【初心者向け】プライオリティパスとは?空港での使い方やルール・サービスの実態を解説

こんにちは。株式会社NyamoWorld代表の大村です。

クレジットカードの特典欄や旅行サイトで プライオリティパス付帯 という言葉を目にし、何のことか気になって調べはじめた方も多いと思います。

簡単に言えば、プライオリティパスはおもに空港でラウンジなどの対象施設を利用できる会員サービスです。

飛行機をよく利用する人にとっては当たり前のものですが、一方で、空港にそういった施設があることを知らなかったとしてもめずらしいことではありません。

この記事では、プライオリティパスというサービスの正体・料金・使い方・最近のルール変更まで、初心者の方が知っておきたい全体像を一度にまとめます。

この記事のポイント

項目ポイント
サービス概要世界150ヵ国以上、1,400か所超の空港ラウンジ・関連施設が使える会員制サービス
直接加入の費用プレステージ会員で年469米ドル(約6〜7万円)
クレカ付帯の費用年会費3万円台のプラチナカードに付帯することが多い
元が取れる目安ラウンジ年6回利用=海外旅行3回が一つのライン
主な使い方アプリの会員証+当日の搭乗券を受付に提示するだけ
注意点カードによってレストラン・スパは対象外。同伴者は基本1人35米ドル

サービスの基礎知識から実際の使い方、いざ手にしたときにガッカリしないために知っておくべきことまで順に整理していくので、自分の旅行スタイルでどう活かせるかを考えながら読み進めてみてください。

目次

プライオリティパスとは?

プライオリティパスの物理カードとデジタル会員証

世界中の空港に設置されているラウンジ等が使える

プライオリティパスは、英国のコリンソングループが運営する世界最大の独立系空港ラウンジアクセスプログラムです。世界150ヵ国以上、1,400〜1,500か所以上の空港ラウンジや関連施設を、会員資格ひとつで利用できます。

クレジットカードの特典欄に「プライオリティパス付帯」と書かれているのを目にしたことがあるかもしれません。あれはこのサービスの会員資格が、カードの年会費の中に含まれているという意味です。

ラウンジで使えるサービスは施設によって違いますが、共通しているのは搭乗までの待ち時間を快適に過ごせる場所が世界中で確保できるという点です。

利用する航空会社・搭乗券のクラスは何でもOK

プライオリティパスは特定の航空会社が運営するものではなく、コリンソングループという第三者が独自に運営しています。そのため、利用する航空会社や搭乗クラスに関係なく、会員資格さえあれば誰でも対象施設を利用できます

エコノミークラスのチケットでも問題ありません。
プライオリティパスの会員証と当日の搭乗券さえ提示すれば、空港のラウンジに入れます。

空港内には特定の航空会社の上級会員でなければ利用できないラウンジや、ファーストクラス・ビジネスクラス専用のラウンジなどもありますが、プライオリティパスのラウンジそれとは異なります。

会員グレードは3種類

プライオリティパスに直接加入する場合の会員プランは3種類あります。

プライオリティパスに正規ルートで加入する場合の料金と条件
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プラン年会費1回あたり利用料
スタンダード99米ドル
約15,000円
毎回35米ドル
スタンダード・プラス329米ドル
約50,000円
年10回まで無料
11回目以降35米ドル/回
プレステージ469米ドル
約70,000円
回数無制限で無料

最上位のプレステージプランなら、会員本人は何回でも追加料金なしで利用できます。クレジットカードに付帯する場合は、このプレステージ相当の会員資格が提供されることが多いです。

プライオリティパスラウンジで受けられるサービス

プライオリティパスのラウンジでは、食事・ドリンク・Wi-Fi・電源、施設によってはシャワーやマッサージまで、追加料金なしで利用できることが多いです。

ラウンジ=軽食とソフトドリンク、というイメージを持っている方は多いかもしれませんが、海外のハブ空港のラウンジでは現地メニューやお酒まで楽しめる施設も少なくありません。

「搭乗までの待ち時間」が、旅程の中で楽しみな時間に変わる感覚に近いです。

食事の充実度はラウンジごとに大きく違う

提供される食事の中身は、ラウンジによってかなり差があります。サンドイッチやスナック中心の軽食ラウンジもあれば、温かい料理やデザートまでビュッフェ形式で並ぶ本格的なラウンジもあります。

たとえばタイのスワンナプーム空港にあるミラクル系のラウンジでは、グリーンカレーやトムヤムクンといった現地のメイン料理に加えて、パン・ケーキ・果物まで揃っていました。

ソフトドリンクとコーヒーだけでなくビールも追加料金なしで飲めて、「ラウンジ=軽食」のイメージとはかなり違います。1回の利用が約5,000円の価値があるとされる根拠は、こうした体験から実感として湧いてきます。

しかし残念なことに、日本国内のプライオリティパスラウンジでは、ここまで本格的な食事が出るところはあまり多くありません。
そのため、初めて国内で利用した場合、「あれ?こんなもん?」と感じてしまうかもしれませんが、本領を発揮するのは海外のラウンジであると覚えておきましょう。

シャワーがあるラウンジなら、搭乗前に汗を流してスッキリ帰れる

スワンナプーム国際空港 ミラクルラウンジのシャワールーム。プライオリティパス対応ラウンジ

長時間のフライトの前後にシャワーが使えるかどうかは、思っている以上に体への効き方が違います。すべてのラウンジにシャワーがあるわけではありませんが、ハブ空港のラウンジにはシャワー設備が併設されているところも少なくありません。

暑い時期に暑い地域から帰国するときなどはこれが本当に重宝します。

搭乗前にシャワー浴びて着替えられるので、汗をかいたままの状態で長時間のフライトに乗らずに済みます。「旅の最後を整えてから飛行機に乗る」というワンクッションが入るだけで、帰国後の疲労感もだいぶ変わってきます。

Wi-Fi・電源・静かな座席で長時間の待ち時間が苦にならない

ほとんどのプライオリティパスラウンジには、無料Wi-Fi・電源・落ち着いた座席が揃っています。出張中のメール返信、トランジット中の作業、移動中に切れたスマホの充電——いずれも空港の一般待合室よりも快適にこなせます。

「ラウンジが旅程に組み込まれていると、待ち時間が苦痛から準備時間に変わる」と感じる方は多いです。早めに空港に入ってラウンジで仕事をしておけば、機内で寝る時間を確保しやすくなる、という使い方もできます。

AMEXか、LCか、
どっちか迷ってる方は⇩

ラグジュアリーカードとアメックスの違いを比較!あなたに最適なステータスカードはどっち?

プライオリティパスはクレジットカード付帯が断然おトク

プライオリティパスのプレステージプランに直接加入すると、年間469米ドル、円換算で概ね6〜7万円前後の費用がかかります。海外旅行で空港ラウンジを使うためだけにこの金額を払うのは、少し躊躇する水準ではないでしょうか。

そこで多くの人が選んでいるのが、クレジットカードに付帯する形でプライオリティパスを持つ方法です。年会費3万円台のプラチナカードでもプレステージ相当の会員資格が手に入り、しかもラウンジ以外の特典もまとめて使えます

「プライオリティパスのために何を選べばよいか」を比較したい方は、PP付きカードのおすすめ比較 の記事も参考にしてみてください。

プレステージ会員を直接購入すると年間469米ドル(約6〜7万円)かかる

公式サイトから直接プレステージ会員に申し込むと、年会費は469米ドル。為替次第ですが、おおむね6〜7万円前後と考えておけばよいでしょう。

スタンダードプラン(99米ドル)でも入会はできますが、毎回35米ドルの利用料がかかるため、年に複数回利用するなら割高になりがちです。

プラチナカードのPP付帯特典を使えば3万円台でプレステージ相当の資格を持てる

クレジットカードのプライオリティパス付帯は、カード会社がコリンソングループと契約し、会員にプレステージ相当の資格を提供する形です。年会費はカード会社が負担し、利用ごとの手数料もカード会社が代わりに支払う仕組みになっています。

この付帯がもっとも標準的に見られるのは、プラチナランクのカードです。年会費3万円台のプラチナカードでも、プレステージ相当のプライオリティパスが付いているものが多くあります。代表例はセゾンプラチナアメックス、セゾンプラチナビジネスアメックスなど、年会費33,000円(税込)クラスのカードです。

ゴールド以下のカードでもごく一部に付帯例がありますが、原則として「プラチナカード以上に付くもの」と捉えておくと判断がしやすいです。

年3回の海外旅行で年会費3万円のPP特典は元が取れる

「自分の旅行頻度で本当に元が取れるのか」は、誰もが気になるところでしょう。

判断材料として、ラウンジ1回あたりの市場価値が約5,000円という目安があります。これは同伴者が追加で入る際の料金が35米ドル≒5,000円であることから逆算した数字です。

この目安で計算すると、年会費3万円のカードなら、ラウンジを6回使えば年会費分の価値を回収できることになります。海外旅行1回で行きと帰りに使えば2回分、つまり6回=海外旅行3回が一つのライン。年に3回以上海外に行く方であれば、プライオリティパス特典単独で年会費の元が取れる計算です。

これはあくまでプライオリティパスだけで考えた場合のラインで、実際にはコンシェルジュや旅行保険などほかの特典も使えるため、損益分岐点はもっと早く到達します。詳しい考え方は PP付きカードおすすめ比較記事 のなかでも整理しています。

プライオリティパス|コスパで選ぶなら
セゾンプラチナ・ビジネスアメックス

近年、クレジットカードのプライオリティパス特典に関しては利用回数や対象施設が制限されるなどの改悪が続いています。

そんななか、回数制限なし!レストラン等の利用もOK!なのがセゾンプラチナ(ビジネス)アメックスです。

このスペックで年会費33,000円(さらにビジネスカードなら初年度無料)とコスパはトップクラス。

セゾンプラチナビジネス

主要カードのプライオリティパス条件比較

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カード名年会費
(税込)
PP利用回数ラウンジ以外の
施設利用
セゾンプラチナ・ビジネス33,000円
(初年度無料)
無制限
JCBプラチナ27,500円無制限国内×
海外○
ダイナースクラブカード29,700円無制限国内×
海外○
楽天プレミアムカード11,000円年5回まで×
ラグジュアリーカード チタン55,000円無制限
アメックス・プラチナ165,000円無制限×

プライオリティパス以外の特典も充実!

さらに、セゾンプラチナ(ビジネス)アメックスはその名の通りプラチナランクのカードならではの特典も付帯しています。

  • 24時間365日コンシェルジュ
    • 電話・メール・チャットで旅行手配・レストラン予約・ビジネス相談まで対応
  • セゾンプレミアムレストランby招待日和
    • 国内外240ヵ所以上の高級レストランで2名利用時に1名分のコース料金が無料
  • JALマイル最大1.125%還元
    • SAISON MILE CLUBに加入(年会費5,500円)すると経費決済がそのままJALマイルになる
  • 個人向けプラチナカードを追加年会費なしで発行可能
    • 1枚分の年会費で公私2枚のプラチナを保有できる

プライオリティパスラウンジと空港カードラウンジは別物

プライオリティパスのラウンジと、日本国内の空港にある「カードラウンジ」は、運営の仕組みが異なる別物のサービスです。混同しやすいポイントなので、自分のカードでどのラウンジに入れるのかを整理しておきます。

結論からいうと、プライオリティパス付きのクレジットカードは、たいてい国内空港のカードラウンジ特典も同時に持っています。つまり「プライオリティパス加盟のラウンジ」と「国内空港カードラウンジ」のどちらも使えるケースが多いです。

2つのラウンジ資格:PP会員証で入れるラウンジと、カード特典で入れる国内カードラウンジ

ラウンジに入れる「資格」には、大きく2種類あります。

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資格使えるラウンジ
プライオリティパス会員証プライオリティパス加盟のラウンジ・レストランなど
クレジットカードに付帯するラウンジ特典国内空港のカードラウンジ(プライオリティパス非加盟でも対象になることが多い)

国内空港にあるカードラウンジ(成田の「IASS Executive Lounge」とは別系統のもの)は、各空港の運営会社が一定ランク以上のクレジットカード保有者向けに用意しているラウンジです。プライオリティパス会員証では入れませんが、ゴールド以上のカード特典を使えば入れることが多くあります。

PP付きカードは「PPラウンジ+国内カードラウンジ」の両方が使えることが多い

プライオリティパス付きのクレジットカードは、ゴールド以上の特典として国内空港カードラウンジの利用権も合わせて持っているのが一般的です。

そのため、「このラウンジはプライオリティパス対象外」だと書かれていても、即「入れない」と判断する必要はありません。ゴールド以上のカードを持っていれば、カードラウンジ特典の方で入れるケースが多いからです。

たとえば関西国際空港のNORTH LOUNGEはプライオリティパス加盟施設ではありませんが、ゴールド以上のクレジットカードを持っていれば、カードラウンジ特典として利用できます。

「プライオリティパスでは入れない=どうやっても入れない」ではなく、「カード特典で別ルートから入れることが多い」という捉え方をしておくと、空港での選択肢が広がります。

クレカ付帯のプライオリティパスの多くは、ラウンジ以外の施設が使えない

プライオリティパスはもともと空港ラウンジへのアクセスサービスとして始まりましたが、現在はレストランやスパ・温浴施設など、ラウンジ以外の施設も対象になっています。

ただ、ここがクレジットカード経由で持つ場合の悩ましいところです。

2024〜2025年にかけて、多くのカードでラウンジ以外の施設が対象外になる「改悪」が相次ぎました。クレカ付帯のプライオリティパスでレストランやスパまで使えるかどうかは、カードごとに条件が異なります。

プライオリティパスは本来、ラウンジ以外にレストラン・スパ・温浴施設も対象

コリンソングループは2023年頃から、日本国内の空港にレストラン・マッサージ店・温浴施設などを大量に提携施設として追加しました。空港のレストランでセットメニューを注文すると、プライオリティパスの利用1回分として計上され、追加料金なしで食事ができる、というイメージです。

国内空港の利用機会が多い方にとっては、ラウンジで軽食をとるよりレストランで食事をしっかり取れる方が体験としては満足度が高い場合もあります。

ただしクレカ付帯のPPは2024〜2025年の改悪でラウンジのみに縮小したカードが多い

カード会社の負担増を背景に、プライオリティパス本体の制度変更とは別に、各カード会社が独自に「ラウンジ以外の施設は対象外」とする改悪を相次いで実施しました。時系列で並べると次のような流れです。

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時期カード内容
2024年10月三菱UFJカード・プラチナ国内外のレストラン・リフレッシュ施設を対象外
2024年10月JCBプレミアム系カード国内のレストラン・リフレッシュ施設を対象外(海外は継続)
2025年1月楽天プレミアムカードラウンジ以外を対象外、年5回まで制限
2025年4月三井住友カード プラチナ国内のレストラン・リフレッシュ施設を対象外
2025年4月ダイナースクラブカード国内のレストラン・リフレッシュ施設を対象外
2025年8月プライオリティパス本体国内施設への到着後利用を原則禁止
2025年12月セゾンゴールドカードスタンダードプランに格下げ

カード選びの際には、レストラン・スパも含めて使えるのかを必ず確認しておきたいポイントです。改悪後にPP付きカードをどう選び直すかは PP改悪後のカード選び直しガイド の記事でも整理しています。

国内利用がメインならレストランも使えるセゾンプラチナビジネスアメックスがおすすめ

2026年時点で、クレジットカード付帯のプライオリティパスでラウンジに加えてレストランも使える代表的なカードは、セゾンプラチナアメックスとセゾンプラチナビジネスアメックスです。

両カードに共通する内容を整理すると次の通りです。

年会費・付帯特典

年会費は33,000円(税込)。プラチナカードとしてプライオリティパス・コンシェルジュサービス・付帯保険など、プラチナ相当の特典がひと通り揃っています。

プライオリティパスの対象範囲

ラウンジに加えて、国内外のレストラン・リフレッシュ施設も対象に含まれています。国内のPPレストラン(成田・羽田・関西・中部の各空港)も利用できるため、国内空港の利用機会が多い方には強みになります。

制約:同伴者は無料にならない

同伴者を連れて入る場合、同伴者1名につき35米ドル(約5,000円)の追加料金が発生します。家族と一緒に旅行する機会が多い方は、この点を踏まえておく必要があります。

制約:家族カード・追加カードにPPは付帯しない

セゾンプラチナアメックス・セゾンプラチナビジネスアメックスの家族カードや追加カードには、プライオリティパスの会員資格が付きません。家族にもプライオリティパスを使わせたい場合には、別のカードを検討する必要があります。

国内空港のレストラン利用を重視するなら自然と候補に挙がってくるカードです。詳しい使い方は セゾンプラチナビジネスアメックスのPP活用術 の記事を参考にしてみてください。

セゾンプラチナビジネス

日本国内でPPが使える空港は成田・羽田・関西・中部・福岡など主要空港のみ

日本国内でプライオリティパスが使える空港は、成田・羽田・関西・中部・福岡などの主要空港が中心です。地方空港は対応が限定的で、施設があっても海外発行のプライオリティパスにしか対応していないケースもあります。

「地元の空港で使えるか」を一度確認しておくと、特典の活かしどころが見えてきます。

国内では主要5空港のラウンジ・レストランが中心。地方空港は対応が薄い

主要5空港の対象施設を整理すると、概ね次のような構成です(2026年6月時点)。

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空港主な対象施設
成田国際空港(NRT)IASS Executive Lounge 1・2、I.A.S.S Superior Lounge -NOA-・-KoCoo-、Japanese Grill & Craft Beer TATSU、鉄板焼 道頓堀 くり田、肉料理 やきすき やんま、ぼてぢゅう屋台、9h nine hours Narita Airport ほか
羽田空港(HND)T2 POWER LOUNGE PREMIUM、T3 SKY LOUNGE SOUTH、T3 TIAT LOUNGE(深夜帯のみ)、エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile、Body Care LUCK ほか
関西国際空港(KIX)KIXエアポートカフェラウンジ NODOKA、Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU
中部国際空港(NGO・セントレア)プラザ・プレミアム・ラウンジ、The Coral Finest Business Class Lounge Nagoya、KALラウンジ、海膳空膳、Japan Travelling Restaurant by BOTEJYU、SOLA SPA 風の湯 ほか
福岡空港(FUK)ラウンジ福岡、KALラウンジ

新千歳・鹿児島にも一部スパ系の対象施設があります。一方で、青森・佐賀・米子のラウンジは「海外発行のプライオリティパスのみ対応」となっており、日本のクレジットカード経由で発行された会員証では利用できません

地方空港の利用が多い方は、その空港が対応しているかどうかを事前に確認しておくと、後悔がありません。

各空港の対応施設の詳しい内容は、以下の記事でそれぞれ整理しています。

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国内のレストラン・スパは「出発3時間前以内」ルールが必須

ラウンジ以外の国内施設(レストラン・スパ・温浴施設)については、2025年8月1日からプライオリティパス本体の制度変更で利用条件が厳しくなりました。

新しいルールの要点は次のとおりです。

  • 出発時刻の 3時間前以内 に、当日の搭乗券を提示する必要がある
  • 到着後の利用は原則不可

たとえば「フライトが昼12時発、空港に午前11時頃に到着」という流れであれば、出発3時間前以内なのでレストランは利用できます。一方、「乗り継ぎ待ちのため到着後にレストランで食事を」というような使い方はできなくなりました。

ラウンジについてはこの3時間ルールの対象外で、搭乗券があれば早めの時間からでも利用できます。

海外の空港はプライオリティパス施設の数もクオリティも段違い

プライオリティパスは海外旅行のときにこそ真価を発揮します。

施設数の多さ、料理の充実度、シャワー設備の有無。いずれも国内主要空港のラウンジを上回るケースが少なくありません。

海外旅行の頻度が高い方であれば、年会費分を回収しやすいだけでなく、旅の体験そのものが変わってきます。

東南アジアのハブ空港(香港・チャンギ・スワンナプーム)はPPラウンジの充実度が特に高い

日本から訪れる機会の多い東南アジアのハブ空港には、プライオリティパス加盟のラウンジが豊富にあります。代表的なのが、香港国際空港・シンガポールのチャンギ国際空港・バンコクのスワンナプーム国際空港です。

たとえば香港国際空港のターミナル1には、Intervals Sky Bar & Restaurant や PUTIEN、Plaza Premium Lounge、Kyra Lounge など、複数のプライオリティパス対応施設があります。Intervals は朝7時から夜23時半まで営業しており、トランジットの時間帯にもあわせて利用できる柔軟さがあります。

スワンナプーム空港にはミラクル系・コーラル系という2系統のラウンジがあり、自分の搭乗ゲートに近いラウンジを選んで利用できる便利さがあります。グリーンカレーやトムヤムクンといった現地料理が並び、ビールまで追加料金なしで楽しめるラウンジも珍しくありません。

海外のハブ空港は施設数が多いため、自分の搭乗ゲートに近い場所を選びやすく、ラウンジを利用するハードルが下がります。

主要な海外空港ごとの内容は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

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海外なら国内の3時間ルール対象外。レストランも使えるカードならバーまで利用できる

2025年8月以降の「出発3時間前以内ルール」は国内施設のみが対象で、海外施設には適用されません。海外では、当日の搭乗券さえあれば早めの時間からレストラン・バー系の施設も利用できます

ただし、プライオリティパス本体のルールとは別に、カード会社が海外のレストラン・リフレッシュ施設を対象外にしているケースがある点には注意が必要です。たとえば楽天プレミアムカードや三菱UFJカード・プラチナは、海外の非ラウンジ施設も対象外です。

海外のレストラン・バーまでしっかり使いたいのであれば、セゾンプラチナアメックス・セゾンプラチナビジネスアメックスのように海外を除外していないカードを選ぶことが前提になります。

プライオリティパスラウンジの入室方法

実際にラウンジに入る手順はシンプルです。受付でプライオリティパスの会員証と当日の搭乗券を提示すれば、それだけで利用できます。会員証はスマホアプリのデジタル版でも、物理カードでも問題ありません。

ただし、ラウンジには「制限エリアの内側にあるか、外側にあるか」という違いがあったり、出発前にしか使えなかったりするなど、いくつか押さえておきたいルールがあります。

デジタル会員証(アプリ)があれば財布なしでもラウンジに入れる

プライオリティパスにはスマホアプリが用意されており、アプリ内のデジタル会員証を受付に提示するだけで利用できます。物理カードを持ち歩く必要がないため、財布から取り出す手間も、紛失リスクもありません。

機種変更や海外でのSIM切り替えに備えて、事前にアプリにログインしておくこと、念のため物理カードも携帯しておくことだけ意識しておくと安心です。アプリでは利用予定の空港にあるプライオリティパス対応施設の場所や営業時間も確認できるため、空港に着く前に下調べをしておくとスムーズです。

ラウンジは「制限エリア内」か「外」かで使えるシーンが変わる

空港のラウンジは「制限エリア内(保安検査を抜けた先)」にあるものと、「制限エリア外(一般エリア)」にあるものに分かれます。この区別を理解しておくと、自分のフライトでそのラウンジを使えるかが判断できます。

ポイントを整理すると次の通りです。

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ラウンジの場所利用できるシーン注意点
制限エリア内(保安通過後)国際線出発・国際線乗り継ぎ時のみ国内線では入れない
制限エリア外(一般エリア)国内線・国際線どちらでも可保安通過後には戻れない

たとえば羽田空港T3のSKY LOUNGE SOUTHは制限エリア内にあるため、国際線出発時にしか入れません。一方、成田T1のIASS Executive Lounge 1は制限エリア外にあるため、国内線・国際線のどちらでも利用できますが、保安検査を抜けた後で「やっぱり戻りたい」と思っても戻れない点には注意が必要です。

制限エリア外のラウンジを利用するなら「搭乗の少し前に出て保安検査に向かう」という時間配分が必要になります。

基本は出発前のみ。到着後に使えるラウンジは少ない

プライオリティパスのラウンジ利用は、原則として「当日の搭乗券を提示する」ことが条件になっています。そのため、基本的には出発前の利用が前提です。

到着後にラウンジで休みたい場合は、その施設が到着便利用にも対応しているかを事前に確認する必要があります。レストラン・スパなどラウンジ以外の国内施設については、2025年8月以降は到着後の利用が原則不可になっています。

「到着後に空港でゆっくり食事をしてから移動」という使い方は、現状では難しいと考えておくと予定の組み立て方も変わってきます。

滞在時間の制限はラウンジ次第。ピーク時間帯は2〜3時間の上限がある場合も

ラウンジでの滞在時間は施設によって異なります。基本的には特に制限なく利用できるラウンジが多いですが、混雑するピーク時間帯には2〜3時間の利用上限を設けているラウンジもあります。

長時間のトランジットでラウンジを使い倒したい場合は、混雑する時間帯を避ける、複数のラウンジを使い分けるなどの工夫があると安心です。空港によってはサテライトコンコースまでの移動に15〜20分かかるケースもあるため、搭乗の30分前にはラウンジを出る前提で時間配分すると、慌てずに動けます。

プライオリティパスラウンジに同伴者も一緒に入れる?

家族や友人と一緒に空港のラウンジに入りたい場合、同伴者を連れていくこと自体は可能です。ただし、同伴者にはほとんどの場合、1人あたり35米ドル(約5,000円)の追加料金がかかります。

「家族と一緒に旅行するけれど、自分のカードでみんなまとめてラウンジに入れたい」と考える場合、この同伴者料金は意外と無視できないコストになります。

同伴者も無料になるカードは一部のカードのみ

同伴者を無料でラウンジに入れられるのは、年会費が高めの一部のカードに限られています。代表例はアメックスプラチナとアメックスビジネスプラチナです。

ただし、これらのカードの同伴者無料はプライオリティパスラウンジに限った特典で、レストランやスパなどラウンジ以外の施設には適用されません。同伴者無料の対象範囲を整理すると次の通りです。

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カードのタイプ同伴者無料の対象
アメックスプラチナ・アメックスビジネスプラチナなどプライオリティパスラウンジのみ
セゾンプラチナアメックス・セゾンプラチナビジネスアメックスなど同伴者無料なし(35米ドル/名)

家族でいつもラウンジを使いたい場合は、同伴者無料が付くカードを選ぶか、家族カードにもプライオリティパスを付帯できるカードを選ぶか、いずれかの選択になります。家族カードへの付帯有無も含めた同伴者・家族の扱いについては プライオリティパスの同伴者・家族の扱い の記事で詳しく整理しています。

なお、ほとんど一人で行動する方や、同伴する相手も自分でプライオリティパスを持っている場合は、同伴者無料の特典は必ずしも必要ではありません。家族構成や旅行スタイルにあわせて判断するとよいでしょう。

プライオリティパスに関するFAQ

プライオリティパスは直接加入とクレジットカード付帯、どちらがお得ですか?

ほとんどの方にとってはクレジットカード付帯の方がお得です。直接加入のプレステージ会員は年間469米ドル(約6〜7万円)ですが、年会費3万円台のプラチナカードに付帯する形なら、プレステージ相当のプライオリティパスに加えてコンシェルジュや旅行保険などの特典もまとめて持てます。

プライオリティパスがあれば、空港のラウンジは全部使えますか?

すべてのラウンジが使えるわけではありません。利用できるのはプライオリティパス加盟の約1,400施設のみで、日本国内の空港にある「カードラウンジ」は別系統です。ただしプライオリティパス付きのクレジットカードはゴールド以上であることが多く、国内カードラウンジ特典も併せ持つケースが大半なので、実際は両方使えると考えてよいでしょう。

国内空港のレストランやスパもプライオリティパスで使えますか?

カードによります。2024〜2025年の改悪で、三菱UFJ・JCB・楽天・三井住友・ダイナースなどの主要カードはラウンジ以外を対象外にしました。2026年時点で国内のレストランも使える代表的なカードはセゾンプラチナアメックス・セゾンプラチナビジネスアメックスです。なお国内施設は2025年8月から「出発3時間前以内」ルールが必須になっています。

同伴者を一緒にラウンジへ連れて入る場合、料金はどうなりますか?

ほとんどのカードで、同伴者1名につき35米ドル(約5,000円)の追加料金がかかります。同伴者無料が付くのはアメックスプラチナやアメックスビジネスプラチナといった高年会費カードに限られ、しかも無料対象はラウンジのみでレストラン・スパには適用されません。

プライオリティパスはアプリだけでも使えますか?物理カードは必要?

アプリのデジタル会員証だけでも問題なく利用できます。受付でアプリ画面と当日の搭乗券を提示すれば入れる仕組みです。ただし機種変更時のログイン切れや、海外でのSIM切り替え時のトラブルに備え、念のため物理カードも携帯しておくと安心です。

まとめ:プライオリティパスは「クレカ経由」が現実的な持ち方

プライオリティパスは、世界中の空港ラウンジ・対象施設を利用できる便利な会員制サービスです。直接加入すると年6〜7万円かかりますが、年会費3万円台のプラチナカードに付帯する形で持つのが、コスパ的にも現実的な選択肢になります。

記事のポイントを最後に整理しておきます。

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観点押さえておきたいこと
費用直接加入はプレステージで年約6〜7万円、クレカ付帯なら年会費3万円台が標準
損益分岐点年6回利用=海外旅行3回が一つのライン
使える範囲ラウンジに加えてレストラン・スパも本来は対象だが、カードによっては対象外
同伴者基本は1人35米ドル。無料はアメックスプラチナなど一部のみ
使い方アプリの会員証+搭乗券を受付に提示するだけ

「海外旅行が多くてラウンジで快適に過ごしたい」「国内空港でもレストランまで使いたい」「家族とも一緒に使いたい」——どこを重視するかによって、選ぶべきカードは変わってきます。

自分の旅行スタイルに合うカードを比べてみたい方は、まず プライオリティパス付きカードのおすすめ比較 の記事から目を通してみてください。国内利用がメインでレストランも使いたい方は セゾンプラチナビジネスアメックスのPP活用術、改悪後にどう選び直すかは PP改悪後のカード選び直しガイド の記事も判断の助けになります。

セゾンプラチナ

セゾンプラチナビジネス

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

にゃも社長

この記事は、株式会社NyamoWorld代表の大村和義(にゃも)が、実際の利用状況・公式情報・最新の制度変更をもとに随時更新しています。
カード特典や条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトもあわせてご確認ください。

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