こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。
ANAアメックスゴールドを検討しているが、そこまでANAマイルに特化させずアメックスゴールドプリファードの方が無難かもしれない。
そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ですが、選び方そのものはとてもシンプルです。『ANAに年何回乗るか』。
ここがはっきりすれば、答えは自然と決まります。
| こんな人におすすめ | 決め手 | |
|---|---|---|
ANAアメックスゴールド![]() | ・ANAに年6回以上乗る ・利用する航空会社を自分で選べる ・積極的にANAに乗りたい | ・航空券3%還元 ・マイル移行上限なし ・フライトボーナス25% |
アメックスゴールドプリファード![]() | ・航空会社にそれほどこだわりはない ・外食や旅行も楽しみたい | ・コース料理が1名分無料になるダイニング特典 ・フリー・ステイ・ギフト ・家族カード2枚無料 |
この記事では、2枚が根本から別物である理由から、ANAをよく乗る人・乗らない人それぞれの損得まで順に整理します。読み終えるころには、自分がどちらを選ぶべきかがはっきりしているはずです。
ANAアメックスゴールドとアメックスゴールドプリファードの設計の違い
カード名から、なんとなく2枚の方向性はイメージしやすいと思います。
ひとことで言うと、ANAアメックスゴールドはANAのマイルを効率よく貯めるための提携カード。
アメックスゴールドプリファードは、旅行も外食も日常もまとめて引き上げる、アメックス自社のオールラウンドなゴールドカードです。
そして2枚を分ける最大のポイントは、貯めたポイントをどうマイルに換えるかという設計の違いにあります。ここを最初に整理しておくと、後の比較がぐっと分かりやすくなります。
ANAアメックスゴールドは「ANA専用のマイル積算カード」
ANAアメックスゴールドはANAとアメックスの提携カードで、貯まるのはメンバーシップ・リワードのポイントです。100円につき1ポイントが貯まり、1,000ポイントを1,000マイルのレートでANAマイルに移行できます。
特徴は、マイルへの移行コースが年会費に含まれている点です。そのためポイントが実質無期限になり、移行できるマイル数にも上限がありません。好きなタイミングでまとめてANAマイルに換えられます。
ただし移行先はANAマイル専用です。JALなど他社のマイルには交換できないため、「貯めるマイルはANAに絞る」と決めている人向けの設計といえます。
アメックスゴールドプリファードは「旅行・外食・日常をトータルで支える万能型カード」
アメックスゴールドプリファードはアメックスが自社で発行するプロパーカードで、メタル素材のゴールドカードです。メンバーシップ・リワード・プラスが無料で自動付帯し、移行先の航空会社は13社にのぼります。マイルを1社に絞らず、使い道を後から選びたい人に向いています。
注意したいのは、同じアメックスのポイントでも、ANAマイルに移すときだけは条件が変わる点です。ANAマイルへの移行には別途「メンバーシップ・リワード ANAコース」への参加(年5,500円)が必要で、移せるのは年40,000マイルまでという上限があります。
つまりANAマイルを一本で貯めるならANAアメックスゴールドが素直で、マイルを複数社に振り分けたいならアメックスゴールドプリファードという分かれ方になります。
2枚のスペックを一覧で確認
まずは全体像をつかむために、基本スペックを並べてみます。
| ANAアメックスゴールド | アメックスゴールドプリファード | |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 34,100円 | 39,600円 |
| 家族カード | 1枚 17,050円 | 2枚まで無料 |
| カード素材 | プラスチック | メタル |
| ポイント還元 | 100円=1ポイント | 100円=1ポイント(対象加盟店は3ポイント) |
| マイル移行 | ANAマイル専用・移行コース年会費込み・上限なし | 13社/ANAは別途年5,500円・年4万マイル上限 |
| ANA関連特典 | ANA航空券は100円=3マイル相当 フライトボーナス25% ANAの優先チェックイン など | ー |
| 継続特典 | 継続ボーナス2,000マイル 年300万円の利用でANA SKY コイン10,000コイン など | フリー・ステイ・ギフト(年200万円の利用で国内ホテル1泊2名分が無料) トラベルクレジット10,000円分 など |
| ダイニング特典 | ANAグルメマイル(対象店で最大100円=2マイル) ゴールド・ワインクラブ など | ゴールド・ダイニング by 招待日和 ポケットコンシェルジュ スターバックス カード入金20%キャッシュバック など |
| ホテル・宿泊特典 | 一休.com・Expedia などの宿泊予約優待 | ザ・ホテル・コレクション(2連泊以上で100米ドル相当オフ) Seibu Prince Global Rewards ゴールドメンバー 一休.com・Expedia などの宿泊予約優待 |
| 空港・ラウンジ特典 | プライオリティパス年2回無料 国内主要空港のカードラウンジ(同伴者1名無料) 手荷物無料宅配 など | プライオリティパス年2回無料 国内主要空港のカードラウンジ(同伴者1名無料) 手荷物無料宅配 など |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円(利用付帯) | 最高1億円(利用付帯) |
※2026年7月時点。特典は各カードに付帯するもののうち代表的なものを抜粋しています。
こうして並べると、年会費や空港まわりの「土台」は近い一方で、マイルの貯め方と継続特典の中身で性格がはっきり分かれることが見えてきます。次の章から、その違いがどんな人に効いてくるのかを順番に見ていきます。
ANAに年6回以上乗るならANAアメックスゴールドが有利

結論から言うと、ANA便にそれなりの頻度で乗り、ANAの航空券を自分のカードで買う人なら、マイルの貯まり方はANAアメックスゴールドが一段上です。理由は、航空券購入時の3%還元と、搭乗ごとに上乗せされるフライトボーナスマイルにあります。
ANA航空券は100円につき3マイル相当が貯まる(3つの積算)
ANAアメックスゴールドでANAの航空券を買うと、3種類の積算が同時に効いて、合計で100円につき3マイル相当が貯まります。内訳は次のとおりです。

- 通常のメンバーシップ・リワード:1%
- ANAグループ利用によるボーナスポイント:1%
- ANAカードマイルプラス(航空券は100円=1マイル):1%
ANA VISA/JCBワイドゴールドの航空券還元が2.0%にとどまるのに対して、ANAアメックスゴールドはもう一段上の3.0%が乗ります。年に何十万円もANA航空券を買う人ほど、この差は効いてきます。
フライトボーナスが一般的なANAカードの2.5倍
ANAカードには、搭乗するたびに区間基本マイレージへ一定割合が上乗せされるフライトボーナスマイルがあります。ANAアメックスゴールドはこの上乗せが25%です。
ANA一般カードの10%と比べると2.5倍にあたり、乗る回数が多いほど積み上がっていきます。航空券購入時の3%還元とあわせて、「ANAに乗ること」そのものがマイルに直結する設計になっています。
SFC修行を見据えるならゴールドから始めるのが安心
将来スーパーフライヤーズカード(SFC)を持って上級会員ステータスを維持したいと考えているなら、どのANAカードで修行に入るかは早めに決めておきたいところです。
一般カードからSFCを作る場合は新規申し込み扱いになりますが、ゴールド以上を持っていれば、同じグレード・同じ国際ブランドのSFCへ切り替える形で発行できます。修行という大きな投資の直前で手続きにつまずきたくない人にとって、ゴールドを先に持っておく理由になります。
ここまでを踏まえると、ANAを年6回以上乗る、あるいはANA航空券を年に何十万円も買うという人なら、ANAアメックスゴールドを選ぶのが合理的です。ANAマイルの貯まり方という一点で、アメックスゴールドプリファードとはっきり差がつくからです。

ANAに全振りしないならアメックスゴールドプリファードがおすすめ
ANAに頻繁に乗らない多くの人にとって、選びやすいのはアメックスゴールドプリファードです。飛行機に乗る以外の部分でも年会費を回収できる特典が多く付帯しています。
ゴールド・ダイニング by 招待日和【2名以上のコース予約で1名分が無料】

ゴールド・ダイニング by 招待日和は、対象レストランで所定のコースを大人2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になる特典です。国内・シンガポールの約250店舗が対象で、利用回数の制限なく使えます(同じ店舗は同一優待期間に1回まで)。
2名で出かけて1名分のコースが無料になるため、記念日や接待など、少し改まった外食の機会が多い人ほど節約効果が出やすい特典です。
注意点として、この特典の対象は基本カード会員のみで、家族カードでは利用できません。予約はWebからのみで、電話予約は受け付けていない点もあわせて押さえておきましょう。
フリー・ステイ・ギフト for ゴールド・プリファード【国内ホテル1泊2名分が無料】

フリー・ステイ・ギフトは、国内の対象ホテルに1泊2名分(食事なしプラン)で無料宿泊できる継続特典です。マリオット系のウェスティンやシェラトン、プリンスホテル、オークラ・ニッコー、ハイアットなど、名前の通ったホテルが対象に含まれます。
1泊あたりおおむね5〜7万円相当(※)の宿泊が、年会費の中で実現できる計算です。
※2026年7月時点の目安・時期や予約状況で変動します
フリー・ステイ・ギフト for ゴールド・プリファードの獲得条件
アメックスゴールドプリファードのフリー・ステイ・ギフトは、カードを持っていれば無条件でもらえるものではありません。受け取れる条件は以下の通りです。
- カードを継続利用
- プログラム期間内に200万円以上の利用
①の条件が「カードの継続利用」なので、入会初年度はもらえないことに注意してください。
②の「プログラム期間」とは、カードの入会日または更新日からの1年間です。
年200万円は、月に直すと約16.7万円ペース。
非常に価値が高い特典なので、200万円以上の支出をこのカード1枚に集約できるかどうか。ここがアメックスゴールドプリファードを持つかどうかの判断基準と考えても良いくらいです。
スターバックスの入金が20%キャッシュバックになる

フリー・ステイ・ギフトのような大きな特典だけでなく、日常で使いやすい特典もそろっています。その代表が、スターバックス カードへのオンライン入金で20%がキャッシュバックされる特典です。年間で最大5,000円分まで戻ってきます。
ふだんからスターバックスを利用する人なら、意識しなくても年会費の一部を取り戻せる特典です。細かな条件や受け取り手順は専用記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
家族で持つならアメックスゴールドプリファードがコスパが高い
家族で持つことを考えると、コスト構造の差がはっきり出ます。
アメックスゴールドプリファードは家族カードが2枚まで無料で、家族カード会員もそれぞれプライオリティパスを年2回まで無料で使えます。一方、ANAアメックスゴールドの家族カードは1枚17,050円です。
本会員と家族カード1枚の合計年会費で比べると、次のように逆転します。

| ANAアメックスゴールド | アメックスゴールドプリファード | |
|---|---|---|
| 本会員年会費 | 34,100円 | 39,600円 |
| 家族カード1枚 | 17,050円 | 無料 |
| 合計(本会員+家族1枚) | 51,150円 | 39,600円 |
本会員だけならANAアメックスゴールドのほうが年会費が安いですが、家族カードを1枚足した時点でアメックスゴールドプリファードの方がトータルが安くなります。
ここまで読んで「これは自分向きだ」と感じた人は、アメックスゴールドプリファードを軸に検討を進めてよいでしょう。

プライオリティパスと空港ラウンジの仕様は2枚でほぼ同じ

旅行やフライトに関連する特典はどちらが優れているのか気になる人もいると思いますが、結論としては、空港まわりの快適さはほぼ同じです。
両カードに共通しているのは、次の点です。
- プライオリティパスが年2回まで無料(3回目以降は1回35米ドル、同伴者も35米ドル)
- 国内主要空港 + ダニエル・K・イノウエ国際空港のカードラウンジを同伴者1名まで無料で利用できる
- 海外旅行傷害保険が最高1億円・利用付帯
プライオリティパスはラウンジ施設のみ
ANAアメックスゴールドと、アメックスゴールドプリファード。
この2枚に付帯するプライオリティパス特典はどちらも、空港ラウンジのみ利用可能です。
レストランやスパなど、ラウンジ以外の施設は対象外な点にご注意ください。そのため、プライオリティパスが本領を発揮するのは海外旅行に行くときと考えておくと良いでしょう。

もし、国内線の利用がメインで、レストラン施設も使えるプライオリティパスが良いという方はこちらの記事もぜひご覧になってみてください。
自分はどちらを選ぶべきかチェックリストで判断
最後に、自分はどちらを選べばよいのかを、チェックリストの形で整理します。当てはまる項目が多いほうが、あなたに合う1枚です。
ANAアメックスゴールドが向いている人チェックリスト
- ANA便に年6回以上乗る、またはANA航空券を年に何十万円も買う
- 将来SFCを取得して上級会員ステータスを維持したい
- マイルはANA一本で、期限を気にせずじっくり貯めたい
- JALなど他社のマイルにはこだわらない
これらに多く当てはまるなら、ANAアメックスゴールドが素直な選択です。ANAマイルの貯まり方という一点で、はっきりと価値が出ます。

アメックスゴールドプリファードが向いている人チェックリスト
- 公私の支払いを集約すれば、年間200万円程度をこのカードで使える
- 外食や旅行、ホテル滞在といった体験にお金を使いたい
- 家族カードを使いたい(2枚まで無料)
- ANAに特段こだわりはなく、マイルは複数社に振り分けたい
これらに多く当てはまるなら、アメックスゴールドプリファードが向いています。ANAに乗らなくても、継続特典で年会費を回収しやすいのが理由です。

今回紹介した2枚で迷っているなら、まずはアメックスゴールドプリファードを使ってみるのがおすすめです。
ANAに乗る頻度がはっきり高い人だけ、ANAアメックスゴールドを選ぶ。
この基準で考えると、迷いは小さくなるはずです。
なお、年3回以上海外に渡航し、ホテル上級会員資格やコンシェルジュ、ファイン・ホテル・アンド・リゾートまでフル活用したいという人は、ゴールドの枠を超えてアメックスプラチナが選択肢に入ってきます。今回の2枚で物足りなさを感じる場合は、上位カードもあわせて検討してみるとよいでしょう。
アメックスプラチナ

| カード名称 | プラチナ・カード 通称:アメックスプラチナ |
|---|---|
| 年会費(税込) | 165,000円 |
| 家族カード(税込) | 4枚まで無料 |
| ポイント付与 | 通常利用:100円=1pt 加盟店利用:100円=3pt |
| 主要特典 | ファイン・ホテル・アンド・リゾート ホテルメンバーシップ プラチナ・コンシェルジュ・デスク 2 for 1 ダイニング by 招待日和(2026年9月30日をもって終了) グローバルダイニングキャッシュバック 空港手荷物無料宅配 |
| 継続特典 | プレミアム フリー・ステイ・ギフト エアライン・クレジット |
| 旅行傷害保険 | 海外:最高1億円(利用付帯) 国内:最高1億円(利用付帯) |
| 空港ラウンジ | センチュリオン・ラウンジ(同伴者の利用はラウンジにより異なる) プライオリティパス(同伴者1名も無料) 国内外提携空港ラウンジ(同伴者も1名無料) |
| ETCカード | 年会費:無料 発行手数料:無料 |
ANAアメックスゴールドとアメックスゴールドプリファードに関するFAQ
- ANAアメックスゴールドとアメックスゴールドプリファード、どちらを選べばいいですか?
-
ANAに年6回以上乗る、またはANA航空券を年に何十万円も買う人はANAアメックスゴールドが有利です。それ以外の多くの人は、外食や宿泊の継続特典で年会費を回収しやすいアメックスゴールドプリファードが選びやすい1枚です。
- 2枚の一番大きな違いは何ですか?
-
マイルの貯め方と継続特典の有無です。ANAアメックスゴールドはANA航空券の3%還元とANAマイルへの上限なし移行が強みです。アメックスゴールドプリファードの方は、ダイニング特典やホテル宿泊特典など、ANAに乗らなくても活用できる特典が充実しています。
- アメックスゴールドプリファードでANAマイルは貯められますか?
-
貯められますが、条件が付きます。ANAマイルへ移行するには別途「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年5,500円)への参加が必要で、移せるのは年40,000マイルまでです。ANAマイルを上限なく貯めたいなら、移行コースが年会費に含まれるANAアメックスゴールドが向いています。
- フリー・ステイ・ギフトは年会費を払えば必ずもらえますか?
-
いいえ、利用額の条件があります。カードを継続したうえで、プログラム期間内(入会/更新日から1年間)に200万円以上を利用するともらえる継続特典です。月約16.7万円ペースのため、公私の支払いを集約できる人向けです。一方、トラベルクレジットも同様に2年目から受け取れる継続特典ですが、こちらは利用額等の条件はありません。
- 家族カードを作るならどちらが得ですか?
-
アメックスゴールドプリファードです。家族カードが2枚まで無料で、家族会員もそれぞれプライオリティパスを年2回使えます。ANAアメックスゴールドは家族カード1枚17,050円のため、本会員+家族1枚の合計ではアメックスゴールドプリファードのほうが安くなります。
まとめ
ANAアメックスゴールドとアメックスゴールドプリファードは、名前こそ似ていますが、選ぶ基準は「ANAにどれだけ乗るか」のほぼ一点に絞れます。
ANAをよく乗るなら
ANA航空券の3%還元、上限なしのマイル移行、搭乗ごとのフライトボーナス25%が効くANAアメックスゴールドが合理的です。年6回以上の搭乗やSFC修行を見据えている人は、こちらが素直な選択になります。
また、アメックスゴールドプリファードには、ポイントをANAマイルに移行できるのが年間40,000マイルまでという上限があります。大量に貯めて国際線のビジネスクラスやファーストクラスを狙うのであれば、上限なしのANAカードが必要になります。
ANAはたまになら
ANAに乗る機会がそれほど多くない。飛行機利用は多くても、必ずしもANAを選べない。
そんな方にはアメックスゴールドプリファードがおすすめです。
活用できる特典の幅が広く、継続特典のフリー・ステイ・ギフトだけでも年会費をほぼ回収できてしまうので、「思ったほど活用できなかった」というリスクは低いです。

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

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