしてさらに歩く、という流れで、移動だけで15〜20分は見ておきたい場所です。
おすすめは、いきなり自分の搭乗ゲートまで行くのではなく、保安検査場を抜けてすぐのコンコースD周辺のラウンジが空いているかをまず確認する方法です。
空いていればそこで休み、搭乗時刻の30分前にはラウンジを出てゲートへ向かうと、慌てずに済みます。コンコースには複数のラウンジがあるので、ひとつが混んでいても近くの別の施設に切り替えられます。
シャワーの利用について
夏季(5〜9月)のバンコクは高温多湿です。それもあってか、スワンナプーム国際空港のほとんどのプライオリティラウンジにシャワーが設置されているのでかなり重宝します。
特に、一日歩き回ったあとの夜便・深夜便の場合、リフレッシュしてから飛行機に乗れるかどうかで快適さがかなり変わりますよね。
シャワーの使い方にも触れておきます。
私が利用したMiracleラウンジでは、シャワー予約は不要(不可)で、空いていれば自由に使える方式でした。男女別に分かれており、それぞれシャワールームが2つずつ。
食事をしながら10〜15分ほど待って様子を見にいくと、ちょうど空いていて問題なく使えました。ただ、1人10~15分かかると考えると、混雑時は自分の番が来る前にフライトの時間が来てしまうかもしれないので、シャワーを浴びたい場合は最優先で見に行くと良いでしょう。
ちなみに室内はとても清潔で、ドライヤーとバスタオルも用意されていました。

プライオリティパスでスワンナプームのラウンジに入る手順
「受付で何を出せばいいかわからない」「英語での対応が不安」という声はよく聞かれます。スワンナプームのPPラウンジは、必要なものを手元に揃えていれば受付はすぐに終わります。
受付で用意するもの・手順
受付に提示するものは、基本的に次の2点だけです。
- 搭乗券(ボーディングパスまたはアプリ上のQRコード)
- プライオリティパス(アプリのデジタル会員証・物理カードのどちらでも可)
プライオリティパスは、スマホアプリのデジタル会員証でも、従来の物理カードでも、どちらでも利用できます。アプリを使う場合は、事前にインストールして会員証が表示できる状態にしておくと受付がスムーズです。
受付では「Priority Pass」と伝えながら搭乗券とプライオリティパスを提示するだけで入室手続きが完了します。英語でのやりとりが苦手な方でも、この2点を差し出せばスタッフが手続きを進めてくれます。
同伴者を連れて入る場合の条件と費用
同伴者をラウンジに連れて入れるかどうか、費用がかかるかどうかは、保有するカードの条件によって異なります。旅行前に確認しておくと、当日に慌てなくて済みます。
| カード | 同伴者の料金条件 |
|---|---|
| アメックスプラチナ | 1名まで無料 2名目以降は1名につき35米ドル |
| セゾンプラチナアメックス | 1名につき35米ドル |
| セゾンプラチナビジネス | 1名につき35米ドル |
同伴者の費用は、PP会員が登録したカードにまとめて請求されます。
同伴者自身が支払う必要はありませんが、会員のカードに35米ドルが追加課金されます。同伴者費用について知らずに当日困るケースがあるという声は少なくありません。旅行前に自分のカードの同伴者条件を確認しておくと、当日に慌てずに済みます。
アメックスのプライオリティパス付帯条件の詳細については、アメックスのプライオリティパス特典を詳しく解説した記事もご覧ください。

プライオリティパスをまだ持っていない方へ
スワンナプーム国際空港でプライオリティパスラウンジを利用するなら、プライオリティパスが付帯するクレジットカードがおすすめです。
プライオリティパスは直接加入もできますが、クレジットカードに特典として付帯するもののほうがコスパが良いです。
年間訪タイ頻度別:どのカードが損益分岐点を超えるか
PP付きカードを選ぶ際の基本の考え方は、ラウンジ1回分の価値(35米ドル≒5,000円)で年会費を割った回数以上利用できるかどうかです。この「35米ドル」はPP直接加入時の超過利用料と同じ金額で、PP特典1回あたりの目安になります。
年間の訪タイ頻度と同伴者ニーズから候補が絞れます。
年数回程度の訪タイなら
年2〜3回程度のタイ旅行であれば、PP以外の特典(旅行保険・ポイント還元・コンシェルジュなど)が充実していて年会費が抑えられるカードが選びやすい構成です。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは無制限でPPが使えるカードの中では年会費が比較的手頃な水準にあり、PP特典単体でも使いやすい設定です。

年4回以上・同伴者が多い場合は
年4回以上ラウンジを利用する場合や、同伴者と一緒に使う機会が多い場合は、同伴者1名が無料になるカードを選ぶと費用対効果が上がります。アメックスプラチナ・カードは同伴者1名まで無料でPP無制限が使えるため、2名での旅行が多い方にとっては実質のコスト削減幅が大きくなります。

各カードの詳しい年会費・付帯特典・PP条件の比較は、プライオリティパスが付くカードのおすすめ比較記事もあわせてご覧ください。
スワンナプーム空港のプライオリティパスラウンジに関するFAQ
- スワンナプーム空港でプライオリティパスが使えるラウンジはいくつありますか?
-
2026年5月時点で国際線14施設・国内線2施設の計16施設です。Miracle系とCoral系の2系統が主力で、国際線コンコースA・C・D・F・G、Satellite 1に分散しています。24時間営業のため深夜便・早朝便でも利用できます。
- 「First Class Lounge」と名前が付いていますが、エコノミーでも入れますか?
-
入れます。「First Class Lounge」「Business Class Lounge」はラウンジの名前(グレード)であって、その搭乗クラスでないと使えないという意味ではありません。エコノミークラスの搭乗券でも、プライオリティパスを提示すれば問題なく利用できます。
- 受付で用意するものを教えてください
-
搭乗券(QRコード可)とプライオリティパスの2点です。プライオリティパスはアプリのデジタル会員証でも物理カードでもかまいません。受付でこの2点を提示すれば手続きが数十秒で完了します。英語が苦手でも2点を差し出せばスタッフが進めてくれるため、特別な英語フレーズは不要です。
- シャワーが使えるラウンジはどれですか?予約は必要ですか?
-
コンコースDのMiracle First Class Lounge(ゲートD6向かい・3F)とCoral Finest Business Class Lounge(ゲートD1・3F)がシャワー付きで立地も便利です。コンコースAのMiracle Loungeにもシャワーがあります。予約は不要で、空いていれば使える方式です。男女別で数が限られるため、混雑時は少し待つこともあります。
- 同伴者と一緒に入れますか?費用はかかりますか?
-
入れますが費用はカードによって異なります。アメックスプラチナ・カードは1名まで無料で2名目以降は35米ドル、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードおよびセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは1名につき35米ドルです。費用はPP会員のカードに請求されます。
- Coralラウンジを利用する際に気をつけることはありますか?
-
2点あります。①ドレスコード(スマートカジュアル)が必要で、ビーチサンダルや過度にカジュアルな服装では断られる場合があります。②最長2時間30分の滞在制限があります。長時間の待機が見込まれる場合はMiracle Loungeを選ぶのが安心です。
まとめ
スワンナプーム空港のPP対応ラウンジは16施設ありますが、選び方は「自分の搭乗コンコース」と「シャワーの有無」の2軸に絞ると、自分に合う1〜2施設はすぐに決まります。
コンコースDはシャワー付き・高評価の施設が集中しており、日本発着のタイ旅行者にとって実質的な第一候補です。ゲートD6向かいのMiracle First Class Lounge(評価4.4)とゲートD1のCoral Finest Business Class Lounge(評価4.5)がとくに使いやすい立地にあります。日本行きの便はサテライトターミナルからの出発が多く搭乗ゲートが遠いため、搭乗時刻の30分前にはラウンジを出るようにすると安心です。
入室は搭乗券とプライオリティパス(デジタル会員証・物理カードのどちらでも可)を提示するだけで完了します。シャワーは予約不要で空いていれば使えますが、数が限られるため混雑時は待つこともあります。Coralラウンジを選ぶ場合はドレスコード(スマートカジュアル)と2時間30分の滞在制限を事前に確認しておきましょう。
同伴者を連れて入る場合の費用はカードによって異なります。アメックスプラチナ・カードなら1名まで無料になるため、2名での旅行が多い場合は費用面のメリットが出やすくなります。
PPをまだ取得していない場合は、訪タイ頻度と同伴者ニーズを起点にカードを選ぶのがおすすめです。ラウンジ1回あたりの価値は35米ドル(約5,000円)が目安です。訪タイ年2〜3回なら年会費が手頃なセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード、年4回以上・2名旅行が多い場合は同伴者1名まで無料のアメックスプラチナ・カードが有力候補です。


詳しいカード比較はプライオリティパス付きカードのおすすめ比較記事もあわせてご覧ください。


この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

