ハワイ旅行の日程を考えていて、せっかくならフライングホヌのファーストクラスに乗ってみたい。けれど機内がどうなっていて、何マイルあれば取れるのかが分からない。
フライングホヌのファーストクラスはドア付きの個室が8席だけで、特典航空券なら大人1名の往復120,000マイル(ローシーズン)から取れます。マイルとは別に燃油サーチャージと税金を現金で払います。
12万マイルは普段の支払いだけで貯めると数年かかる量です。ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(ANAアメックスゴールド)はポイントに有効期限がないので、何年かかってもポイントで貯めた分は失効しません。ポイントは1,000ポイント=1,000マイルでANAマイルに移せて、年400万円使えば約2年3か月で往復12万マイルに届きます。
2024年5月に成田とホノルルの往復で乗ったときの写真で個室・アメニティ・機内食を見たあと、年間の利用額ごとに何年で12万マイルが貯まるかを計算します。
自分の支払いで何年後に乗れるかが分かれば、ハワイ旅行の年を決めてマイルを貯め、搭乗の355日前の予約開始日にファーストクラスの席を取りにいけます。

★ 入会キャンペーン 最大128,000マイル相当
ANAフライングホヌのファーストクラスの機材・席数・乗り方

2024年5月に成田からホノルルへ向かったときは、出発前に成田のファーストクラスのラウンジで過ごしました。窓の外にはこれから乗るオレンジ色のフライングホヌが止まっていました。
フライングホヌは成田とホノルルを結ぶハワイ線専用のエアバスA380です。ファーストクラスに乗るには有償の航空券を買うか、ANAマイルで特典航空券を取ります。
成田とホノルルを結ぶ2階建てのA380
機材はエアバスA380-800で、2階建ての総座席数は520席です。クラスごとの席数は次のように分かれています。
| クラス | 座席数 |
|---|---|
| ファーストクラス | 8席 |
| ビジネスクラス | 56席 |
| プレミアムエコノミー | 73席 |
| エコノミークラス | 383席 |
| 合計 | 520席 |
2026年10月25日〜2027年3月27日のダイヤでは、成田とホノルルの間を多い日で1日2往復しています。
| 行きの便 | 成田発 | ホノルル着 | 帰りの便 | ホノルル発 | 成田着 |
|---|---|---|---|---|---|
| NH184 | 20:10 | 8:10 | NH183 | 11:30 | 15:30(翌日) |
| NH182 | 21:10 | 9:10 | NH181 | 12:30 | 16:30(翌日) |
NH182とNH181は次の期間だけ火・金・日の運航になり、それ以外の期間は毎日飛びます。
- 2026年10月25日〜11月5日
- 2026年11月21日〜12月16日
- 2027年1月11日〜3月18日
- 2027年3月27日〜4月中旬
どちらの便も夜に成田を出て朝にホノルルへ着くので、到着した日の朝からハワイで動けます。

帰りの2024年5月31日は、ホノルル空港で緑色のフライングホヌを見ました。行きの成田で見たオレンジの機体とは色が違い、機体ごとに塗装が分かれています。
ファーストクラスは8席だけ
ANAフライングホヌのファーストクラスは520席のうち8席だけです。ビジネスクラスの56席と比べても7分の1の数になります。
ANAのホノルル線で初めてファーストクラスを入れたのがこの機材です。8席はすべてドア付きの個室型の席になっています。
乗るには有償の航空券か、マイルの特典航空券
有償の運賃は時期と空席の状況で変わります。ANAの空席照会で日付を入れると、その日の金額が表示されます。
特典航空券なら大人1名の往復で120,000マイル(ローシーズン)からです。マイルとは別に燃油サーチャージと税金を現金で払うので、マイルだけで乗れるわけではありません。
ANAフライングホヌのファーストクラスの座席と設備
ファーストクラスの席はドアを閉められる個室で、寝るときはフルフラットのベッドになります。機内Wi-Fiも無料で使えます。
ドア付きの個室と32インチのモニター
ファーストクラスの座席はシートのドアと個室型のシェルで囲まれていて、通路からの視線を気にせず過ごせます。個室の中にある設備は次のとおりです。
- 32インチの大型液晶ワイドスクリーン
- 食事やパソコン作業に使える大型テーブル
- ジャケットを掛けられるクローゼットと収納スペース
- 左右の読書灯と食卓灯
- PC電源とUSBポート
中央の席だけは可動式のパーティションが付いています。

2024年5月に乗ったときも、席に着くと正面に大きなモニターがあり手元にリモコンが置かれていました。

帰りのホノルル発の便も同じ造りの個室でした。写真はテーブルにシャンパングラスを置いたときの様子です。
フルフラットのベッドと西川の寝具
座席は寝るときにフルフラットのベッドになります。寝具は次の組み合わせです。
| 寝具 | 中身 |
|---|---|
| マットレスパッド | 西川のエアー(AiR) |
| 掛け布団 | 西川製の羽毛(カバーはエジプト綿100%) |
| 枕 | ハンガリー産のホワイトダックダウン (カバーはエジプト綿100%) |
| ブランケット | テネリータ (オーガニックコットンとカシミア) |
寝具は路線や機材によって変わることがあります。

2024年5月に乗ったときは、寝る時間になるとベッドに掛け布団と枕が整えられていました。

照明を落としたあとのキャビンはこのくらいの暗さです。夜に成田を出て朝にホノルルへ着く便なので、横になって眠れるかどうかは到着した日の過ごし方を左右します。
ファーストクラスは機内Wi-Fiが無料
ファーストクラスとビジネスクラスは機内Wi-Fiが無料です。メッセージの送受信とウェブ閲覧ができますが、動画のストリーミングはできません。
予約のときにメールアドレスを登録しておくと、出発2時間前までに無料のコードがメールで届きます。コードが届かないときは予約にメールアドレスが入っているかを見直しましょう。
プレミアムエコノミーとエコノミーで無料なのはメッセージの送受信だけです。ウェブ閲覧は30分6.95米ドルからの有料になります。
ANAフライングホヌのファーストクラスのアメニティ
ハワイ線のファーストクラスでは、ETTINGERのアメニティポーチとTENTIALのリラックスウェア、スリッパが用意されます。
ハワイ線のポーチはETTINGER
ANAのファーストクラスのアメニティポーチは通常FRANZIです。ハワイ線のフライングホヌでは、ETTINGER(エッティンガー)のANAオリジナルデザインのポーチに変わります。中にはSENSAI(センサイ)の化粧品が入っています。

2024年5月のポーチもETTINGERでした。もらったのは紫色のポーチです。
アメニティは路線や機材によって変わることがあります。乗る時期によっては別のブランドのポーチになることもあります。
リラックスウェアは持ち帰れる
ファーストクラスのリラックスウェアはTENTIAL(テンシャル)のBAKUNEです。出発地や路線によってドライタイプかスウェットタイプになります。
巾着袋が付いていて持ち帰れます。スリッパも用意されているので、機内で着替えるための服や室内履きを持ち込まなくても困りません。
ANAフライングホヌのファーストクラスの機内食と飲み物
ファーストクラスの食事は和食と洋食から選べます。食事の時間以外にもラーメンなどの軽食を頼めます。
シャンパンと和食・洋食は2024年5月に乗ったときの例です。メニューは時期と便で変わります。
2024年5月のシャンパンはKRUG

2024年5月に乗ったときは、シャンパンを頼むと客室乗務員が座席の横でKRUGのボトルを見せてからグラスに注いでくれました。
ワインは外部のアドバイザーがブラインドテイスティングで選ぶANAワインセレクションから出されます。
2024年5月の和食は前菜の盛り合わせから
ファーストクラスの和食はANAオリジナルのコースです。2024年5月の行きの便で和食を頼むと、小さな料理を並べた前菜の盛り合わせから始まりました。

この前菜は八寸と呼ばれる一皿です。八寸は和食のコースで季節の料理を少しずつ盛り合わせたものを指します。
2024年5月の洋食はサーモンやステーキ
2024年5月の往復では、洋食のメインにサーモンやステーキが出ました。


どちらも2024年5月に出た機内食の一例です。
今のファーストクラスの洋食は新門前 米村の監修です。日本発の2026年9月〜11月のメニューの例で、監修やメニューは時期によって変わります。
好きなときに頼めるラーメン
小腹が空いたときは、食事の時間でなくても頼める軽食があります。その1つがANAが開発したオリジナルのラーメンです。
ラーメンは日本出発便と海外出発便で味が違う2種類です。どちらも植物由来の原料を使ったプラントベースで作られています。
ファーストクラスの搭乗前の成田空港とホノルル空港
ファーストクラスに乗る日は、成田ではANA SUITE CHECK-INで手続きができ、行きも帰りも空港のラウンジで出発を待てます。
成田はANA SUITE CHECK-INで手続き
ファーストクラスの利用者は成田と羽田でANA SUITE CHECK-INを使えます。オンラインチェックインを済ませていれば、カウンターに寄る必要はありません。
空港ではほかにも次の扱いを受けられます。
- 保安検査を優先的に案内される
- 優先搭乗と優先降機
- 預けた手荷物に優先のタグが付き、到着後に先に受け取れる
無料で預けられる手荷物は1個32kg(70ポンド)までを3個までです。3辺の合計は158cm以内に収めます。
成田ではANA SUITE LOUNGEで出発を待てる
成田ではファーストクラスの利用者が使える最上位のラウンジ、ANA SUITE LOUNGEで出発を待てます。

2024年5月は成田のファーストクラスのラウンジで、夕方の窓際の席に座りました。麺を一杯もらってから搭乗口へ向かいました。
帰りのホノルル空港もANA SUITE LOUNGE
ホノルル空港にはANAが運営するラウンジが2つあり、どちらも2019年春に開設されました。ファーストクラスの利用者は同行者1名とANA SUITE LOUNGEに入れます。
| ラウンジ | 入れる人の例 | あるもの |
|---|---|---|
| ANA SUITE LOUNGE | ANAグループ便かスターアライアンス加盟便の ファーストクラスの利用者と同行者1名、 ダイヤモンドサービスメンバーと同行者1名 | 食事・飲み物・Wi-Fi・新聞・雑誌 |
| ANA LOUNGE | ファーストクラス・ビジネスクラス ・プレミアムエコノミーの利用者、 ダイヤモンド・プラチナサービスメンバー、 スーパーフライヤーズ会員、 スターアライアンス・ゴールドメンバー | 食事・飲み物・Wi-Fi・新聞・雑誌・授乳室 |
シャワールームはありません。どちらのラウンジも同じです。ホテルをチェックアウトしてから空港へ向かう日は、ホテルでシャワーを済ませてから出ると機内で快適に過ごせます。
アメリカの法令でラウンジのアルコールは21歳以上に限られます。
ANAフライングホヌのファーストクラスを特典航空券で取る条件
ファーストクラスの特典航空券は、乗る時期で必要マイルが最大2倍に変わります。マイルとは別に現金もかかり、席の数にも限りがあるので、予約の開始日と取れないときの代わりまで見ていきましょう。
往復120,000マイルから、ハイシーズンは240,000マイル
日本とハワイを結ぶ特典航空券の必要マイルは次のとおりです。
| クラス | ロー | レギュラー | ハイ |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 35,000 | 40,000 | 65,000 |
| プレミアムエコノミー | 53,000 | 58,000 | 88,000 |
| ビジネス | 80,000 | 85,000 | 135,000 |
| ファースト | 120,000 | 140,000 | 240,000 |
ファーストクラスはローとハイで2倍の差があります。2025年6月24日の予約・発券分から今のチャートになり、ハワイ発着のビジネスとファーストはハイシーズンの必要マイルが引き上げられました。
2025年6月24日からは片道でも取れます。片道の必要マイルは往復のちょうど半分で、ファーストクラスならロー60,000マイル・レギュラー70,000マイル・ハイ120,000マイルです。
行きと帰りでクラスを変えることもできます。その場合はそれぞれのクラスの半分を足します。行きがビジネス・帰りがファースト(どちらもロー)なら40,000+60,000で100,000マイルです。
シーズンは次のように分かれています。
| 年 | ロー | レギュラー | ハイ |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 1/7〜2/28、 4/1〜4/27、 5/10〜5/31、 7/1〜7/15 | 1/4〜1/6、 3/1〜3/31、 6/1〜6/30、 8/24〜12/18 | 1/1〜1/3、 4/28〜5/9、 7/16〜8/23、 12/19〜12/31 |
| 2027年 | 1/6〜2/28、 4/1〜4/28、 5/10〜5/31 | 1/4〜1/5、 3/1〜3/31、 6/1〜7/15、 8/23〜12/19 | 1/1〜1/3、 4/29〜5/9、 7/16〜8/22、 12/20〜12/31 |
ゴールデンウィークと夏休み・年末年始はハイシーズンです。ゴールデンウィーク明けから5月末まではローシーズンなので、休みをずらせるならマイルを半分に抑えられます。
マイルとは別に燃油サーチャージと税金を払う
燃油サーチャージは日本とハワイの間が片道35,800円で、往復なら71,600円です。これは2026年9月1日〜10月31日に購入する分の額です。2か月ごとに改定されるので、11月以降に買う分は額が変わることがあります。
ほかに税金・空港使用料・航空保険特別料金(日本で買う場合は1区間片道780円)などがかかります。どれも発券のときに会員本人か搭乗者のクレジットカードで払います。
2人で往復すると燃油サーチャージだけで143,200円です。マイルが足りない分を現金やANA SKY コインで補うことはできないので、マイルと現金の両方を用意しておきましょう。
特典航空券は搭乗の355日前から予約できる
特典航空券の予約は搭乗日の355日前の午前9時からです(出発日を含まない日数で、時刻は日本時間)。第一区間の出発96時間前まで予約できます。
往復は行きと帰りを同時に予約・発券する決まりです。帰りの日が355日先に入った日から往復で取れます。行きの7日後に帰る旅行なら、行きの日の348日前が予約の開始日です。
特典航空券には使えない日(除外日)がありません。その代わり特典の席には限りがあります。有償の航空券が空いている便でも、特典航空券では取れないことがあります。
満席の便には空席待ちを登録できます。登録できるのは片道につき1便までで、第一区間の出発14日前まで待てます。席が用意できたときはメールで連絡が来て、期限までに発券しないと取り消されます。席が用意できなかったときは連絡がありません。
発券の時点で必要なマイルが口座にあることが条件です。発券したあとも、同じ区間の便と搭乗日は手数料なしで変えられます。クラス・区間・搭乗者は変えられません。
ファーストの席がないときはビジネスクラスの特典航空券
ファーストクラスの特典の席が取れないときや12万マイルが遠いときは、同じフライングホヌのほかのクラスを考えます。
ビジネスクラスならローシーズンの往復80,000マイルで、ファーストクラスより40,000マイル少なく済みます。プレミアムエコノミーは53,000マイル、エコノミーは35,000マイル(どちらもロー)から取れます。プレミアムエコノミーの座席や機内食はANAフライングホヌのプレミアムエコノミー搭乗記で写真つきで紹介しています。
ハワイ以外の使い道と比べてから決めたいときは、ANAマイルのベストな使い道も見ておくと選びやすくなります。
アップグレード特典ならビジネスからファーストへ片道35,000マイル
有償の航空券とマイルを組み合わせる方法もあります。ビジネスクラスの航空券を買っていれば、マイルでファーストクラスに上げられます。日本発の便で対象になるのは予約クラスJ・C・D・Zの航空券です。東京〜ホノルル(区間基本マイレージ3,831マイル)なら片道35,000マイルです。
往復で上げると70,000マイルで、ファーストクラスの特典航空券(ロー120,000マイル)より少ないマイルで済みます。ビジネスクラスの航空券代は別にかかります。
アップグレード特典には次の決まりがあります。
- アップグレードの席にも限りがあり、有償の席が空いている便でも取れないことがある
- 特典航空券とは組み合わせられない
- エコノミーから直接ファーストクラスへは上げられない
- 対象はANAが運航する便だけで、コードシェア便は対象外
税金や燃油サーチャージは別に払います。フライトマイルは買った航空券のクラスで計算されます。
ANAアメックスゴールドでファーストクラス分のANAマイルを貯める方法
ANAマイルは36カ月で失効しますが、ANAアメックスゴールド(年会費42,900円・税込)のポイントは失効しません。
ANAアメックスゴールドはポイントの有効期限がない
ANAアメックスゴールドは100円で1ポイントが貯まり、ポイントに有効期限がありません。1,000ポイントを1,000マイルに手数料なしで移せます。
ANAマイルの有効期限はマイルが貯まった月の36カ月後の月末です。12万マイルを何年もかけて貯めると、最初のころの分から消えていきます。ポイントのまま貯めておき、席を取る前にまとめて移せば失効を気にせずに貯められます。
移したマイルは通常5営業日以内に口座に入ります。この日数は短くできません。特典航空券は発券の時点で必要なマイルが口座にあることが条件です。355日前の予約開始日の1週間ほど前には移しておきましょう。
メンバーシップ・リワード ANAコースでANAへ移すほかのアメックスのカードは、移行が年40,000マイルまでです。ANAアメックスゴールドの移行条件にはこの上限がないので、何年分かのポイントをまとめて移せます。移せる先はANAマイルだけです。
以前はANAアメックスゴールドを使っていました(今は解約しています)。
ANAアメックスゴールドを持っていても、ANAラウンジには入れません。成田やホノルルのANA SUITE LOUNGEは、ファーストクラスに乗る日に使えるラウンジです。
年400万円使えば往復12万マイルまで約2年3か月
ANAアメックスゴールドで往復120,000マイルまで貯めるのにかかる年数の目安です。
| 年間の利用額 | 1年に貯まるポイント (失効しない) | 1年に入るボーナスマイル (有効期限あり) | 往復120,000マイルまでの目安 |
|---|---|---|---|
| 200万円 | 20,000 | 2,000(継続ボーナス) | 約5年9か月 |
| 300万円 | 30,000 | 2,000(継続ボーナス) | 約3年10か月 |
| 400万円 | 40,000 | 17,000 (継続ボーナス2,000 +利用ボーナス15,000) | 約2年3か月 |
| 600万円 | 60,000 | 17,000 (継続ボーナス2,000 +利用ボーナス15,000) | 約1年9か月 |
計算の前提は次のとおりです。
- 1月に入会して毎月同じ額を使う
- 電気・ガス・税金など還元が半分になる支払いと、ポイントが付かない支払いを除いた利用額
- ANAの航空券の購入・入会キャンペーン・マイ友プログラム・家族のマイルは含まない
- 入会ボーナスは1年目、継続ボーナスは2年目から毎年入る
- ボーナスで入るマイルは36カ月で失効する前提で数える
年間400万円は月約33万円、200万円は月約17万円のペースです。
400万円から年数が大きく縮むのは、利用ボーナスマイルがあるためです。1月1日〜12月31日の利用が400万円(税込)以上になると15,000マイルが入ります。2027年1月1日からの利用分が対象で、翌年3月末までに進呈されます。400万円と600万円の年数は、1年目の利用ボーナスマイルが入るのを待つ分を含みます。
ボーナスで入るマイルには有効期限があります。200万円と300万円では古い継続ボーナスが途中で失効するので、数えられるのは直近36カ月分の6,000マイルだけです。
ANAの航空券をANAアメックスゴールドで買うと、100円あたり合計3マイル相当が貯まります。ハワイ以外でもANAに乗る機会があれば、表の年数より早く貯まります。
ほかのマイルが貯まるカードと比べたいときは、マイルが貯まるクレジットカードの比較で選び方を見ていきましょう。カード以外の貯め方はANAマイルの貯め方にまとめています。
家族カードの利用分も本会員のポイントにまとまる
ANAアメックスゴールドの家族カード(1枚21,450円・税込)で払った分のポイントは、すべて本会員に入ります。家族カードの利用分も利用ボーナスマイルの年400万円に数えられます。
2人で往復するとファーストクラスはローシーズンでも240,000マイルです。1人分の支払いだけで貯めるとほぼ倍の年数がかかるので、家族の支払いもANAアメックスゴールドに集めると早く貯まります。
ただし家族が飛行機に乗って貯まるフライトマイルは、家族自身のマイル口座に入ります。家族のマイルを合わせて1つの特典に使うには、ANAカードファミリーマイルへの登録が別に必要です。
還元が半分になる支払いと、ポイントが付かない支払い
ANAアメックスゴールドで払ってもポイントが半分になる支払いと、まったく付かない支払いがあります。
| 支払い | ポイント |
|---|---|
| 電気・ガス・水道・国税 ・地方税・公金・決済サービス | 200円=1ポイント (通常の半分) |
| 国税の年300万円を超えた分 | 付かない |
| 寄付団体・決済サービスへの チャージ・事業用決済等 | 付かない |
国税の300万円は1月1日〜12月31日の合計で、基本カードと家族カードの利用を合わせて数えます。ふるさと納税などの地方税はこの300万円に含みません。
寄付をアメックスで払っていたときに、途中でポイントが付いていないことに気づいて別のカードに替えました。毎月の固定費をまとめる前に、その支払いがポイントの対象かを確かめておくと貯まる見込みがずれません。
アメックス全体でポイントが付かない支払いの扱いは、アメックスでポイントが付かない支払いで比べられます。
入会キャンペーンとマイ友プログラムでマイルを上乗せできる
入会キャンペーンとANAカードの紹介制度のマイ友プログラムを使うと、通常の貯まり方にマイルを上乗せできます。
内容と条件は時期で変わります。申し込む前にANAアメックスゴールドの入会キャンペーンとマイ友プログラムの使い方で今の条件を確かめておきましょう。
ANAアメックスゴールド

| カード名称 | ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 通称:ANAアメックスゴールド |
|---|---|
| 年会費(税込) | 42,900円 |
| 家族カード(税込) | 21,450円 |
| ポイント付与 | 100円=1pt ANAグループでの利用:ボーナスポイント加算 |
| マイル移行 | 1,000pt=1,000 ANAマイル 移行手数料:無料 ポイント有効期限:無期限 |
| 主要特典 | フライトボーナスマイル25% 入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル ANA航空券の購入で100円=3マイル相当(通常ポイント+ANAグループ利用ボーナス+ANAカードマイルプラスの合計) 利用ボーナスマイル 年400万円の利用で15,000マイル(2027年1月開始。2026年内に入会した場合は年内100万円の利用で5,000マイル) ダイニングキャッシュバック 20%・年間最大2万円 空港手荷物無料宅配 |
| 旅行傷害保険 | 海外:最高1億円(利用付帯) 国内:最高5,000万円(利用付帯) |
| 空港ラウンジ | 国内外提携空港ラウンジ(同伴者も1名無料) プライオリティパス(年2回無料) 羽田空港 第2ターミナル POWER LOUNGE PREMIUM(同伴者1名無料・回数制限なし) |
| ETCカード | 年会費:無料 発行手数料:935円(税込) |
★ 入会キャンペーン 最大128,000マイル相当
ANAアメックスゴールドが向かない人の選択肢
年間の利用額が少ないと、往復120,000マイルまでに払う年会費がふくらみます。会社の経費で貯めたいなら法人カード、ANA以外にも使いたいならアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(アメックスゴールドプリファード)という選び方もあります。
年間の利用額が少ないと、貯まるまでの年会費がかさむ
ANAアメックスゴールドの年会費は42,900円(税込)です。往復120,000マイルが貯まるまでに払う年会費は次のようになります。
| 年間の利用額 | 往復120,000マイル までの目安 | 年会費を払う回数 | 年会費の合計 |
|---|---|---|---|
| 600万円 | 約1年9か月 | 2回 | 85,800円 |
| 400万円 | 約2年3か月 | 3回 | 128,700円 |
| 300万円 | 約3年10か月 | 4回 | 171,600円 |
| 200万円 | 約5年9か月 | 6回 | 257,400円 |
年間200万円と400万円では、貯まるまでに払う年会費に128,700円の差があります。
事業の支払いが多いなら法人カードで貯める
ANAアメックスゴールドは、事業用の加盟店での支払いにポイントが付きません。事業用決済等と呼ばれる扱いで、2025年10月28日以降の利用分が対象です。当たるのは次のような加盟店です。
- 医療機器
- 運送関連費用
- オフィス用品
- 建設資材
- 広告宣伝費用
- 食品や酒類の卸
対象の加盟店は公開されていません。この扱いはANAアメックスの提携カードだけのものです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(アメックスビジネスプラチナ)はメンバーシップ・リワード ANAコースの年間参加費が無料で、ANAへは年40,000マイルまで移せます。年会費は165,000円(税込)です。会社の支払いには筆者もアメックスビジネスプラチナを使っています。
会社の経費でマイルを貯めたいときは、ANAマイル・JALマイルを貯めるのにおすすめの法人カードで比べてみましょう。
ANA以外にも使いたいならアメックスゴールドプリファード
アメックスゴールドプリファードは年会費39,600円(税込)で、ポイントに有効期限がありません。通常は100円で1ポイント、対象の加盟店では100円で3ポイントが貯まります。
ポイントはANAとJALを含む提携航空会社13社のマイルや、ホテルのポイントに移せます。ただしANAへ移すにはメンバーシップ・リワード ANAコースの年間参加費5,500円(税込)がかかります。移せるのは1月1日〜12月31日で年40,000マイルまでです。往復120,000マイルを移し切るには最短でも3年分の移行が必要です。
行き先をANAのハワイ線に決めているならANAアメックスゴールドが向いています。JALのマイルやホテルのポイントにも使いたいなら、アメックスゴールドプリファードで貯めておく手があります。

★ 入会キャンペーン 最大120,000ポイント
2枚の違いをもっと詳しく比べたいときはANAアメックスゴールドとアメックスゴールドプリファードの違いが参考になります。アメックスのほかのカードからマイルへ移す方法はアメックスのポイントをマイルに移行する完全ガイドにまとめています。
ANAフライングホヌのファーストクラスに関するFAQ
- フライングホヌのファーストクラスには、マイルとお金がどれくらいかかりますか?
-
特典航空券なら大人1名の往復でローシーズン120,000マイルからです。ハイシーズンは240,000マイルになります。マイルとは別に燃油サーチャージが往復71,600円(2026年9〜10月購入分)かかり、税金や空港使用料も発券のときにクレジットカードで払います。
- ビジネスクラスとファーストクラスでは何が違いますか?
-
席の数と必要マイル、帰りに使えるラウンジが違います。ファーストクラスは8席でビジネスクラスは56席です。特典航空券の往復はローシーズンでファーストクラス120,000マイル、ビジネスクラス80,000マイルです。ホノルル空港ではファーストクラスならANA SUITE LOUNGE、ビジネスクラスならANA LOUNGEを使えます。機内Wi-Fiはどちらも無料です。
- 家族や子どもの分も自分のマイルで取れますか?
-
取れます。会員本人以外が使うには特典利用者登録が必要で、登録できるのは二親等以内(同性パートナーを含む)の最大10名です。2歳以上12歳未満の子どもは大人と同じマイルがかかります。座席を使わない2歳未満の幼児は同じクラスの10%で、幼児を含む予約は電話だけで受け付けています。
- 特典航空券を取り消したらマイルは戻りますか?
-
全区間が未使用なら戻ります。取消手数料は1名3,000円(クレジットカード払い)か3,000マイルで、第一区間の出発前までに手続きします。1区間でも乗ったあとは払い戻せません。戻ったマイルの有効期限は延びないので、期限が近いマイルは早めに使い道を決めておきましょう。燃油サーチャージは全額戻ります。
- ANAアメックスゴールドのポイントはJALのマイルにも移せますか?
-
移せません。ANAアメックスゴールドのポイントを移せる先はANAマイルだけです。JALのマイルやホテルのポイントにも使いたいなら、ANAとJALを含む提携航空会社13社に移せるアメックスゴールドプリファードが向いています。ただしANAへの移行は年40,000マイルまでです。
まとめ
フライングホヌのファーストクラスは、成田とホノルルを結ぶA380に8席だけあるドア付きの個室です。乗るまでに押さえておくことは次の4つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特典航空券の必要マイル | 大人1名の往復で ロー120,000マイル・ハイ240,000マイル |
| マイルとは別に払う現金 | 燃油サーチャージ往復71,600円 (2026年9〜10月購入分)と税金など |
| 予約の開始 | 帰りの搭乗日の355日前の午前9時から |
| 貯めるまでの年数 | ANAアメックスゴールドで 年400万円使えば約2年3か月 |
2024年5月の往復ではETTINGERのポーチが配られ、シャンパンにはKRUGが出ました。アメニティやメニューは時期で変わるので、今の内容は乗る前に公式で確かめましょう。
ANAアメックスゴールドはポイントに有効期限がないので、何年かけて貯めてもポイントの分は失効しません。年間の利用額が少ないと貯まるまでの年会費がふくらむため、年数と年会費の合計を見比べて決めると安心です。
まずは自分の年間のカード利用額を表に当てはめて、往復120,000マイルまでの年数を確かめてみてください。
★ 入会キャンペーン 最大128,000マイル相当
