プライオリティパスで同伴者や家族も無料でラウンジに入れるかどうか、よく誤解されているテーマです。結論から先に整理します。
- 同伴者には原則1人あたり35米ドルの料金がかかる—プラン・カードを問わずプライオリティパスの基本ルール
- 公式サイトから直接加入できるプランに、同伴者が無料になるものはない
- クレジットカード付帯のプライオリティパスなら同伴者無料のカードはあるが、年会費が10万円を超えるカード、または招待制のブラックカードに限られる
- 同伴者が18歳以上・学生でない家族なら、「同伴者無料カード」を持つより家族カードにもプライオリティパスが発行できるカードを選ぶ方がコスパが良いケースが多い
この記事では、上記のポイントを踏まえて、プライオリティパスの同伴者・家族の扱いを詳しく解説します。
プライオリティパスの同伴者は何人まで無料?
プライオリティパスの基本ルールでは、同伴者には1名あたり35米ドルの料金が発生します。
そもそもプライオリティパスとは、英国のコリンソングループが運営する独立した空港ラウンジアクセスプログラムです。世界150カ国以上・1,400ヵ所以上の空港ラウンジを、航空会社や搭乗クラスに関わらず利用できます。
このサービスには直接入会する方法と、クレジットカードの特典として会員資格が付帯する方法の2通りがあり、プラチナカード等の上位カードでは「カードを持つだけでプライオリティパスに無料で加入できる特典」として提供されています。
直接入会する場合、スタンダード・スタンダードプラス・プレステージの3種類のプランがあります。本人の利用回数や年会費はプランによって異なりますが、同伴者には1名あたり35米ドルという点はどのプランでも共通です。
| プラン | 年会費 | 本人の利用 | 同伴者料金 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 99米ドル | 毎回35米ドル(本人も有料) | 35米ドル/人 |
| スタンダードプラス | 329米ドル | 年10回まで無料、超過は35米ドル | 35米ドル/人 |
| プレステージ | 469米ドル | 無制限・無料 | 35米ドル/人 |
プレステージプランでも本人は無制限・無料ですが、同伴者は有料です。上位プランに入れば同伴者も無料になるということはありません。
クレジットカードの特典としてプライオリティパスが付帯する場合も、多くはプレステージ相当のプランが提供されますが、同伴者の扱いはカード会社の設定によります。
プライオリティパスで家族や同伴者も無料で使えるのはどんな場合?
家族をプライオリティパスのラウンジで無料・低コストで利用させるには、主に2つの方法があります。
家族カードにも個別のプライオリティパスを発行できる場合がある
カードによっては、家族カード会員にも個別のプライオリティパスを発行できるものがあります。この場合、家族カード会員は「本人」として無料でラウンジを利用でき、同伴者扱いになりません。
家族カード会員が個別のプライオリティパスを持てる場合、35米ドルを支払わずにそれぞれ独立して利用できます。ただし、プライオリティパスが付帯するすべてのクレジットカードで家族カードへのプライオリティパス発行に対応しているわけではないため、申し込み前に確認が必要です。
同伴者無料特典のあるクレジットカードを選ぶ
直接加入で選べるプライオリティパスはどのプランでも同伴者は有料ですが、クレジットカード会社が独自の特典として「同伴者1名まで無料」という条件を設けているカードがあります。
たとえばアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでは、プレステージ相当(回数制限なし)のプライオリティパスが付帯し、さらに同伴者1名まで無料という特典があります。
夫婦2人でラウンジに入る場合でも追加料金がかかりません。ただし、2人目以降の同伴者は35米ドル/人となります。
このような同伴者無料の特典は、プライオリティパス自体の仕組みではなく、カード会社がカード特典として独自に追加したものです。カードによって有無が異なるため、自分のカードの条件を確認しておくことが重要です。
アメックスプラチナのプライオリティパス条件(回数・同伴者・家族カードの設定)はアメックスのプライオリティパス詳細解説でまとめています。

同伴者として連れて行く場合は35米ドルかかる
上記のいずれにも当てはまらない場合、家族を同伴者として連れていくと1名あたり35米ドルが後日カードに請求されます。子どもを連れている場合も、同伴者扱いになれば同様に35米ドルが発生します。

子どもをプライオリティパスのラウンジに連れて行く場合
プライオリティパスのラウンジにおける子どもの扱いは、ラウンジごとに異なります。プライオリティパス全体として統一されたルールはなく、各ラウンジの規定によります。
一部のラウンジでは年齢の低い子どもに無料ポリシーを設けているケースもありますが、子ども扱いの年齢基準もラウンジによって異なります。
海外旅行でプライオリティパスのラウンジを利用する場合は、事前にプライオリティパスの公式アプリやウェブサイトでそのラウンジの子ども料金や年齢条件を確認しておくことをおすすめします。
プライオリティパスとカードラウンジは別サービス
「空港ラウンジ」と一口に言っても、プライオリティパスで入るラウンジとカード直接提示で入るカードラウンジは異なるサービスです。
| 比較項目 | カードラウンジ(カード直接提示) | プライオリティパスラウンジ |
|---|---|---|
| 対象空港 | 国内主要空港中心 | 世界1,400ヵ所以上 |
| 利用方法 | カード現物+搭乗券提示 | PPカード(デジタル含む)+搭乗券提示 |
| 同伴者料金 | カードにより1名無料〜有料 | 原則35米ドル/人(一部カードは1名無料) |
| ラウンジ数(国内) | 国内主要空港のほとんどをカバー | 国内はPP提携ラウンジのみ(カードラウンジより少ない) |
国内旅行ではカードラウンジを直接提示で利用し、海外旅行でプライオリティパスを使うという使い分けが一般的です。
同伴者1名が無料のカードラウンジを使った場合でも、プライオリティパス経由では別途料金が発生する場合があります。国内で使うときと海外で使うときの条件の違いを把握しておくと、家族旅行でのラウンジ活用がよりスムーズになります。
カードラウンジで同伴者や家族を連れて行く場合のルールは、プライオリティパスとは独立して設定されています。詳しくはこちらの記事で解説しています。


プライオリティパスで家族旅行をお得にするポイント
プライオリティパスを家族で活用するためのポイントを整理します。
① 家族カードにもプライオリティパスを個別発行できるか確認する
カードによっては家族カード会員にも個別発行できます。この場合、家族は同伴者扱いではなく、プライオリティパス会員扱いなので追加料金を支払わずに済みます。
② 同伴者無料特典のあるカードを選ぶ
アメックスプラチナの家族カードのように同伴者1名まで無料という特典があるカードなら、家族に限らず誰とでも無料でプライオリティラウンジを利用できます。
③ 旅行頻度と年会費のバランスを考える
プライオリティパス付きカードは年会費が高い傾向があります。
海外旅行が年に数回程度であれば、同伴者に関してはその都度35米ドルを払う方がコスト的に合理的なケースもあります。旅行頻度に合わせて判断しましょう。
プライオリティパス施設を利用するには、プライオリティパス会員になっているか、プライオリティパス会員の同伴者である櫃よがあります。
グループ内に一人もプライオリティパス会員がいない場合は、その場で料金を払っても利用することはできません。
プライオリティパスをめぐる各カードの条件変更についてはプライオリティパスが次々と改悪!いま選ぶべきクレジットカードは?もあわせて確認しておくといいでしょう。

プライオリティパスの同伴者・家族利用に関するFAQ
- プライオリティパスは家族を無料で連れて行けますか?
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原則として家族(同伴者)には1名あたり35米ドルの料金が発生します。ただし、カードによっては家族カード会員にも個別のプライオリティパスを発行できるものがあり、その場合は家族も同伴者扱いにならず無料で利用できます。
- 同伴者が無料になるカードはありますか?
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アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでは同伴者1名まで無料という特典があります。夫婦2人でプライオリティパスのラウンジを利用する際も配偶者分の追加料金がかかりません。それ以外の多くのカードでは同伴者は35米ドルの有料となります。
- 家族カードにもプライオリティパスを発行できるカードはどれですか?
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アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードやアメックスゴールドプリファードの家族カードでは、家族カード会員にも個別のプライオリティパスを発行できます。家族カード会員が独自のカードを持つことで、同伴者扱いにならず35米ドルを支払わずに利用できます。
- 子どもはプライオリティパスのラウンジに無料で入れますか?
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子どもの扱いはラウンジごとに異なります。プライオリティパス全体での統一ルールはなく、一部のラウンジでは年齢の低い子どもを無料とするポリシーを設けているケースもあります。利用前にプライオリティパスの公式アプリやウェブサイトで各ラウンジの子ども料金を確認することをおすすめします。
- カードラウンジとプライオリティパスのラウンジでは同伴者条件が違うのですか?
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はい、異なります。カードラウンジはカードによって同伴者1名まで無料の特典があるものがあります。一方、プライオリティパスのラウンジは原則として同伴者1名あたり35米ドルが発生します(アメックスプラチナ等の一部カードは1名無料)。国内のカードラウンジと海外のプライオリティパスラウンジで条件が異なる点を混同しないよう注意が必要です。
まとめ:プライオリティパスの同伴者は原則有料、家族カード発行がカギ
プライオリティパスの基本ルールでは、同伴者には35米ドルの料金が発生します。家族全員が自動的に無料になるわけではありません。
家族で無料・低コストで利用するための方法をまとめます。
- 家族カードにもプライオリティパスを個別発行できるカードを選ぶ(家族カードは同伴者扱いにならない)
- 同伴者1名まで無料という特典のあるカードを選ぶ(アメックスプラチナ等)
- カードラウンジとプライオリティパスラウンジは別サービスで同伴者条件が異なる点を把握しておく
- 子どもの扱いはラウンジごとに異なるため、利用前に確認する
海外旅行でプライオリティパスをフル活用したい場合は、家族カードへの個別発行条件と同伴者無料の範囲を事前に確認したうえでカードを選ぶと、余計なコストをかけずに快適な旅を楽しめます。




