海外旅行におすすめのクレジットカード3枚|保険・空港ラウンジ・ホテル特典で比較

海外旅行の予定が決まるとカードが届く日数も考えて出発前に1枚作りたくなります。でも手持ちの年会費無料のカードで足りるのか。空港ラウンジや手荷物宅配が付いたカードを作るべきか。調べるほど迷いますよね。

じつは選ぶ基準は年会費の額より年に何回行くかと誰と行くかです。保険だけが目的なら新しく作らなくてよい場合もあるので、旅のスタイルごとに合う1枚を一緒に見ていきましょう。

セゾンプラチナアメックス・アメックスゴールドプリファード・アメックスプラチナの3枚で差が出るのは、プライオリティパスの使い方・手荷物宅配の個数・海外ホテルの特典の3つです。旅のスタイルに当てはめると選ぶ1枚は次のようになります。

年会費を抑えながら行きも帰りも空港ラウンジと手荷物宅配を使いたいなら、セゾンプラチナアメックスです。

セゾンプラチナ

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夫婦や家族で旅行し家族の分のラウンジと手荷物宅配も付けたい人や、海外と国内のホテル特典も使いたい人はアメックスゴールドプリファードです。

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年に何度も海外へ行き同行者と一緒にラウンジを使いたい人や、海外のホテルで上級会員の待遇まで受けたい人はアメックスプラチナです。

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目次

海外旅行におすすめのクレジットカード3枚の比較

3枚の年会費と空港で使う特典の違いは次のとおりです。紹介の順番は年会費の安い順で順位付けではありません。

カード年会費(税込)プライオリティパス手荷物宅配(出国時・帰国時とも無料)
セゾンプラチナアメックスの券面
セゾンプラチナアメックス
33,000円回数無制限カード1枚につき1個
アメックスゴールドプリファードの券面
アメックスゴールドプリファード
39,600円年2回まで無料1人1個
アメックスプラチナの券面
アメックスプラチナ
165,000円回数無制限
同伴者1名まで無料
1人2個まで
2026年10月時点

3枚とも国際ブランドはアメリカン・エキスプレスで、海外旅行傷害保険は旅行代金をそのカードで払ったときに補償される利用付帯です。

旅行の回数と同行者で選ぶ3枚(セゾンプラチナアメックス・アメックスゴールドプリファード・アメックスプラチナ)の図解

保険・空港ラウンジ・手荷物宅配・ホテル特典まで項目ごとに並べると次のとおりです。

スクロールできます
項目セゾンプラチナ
アメックス
アメックスゴールド
プリファード
アメックスプラチナ
年会費(税込)33,000円39,600円165,000円
家族カード1枚3,300円(最大4枚)2枚まで無料
(3枚目以降1枚19,800円)
4枚まで無料
海外旅行傷害保険の付帯条件利用付帯利用付帯利用付帯
傷害治療費用・
疾病治療費用(本会員)
各300万円限度各300万円限度各1,000万円限度
傷害治療費用・
疾病治療費用(家族)
各300万円限度
(家族特約)
各200万円
(家族カード会員は各300万円限度)
各1,000万円限度
携行品損害50万円限度なし
(2026年7月に終了)
100万円限度
プライオリティパスの回数無制限年2回まで無料無制限
プライオリティパスの同伴者1名35米ドル1名35米ドル1名まで無料
プライオリティパスの家族カード会員登録できない対象(各年2回まで無料)対象(同伴者1名無料も同じ)
プライオリティパスで
空港内のレストラン
対象対象外対象外
国内主要空港・ハワイの
カードラウンジの同伴者
有料1名まで無料1名まで無料
手荷物宅配
(出国時・帰国時とも無料)
カード1枚につき1個1人1個1人2個まで
海外ホテルの特典Tablet Plus
(世界約1,000件)
ザ・ホテル・コレクション
(1,000を超えるホテル)
ファイン・ホテル・アンド・リゾート
(世界1,900ヶ所以上)、
ザ・ホテル・コレクション、
ホテル・メンバーシップ
外貨取扱手数料3.85%3.5%3.5%
外貨建ての利用で
貯まるポイント
1,000円=2ポイント100円=1ポイント100円=3ポイント
コンシェルジュ24時間365日なし24時間・年中無休
2026年10月時点

海外旅行用クレジットカードの選び方

年会費を払ってまで海外旅行用のカードを持つべきかは、旅行で何に困りたくないかで決まります。

比べるポイントは次の4つです。

海外旅行用カードを比べる4つのポイント
  • 海外旅行傷害保険の治療費用と付帯条件
  • プライオリティパスの回数・同伴者・家族カードの扱い
  • 手荷物宅配の往路・復路と個数
  • 海外ホテルで使える特典

保険だけなら年会費無料のカードで足りる場合もある

年1回ほどの短い旅行で備えたいのが旅先での病気やケガの医療費だけなら、手持ちのカードを確認するところから始めれば十分です。

確認するのは次の3点です。

手持ちのカードで確認する3点
  • 海外旅行傷害保険が付いているか
  • 旅行代金をそのカードで払う必要がある利用付帯か、持っているだけで補償される自動付帯か
  • 傷害治療費用・疾病治療費用がいくらまでか

この記事の3枚は保険に加えて空港ラウンジ・往復の手荷物宅配・ホテル特典が付くカードです。年会費33,000〜165,000円は、旅の移動や待ち時間を楽にするための対価と考えると分かりやすいでしょう。

保険だけで足りるかを詳しく判断したい人は旅行保険は入るべき?クレジットカード付帯で十分なケース・足りないケースで確認できます。

海外旅行傷害保険は治療費用と付帯条件を見る

海外旅行傷害保険で見るべきなのは、傷害死亡の最高額ではなく傷害治療費用と疾病治療費用です。旅先で実際に使う可能性が高いのは病院にかかったときの治療費だからです。

わたし自身ハワイへ行ったときに食中毒にかかり、カードに付いていた海外旅行傷害保険にかなり助けられました。旅行中の病気は気をつけていても防ぎきれません。

傷害治療費用・疾病治療費用はセゾンプラチナアメックスとアメックスゴールドプリファードが各300万円限度、アメックスプラチナが各1,000万円限度です。

3枚とも利用付帯で、アメックスプラチナも2026年10月1日から利用付帯のみになりました。出国前に航空券やパッケージツアーの代金をそのカードで払っておくことが補償の条件です。

旅先で病院にかかるときや困ったときは、カードごとの海外サポート窓口に電話で相談できます。

セゾンプラチナアメックス

窓口:海外メディカルヘルプライン

キャッシュレス治療サービス(提携病院への支払保証の連絡)・病院の紹介・予約・緊急移送の手配。24時間365日日本語で相談できる

アメックスゴールドプリファード

窓口:オーバーシーズ・アシスト

医療機関の紹介・海外旅行傷害保険の問い合わせ。世界のほとんどの国から24時間通話料無料またはコレクトコール

アメックスプラチナ

窓口:プラチナ・カード・アシスト

海外で24時間365日対応

出発前に使うカードの窓口の電話番号をスマートフォンに控えておくと、いざというときに慌てずに済みます。

空港ラウンジはプライオリティパスの回数・同伴者・家族カードで差が出る

3枚とも国内主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のカードラウンジに加えて、世界の空港ラウンジが使えるプライオリティパスが付きます。

ただしプライオリティパスの条件はカードごとにかなり違います。

プライオリティパスの条件の違い
  • 回数無制限で使えるのはセゾンプラチナアメックスとアメックスプラチナ。アメックスゴールドプリファードは年2回まで無料
  • 同伴者が無料になるのはアメックスプラチナ(1名まで)だけ。ほかの2枚は同伴者1名につき35米ドル
  • 家族カード会員も使えるのはアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナ。セゾンプラチナアメックスは家族カードで登録できない
  • 空港内のレストランなどまで使えるのはセゾンプラチナアメックスだけ

35米ドルは会員が同伴者を連れて入るときなどにかかる料金です。プライオリティパスを持っていない人が、その場で35米ドルを払って入れるわけではありません。ひとり旅か誰と行くかで合うカードが変わります。

ラウンジがあると搭乗までの過ごし方が変わります。タイのスワンナプーム国際空港では、プライオリティパスで入ったラウンジでシャワーを浴びてから帰国便に乗りました。暑い国から汗をかいたまま長時間のフライトに乗らずに済んだのはありがたかったです。

国内のカードラウンジはアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナなら同伴者1名まで無料、セゾンプラチナアメックスは同伴者が有料です。

プライオリティパスの仕組みはプライオリティパスとは?空港での使い方やルール・サービスの実態、ラウンジを軸にカードを探すなら空港ラウンジが使えるおすすめクレカで確認できます。成田とホノルルの空港でラウンジとレストランを使う流れは、ZIPAIRでハワイへ行った搭乗記で紹介しています。

手荷物宅配は往路・復路と個数を見る

重いスーツケースを持って電車で空港まで行くのはそれだけで疲れますよね。

3枚とも出国時と帰国時の両方で自宅と空港の間のスーツケース宅配が無料です。行きは自宅から空港へ、帰りは空港から自宅へ送れるので空港までの移動を手ぶらにできます。

違いは個数です。

カード無料になる個数
(出国時・帰国時それぞれ)
セゾンプラチナアメックスカード1枚につき1個
アメックスゴールドプリファードカード会員1名につき1個
アメックスプラチナ1人につき2個まで

対象空港は3枚とも成田国際空港・羽田空港(第2・第3ターミナル)・中部国際空港・関西国際空港です。

スーツケースが1人2個になる長期旅行や家族旅行では、アメックスプラチナの2個までが効いてきます。

海外ホテルの特典は使えるホテルと条件を見る

ホテル特典は海外で使えるものと国内専用のものが混ざっているので、分けて見る必要があります。

スクロールできます
特典使えるカード使えるホテル主な内容
ファイン・ホテル・
アンド・リゾート
アメックスプラチナ世界1,900ヶ所以上2名分の朝食
100米ドル分のエクスペリエンス・クレジット
16:00までのレイトチェックアウト(確約)
アップグレード(空室状況による)
ホテル・メンバーシップアメックスプラチナヒルトン、マリオットなど
複数のホテルチェーン
各チェーンの上級会員資格
ザ・ホテル・コレクションアメックスゴールドプリファード
アメックスプラチナ
1,000を超えるホテル2連泊以上で100米ドル分の
エクスペリエンス・クレジット
アップグレード(空室状況による)
Tablet Plusセゾンプラチナアメックス世界約1,000件客室アップグレードや
無料朝食などの優待
2026年10月時点

アメックスのフリー・ステイ・ギフトは国内の対象ホテルで使う無料宿泊券なので、海外旅行の特典ではありません。

マリオットやヒルトンなど複数のホテルチェーンの上級会員資格がまとめて付くのは、この3枚ではアメックスプラチナだけです。ホテルチェーンの名前が付いたクレジットカードもありますが、そちらは特定のチェーンに泊まり続ける人向けです。旅先によってホテルチェーンを使い分けるなら、アメックスプラチナのホテル・メンバーシップのほうが合います。

ハワイ旅行で使うカードはハワイ旅行におすすめのクレジットカードで比べています。

セゾンプラチナアメックスの特徴と向いている人

セゾンプラチナアメックスの券面

セゾンプラチナアメックスは年会費33,000円で、海外旅行で使う特典がひととおりそろうカードです。

  • プライオリティパスが回数無制限で空港内のレストランなども使える
  • 国際線の手荷物宅配が往路・復路とも無料
  • 家族特約つきの海外旅行傷害保険

プライオリティパスは回数無制限・空港のレストランも対象

セゾンプラチナアメックスには、プライオリティパスのプレステージ(通常年469米ドル)が無料で付きます。回数無制限で施設の利用料もかかりません(出典:セゾンカード公式 プライオリティ・パス)。

ラウンジだけでなく空港内のレストランなどの「お食事/リフレッシュ」施設も使えるのが、ほかの2枚との違いです。ラウンジが混んでいるときや搭乗口の近くにラウンジがない空港でも、食事の場所を確保しやすくなります。

使うときの条件は次のとおりです。

プライオリティパスを使うときの条件
  • 日本国内のレストランなどの施設は出発3時間以内の搭乗券が必要。入店から6時間以内の再利用はできない
  • 同伴者は1名につき35米ドル(為替レートと海外事務手数料が別途かかる)
  • 家族カードではプライオリティパスに登録できない(本会員のみ)
  • 施設の満席や貸切で使えないことがあり、同伴者が入れないラウンジや同伴者の人数に上限があるラウンジもある

ひとり旅や同行者が自分でプライオリティパスを持っている旅なら、回数を気にせず毎回使えます。レストランで使える施設の詳細は、プライオリティパスのレストランも使えるカードと注意点にまとめています。

国際線の手荷物宅配が往復1個ずつ無料

セゾンプラチナアメックスの国際線手荷物宅配サービスは往路(自宅から空港)と復路(空港から自宅)のどちらも、カード1枚につきスーツケース1個が無料です。2個目以降は1個につき15%OFFになります。

使い方は行きと帰りで違います。

  • 往路:出発4日前までに専用ダイヤルへ電話で申し込む
  • 復路:予約は不要。到着した空港のカウンターにスーツケースを持ち込み、カードと搭乗券などを見せる

サイズは3辺の合計160cm・重さ25kgまでです。家族カード会員も使えるので、家族カードを持つ家族の分もスーツケース1個ずつ無料になります。

往路は電話の申し込みが必要なので旅行の日程が決まったら早めに済ませておきましょう。詳しくはセゾンアメックスの国際線手荷物宅配サービスで確認できます。

海外旅行傷害保険は家族特約つきで治療費用300万円

セゾンプラチナアメックスの海外旅行傷害保険は利用付帯で、本会員だけでなく家族も同じ治療費用まで補償される家族特約が付いています。

スクロールできます
補償項目本会員・家族カード会員家族(家族特約)
傷害死亡・後遺障害最高1億円最高1,000万円
傷害治療費用300万円限度300万円限度
疾病治療費用300万円限度300万円限度
救援者費用300万円限度300万円限度
携行品損害50万円限度50万円限度
寄託手荷物遅延費用・
紛失費用
各10万円限度各10万円限度

家族特約の対象になるのは次の家族です。

家族特約の対象になる家族
  • 本会員の配偶者
  • 本会員または配偶者と生計をともにする同居の親族
  • 本会員または配偶者と生計をともにする別居の未婚の子

家族カードを持っていない子どもも治療費用は本会員と同じ300万円まで補償されます。子ども連れの家族旅行ではここが安心材料になります。

補償の対象になる支払いは航空券・パッケージツアー・新幹線・リムジンバスなどの代金で、ホテルの宿泊代は対象外です。出国前に払っていなくても、出国後に乗る公共交通機関の料金をこのカードで払えばその時点から補償されます(マイルで買った航空券は対象外)。補償される期間は日本を出国した日から90日後までです。

Tablet Plusで世界約1,000件のホテル優待

セゾンプラチナアメックスでは、ミシュランのホテルガイド「Tablet Hotels」の有料メンバーシップ「Tablet Plus」(通常年会費16,000円)が無料になります。

世界約1,000件の加盟ホテルで、客室のアップグレードや無料朝食・レイトチェックアウト・アーリーチェックインといった優待が受けられます。

メンバーシップの有効期間は登録日から2年間で自動では更新されません。期間が終わったら再登録すれば何度でも無料で使えます。旅行の予定がある時期に合わせて登録しておくとよいでしょう。

年会費33,000円はプライオリティパスのラウンジ約6回分

年会費33,000円に見合うかは、プライオリティパスのラウンジを年に何回使うかで考えると分かりやすくなります。

セゾンプラチナアメックスの年会費33,000円はプライオリティパスのラウンジ約6回分という計算の図解

プライオリティパスの同伴者料金35米ドル(約5,500円、2026年10月7日の為替レート1ドル=158.45円で計算)を1回の目安にすると計算は次のとおりです。

33,000円 ÷ 約5,500円 = 約6回

出国時と帰国時の2回使うとすると海外旅行3往復で年会費に相当します。ここに、往復の手荷物宅配の無料分やコンシェルジュ・サービス・Tablet Plusの優待が上乗せされる形です。

年に2〜3回海外へ行くかどうかがひとつの目安になります。

年会費を抑えて往復でラウンジを使いたい人に向く

セゾンプラチナアメックスが合うのは次のような人です。

セゾンプラチナアメックスが向いている人
  • 年に2〜3回以上海外へ行き、行きも帰りもラウンジと手荷物宅配を使いたい人
  • ひとり旅が多い人や同行者が自分でプライオリティパスを持っている人
  • 搭乗前に空港内のレストランでも食事をしたい人
  • JALマイルを貯めたい人

JALマイルを貯めるならSAISON MILE CLUB(年会費5,500円)に登録すると、JALマイルの還元率が最大1.125%になります。ただし登録すると永久不滅ポイント2倍の優遇はなくなります。損益の分かれ目はセゾンマイルクラブのJALマイル還元率で計算しています。

年会費を抑えて海外旅行のたびにラウンジと手荷物宅配を使い倒したい人には、セゾンプラチナアメックスが無理なく合う1枚です。

セゾンプラチナ

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アメックスゴールドプリファードの特徴と向いている人

アメックスゴールドプリファードの券面

アメックスゴールドプリファードは年会費39,600円で家族カードが2枚まで無料になり、家族カード会員もプライオリティパスや手荷物宅配を使えるカードです。

プライオリティパスは年2回まで無料・家族カード会員も各2回

アメックスゴールドプリファードのプライオリティパスは年2回まで無料です。3回目以降は1回35米ドルかかり、同伴者も1名目から35米ドルかかります(年2回まで無料の条件はアメックス公式 プライオリティ・パス)。

家族カード会員もそれぞれ申し込めば本会員とは別に年2回ずつ無料で使えます。夫婦で本会員と家族カード会員になれば、出国時と帰国時の2回を2人とも無料で使える計算です。

使えるのは空港ラウンジだけで空港内のレストランやスパは対象外です。日本国内では国際線の出発ラウンジだけが対象になります。

国内主要空港とハワイのカードラウンジは本会員・家族カード会員それぞれ同伴者1名まで無料です。プライオリティパスの申し込み方や条件は、アメックスのプライオリティパス解説で詳しく扱っています。

手荷物無料宅配は出国・帰国とも1人1個

アメックスゴールドプリファードの手荷物無料宅配サービスは出国時・帰国時とも、カード会員1名につきスーツケース1個を自宅と空港の間で無料で配送します。

家族カード会員も対象なので家族カードを持つ家族の分も1個ずつ無料です。夫婦で本会員と家族カード会員になれば行きも帰りもスーツケース2個を送れます。

対象はスーツケースとゴルフバッグで、3辺の合計160cm以内・30kg以内(ヤマト運輸の場合は25kg以内)です。国内線だけを使うときは対象外になります。詳しくはアメックスの手荷物無料宅配サービスで確認できます。

海外旅行傷害保険は治療費用300万円・携行品損害の補償はなし

アメックスゴールドプリファードの海外旅行傷害保険は利用付帯のみで、本会員の傷害治療費用・疾病治療費用は各300万円限度です。

スクロールできます
補償項目基本カード会員家族カード会員会員の家族
傷害死亡・後遺障害最高1億円最高5,000万円1,000万円
傷害治療費用300万円限度300万円限度200万円
疾病治療費用300万円限度300万円限度200万円
救援者費用400万円限度400万円限度300万円
受託手荷物遅延費用1回最高2万円なしなし
受託手荷物紛失費用1回最高4万円なしなし

家族カードを持っていない家族も補償されますが治療費用は200万円です。家族分の補償を受けるには家族分の旅行代金も同じカードで払う必要があります。

携行品損害保険は2026年7月1日に終了し、旅行中のカメラやスマートフォンの破損・盗難は補償されません。持ち物の補償が必要ならほかの保険で備えることになります。

ザ・ホテル・コレクションは海外ホテルの2連泊以上で100米ドル分

アメックスゴールドプリファードのザ・ホテル・コレクションは、世界の1,000を超えるホテル・リゾートで使える特典です。2連泊以上で予約すると次の特典が付きます。

ザ・ホテル・コレクションの特典(2連泊以上)
  • 館内のレストランやスパで使える100米ドル分のエクスペリエンス・クレジット(内容・金額はホテルにより異なる)
  • 客室のアップグレード(空室状況による)
  • アーリーチェックイン・チェックアウトの延長(空室状況による)

予約時に支払うと100円=2ポイントが貯まり、家族カード会員も使えます。内容はアメックスプラチナと同じなので、海外ホテルに2連泊以上する旅ならアメックスゴールドプリファードでも同じ待遇を受けられます。

フリー・ステイ・ギフトは年200万円の利用で国内ホテルに1泊

アメックスゴールドプリファードのフリー・ステイ・ギフトは、カードを継続し1年間の利用額が200万円以上になるともらえる国内の対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券です。

200万円は月に直すと約16.7万円です。家族カードの利用分も合算されるので家族の支払いもまとめれば届きやすくなります。

使えるのは国内のホテルで海外旅行の特典ではありません。旅行の前後に国内のホテルに泊まる人や国内旅行もする人に向いた特典です。対象ホテルや使い方はアメックスのフリーステイギフトで確認できます。

年会費39,600円の回収はホテル特典が中心

アメックスゴールドプリファードはプライオリティパスが年2回までなので、海外旅行の回数だけでは年会費に届きにくいカードです。年会費に見合うかは次のホテルの特典をどれだけ使うかで決まります。

  • ザ・ホテル・コレクション:2連泊以上の滞在ごとに100米ドル分(約15,800円、1ドル=158.45円で計算)のエクスペリエンス・クレジット
  • トラベルクレジット:継続特典として毎年10,000円分。アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインでのホテル予約(20,000円以上の事前決済)に使える
  • フリー・ステイ・ギフト:年200万円以上の利用で国内ホテル1泊2名分

ホテルに泊まる旅が多く日常の支払いもこのカードにまとめる人ほど、年会費に見合う使い道が増えます。

夫婦・家族の旅行とホテル特典を重視する人に向く

アメックスゴールドプリファードが合うのは次のような人です。

アメックスゴールドプリファードが向いている人
  • 夫婦や家族で年1〜2回海外へ行き、家族カードで家族の分のプライオリティパスと手荷物宅配も使いたい人
  • 海外ではホテルに2連泊以上し国内でもホテルに泊まる人
  • 日常の支払いをまとめて年200万円以上をカードで払う人

家族カードで使える特典の範囲は、アメックスゴールドプリファードの家族カードにまとめています。

家族旅行で家族の分の特典まで付けたい人やホテルに泊まる旅が多い人に合う1枚です。

アメックスゴールドプリファード

★ 入会キャンペーン 最大120,000ポイント

アメックスプラチナの特徴と向いている人

アメックスプラチナの券面

アメックスプラチナは年会費165,000円で、海外旅行の特典が3枚の中でもっとも厚いカードです。

  • プライオリティパスが回数無制限で同伴者1名まで無料(家族カード会員も同じ)
  • 羽田空港のセンチュリオン・ラウンジ
  • 治療費用1,000万円・携行品損害100万円の海外旅行傷害保険
  • 入会時に無条件で受け取れる10万円分のエアライン・クレジット
  • 世界1,900ヶ所以上のファイン・ホテル・アンド・リゾートとホテルチェーンの上級会員資格

プライオリティパスは同伴者1名まで無料・家族カードも対象

アメックスプラチナのプライオリティパスは回数無制限・無料で同伴者も1名まで無料です。2人目からは1名35米ドルかかります。

家族カードは4枚まで無料で家族カード会員も本会員と同じく同伴者1名まで無料で使えます。家族4人で旅行するなら、本会員と家族カード会員1人がそれぞれ同伴者を1名ずつ連れて入れる計算です。

わたしの会社でも同伴者1名が無料になるプライオリティパスを社員が使っています。韓国や香港へ行くことが多い社員からは、一緒に行く友人を連れてラウンジに入れるのがちょっと誇らしいと言われました。同行者の分を気にせず誘えるのは、同伴者無料ならではです。

使えるのは空港ラウンジだけで空港内のレストランやスパは対象外です。日本国内では国際線の出発ラウンジが対象で、プライオリティパスは別途申し込みが必要です。

羽田空港のセンチュリオン・ラウンジ

羽田空港第3ターミナルのセンチュリオン・ラウンジのバーカウンター
羽田空港第3ターミナルのセンチュリオン・ラウンジ(筆者撮影)

センチュリオン・ラウンジはアメックスのプラチナ以上の会員が使える空港ラウンジです。日本では羽田空港第3ターミナルの国際線エリアにあります。

わたしがここで朝食をとったときは、おにぎりを目の前で握ってもらえてオムレツやパンケーキも焼きたてが出てきました。ラウンジの食事というよりホテルのビュッフェに近い満足度です。

2026年7月8日から基本カード会員・家族カード会員それぞれ同伴者1名まで無料です。超える分は大人(18歳以上)50米ドル・子ども(2〜17歳)30米ドルで、2歳未満は無料です。

国際線エリアにあるので国内線では使えません。混雑状況や食事の内容は、羽田空港のセンチュリオンラウンジ完全ガイドで詳しく紹介しています。

海外旅行傷害保険は治療費用1,000万円・携行品損害100万円

アメックスプラチナの海外旅行傷害保険は傷害治療費用・疾病治療費用とも1,000万円限度で、ほかの2枚の300万円を大きく上回ります(出典:アメックス公式 旅行傷害保険)。

スクロールできます
補償項目基本カード会員・
家族カード会員
会員の家族
傷害死亡・後遺障害最高1億円1,000万円
傷害治療費用1,000万円限度1,000万円
疾病治療費用1,000万円限度1,000万円
救援者費用1,000万円限度1,000万円
携行品損害100万円限度100万円
受託手荷物遅延費用1回最高3万円なし
受託手荷物紛失費用1回最高6万円なし

家族カード会員も本会員と同じ補償額で家族の治療費用も1,000万円です。携行品損害保険はアメックスゴールドプリファードでは終了しましたが、アメックスプラチナでは100万円限度で続いています。

注意したいのは2026年10月1日から利用付帯のみになった点です。9月30日まではカードで払わなくても補償される自動付帯がありましたが、今は旅行代金をカードで払わない旅行は補償外です。

エアライン・クレジットで海外航空券に10万円分

アメックスプラチナのエアライン・クレジットは、入会時に無条件で10万円分が受け取れる特典です。

使えるのはアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで海外航空券を事前に予約・決済するときで、1回の予約が30万円以上であることが条件です。有効期限は進呈日から1年間で進呈は年会費の支払いから2ヶ月後が目安です。

2年目以降は1年間に500万円以上の利用とカードの継続が条件になります。500万円は月に直すと約41.7万円です。

エアライン・クレジットは基本カード会員だけの特典ですが、家族カードの利用額も500万円に合算されます。

ファイン・ホテル・アンド・リゾートは世界1,900ヶ所以上

ファイン・ホテル・アンド・リゾートはこの3枚の中ではアメックスプラチナだけが使えるホテル特典で、世界1,900ヶ所以上(2026年10月時点)のホテルが対象です。

専用の予約サイトかプラチナ・コンシェルジェ・デスク経由で予約すると次の特典が付きます。

ファイン・ホテル・アンド・リゾートの特典
  • 2名分の毎日の朝食(種類・上限はホテルにより異なる)
  • 100米ドル分のエクスペリエンス・クレジット(内容・金額はホテルにより異なる)
  • 16:00までのレイトチェックアウト(確約)
  • お部屋のアップグレード(空室状況による)
  • 12:00からのアーリーチェックイン(空室状況による)
  • 客室内Wi-Fiの無料

レイトチェックアウトが確約なので夜の便で帰国する日も16時まで部屋で過ごせます。

家族カード会員も使えます。1回の滞在で予約できるのはカード会員1名につき3室までで、カード会員が泊まらずほかの人だけで泊まる場合は対象外です。予約の流れはアメックスのファイン・ホテル・アンド・リゾート解説で確認できます。

ホテル・メンバーシップで複数のホテルチェーンの上級会員資格

アメックスプラチナのホテル・メンバーシップでは事前に登録すると、複数のホテルチェーンの上級会員資格が無料で付きます。

ホテルの会員プログラム付く会員資格
ヒルトン・オナーズゴールドステータス
Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格
Seibu Prince
Global Rewards
プラチナメンバー
Radisson RewardsPremiumステータス
オークラ ニッコー ホテルズ
One Harmony
エクスクルーシィヴメンバー
ALL Accor
(オール アコー)
ゴールドステータス
(2026年秋開始予定)
2026年10月時点

Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員資格では、チェックイン時の空室状況でより良い部屋へのアップグレード(スイートは含まれない)・午後2時までのレイトチェックアウト(空室状況による)・滞在時の25%ボーナスポイントなどが受けられます。

家族カード会員も本人が手続きすれば登録できます。マリオットやヒルトンを旅先で使い分ける人は、チェーンごとのカードを持たなくてもアメックスプラチナ1枚で上級会員の待遇を受けられます。

年会費165,000円と旅行特典の金額の目安

年会費165,000円に見合うかは、使う特典の金額を並べてみると判断しやすくなります(円換算は2026年10月7日の為替レート1ドル=158.45円で計算)。

  • エアライン・クレジット:1年目は無条件で10万円分。30万円以上の海外航空券を買う人ならこれだけで年会費の約6割
  • プライオリティパス(回数無制限・同伴者1名無料):35米ドルを1回の目安にすると、2人で出国時と帰国時に使えば1往復で4回分=140米ドル(約22,000円)
  • ファイン・ホテル・アンド・リゾート:滞在ごとに100米ドル分(約15,800円)のエクスペリエンス・クレジットと2名分の朝食
  • グローバル・ダイニング・キャッシュバック:国内外の対象レストランで毎回50%キャッシュバック・年間最大40,000円(1〜6月・7〜12月で各20,000円まで。Amex Offersでの事前登録が必要で基本カードのみ)

国内では、カードの継続で国内の対象ホテルに1泊2名分泊まれるプレミアム フリー・ステイ・ギフトも付きます。

2年目以降はエアライン・クレジットが年500万円利用の条件付きになるので、それ以外に使う特典がどれだけあるかまで含めて考えるのがおすすめです。

年に何度も海外へ行き同行者とラウンジを使う人に向く

アメックスプラチナが合うのは次のような人です。

アメックスプラチナが向いている人
  • 年に何度も海外へ行き同行者や家族と一緒にラウンジを使いたい人
  • 海外でファイン・ホテル・アンド・リゾートの対象ホテルやマリオット・ヒルトンなどのホテルに泊まる人
  • 旅行の手配をアメックスのプラチナ・コンシェルジェ・デスク(24時間・年中無休)に任せたい人
  • 治療費用や携行品の補償を厚くしておきたい人

家族カードは4枚まで無料で家族カード会員もプライオリティパスを使えます。

旅の回数が多く移動中もホテルでも一段上の待遇を受けたい人に合う1枚です。

アメックス・プラチナ

★ 入会キャンペーン 最大225,000ポイント

国内旅行もする旅行好きは国内の補償と特典も比べる

旅行系のクレジットカードを1枚にまとめたい旅行好きなら、海外に強いかどうかに加えて国内旅行や帰省で使える補償と特典も見ておきましょう。3枚は海外の特典が中心のカードですが、国内で使えるものにも差があります。

3枚で国内旅行傷害保険が自動付帯なのはセゾンプラチナアメックスだけ

国内旅行傷害保険は3枚とも付きます。違うのは付帯条件と入院・通院の補償があるかどうかです。

スクロールできます
カード付帯条件傷害死亡・後遺障害入院・通院
セゾンプラチナ
アメックス
自動付帯最高5,000万円入院日額5,000円
通院日額3,000円
アメックス
ゴールドプリファード
利用付帯最高5,000万円なし
アメックス
プラチナ
利用付帯最高1億円入院日額5,000円
通院日額3,000円
2026年10月時点

セゾンプラチナアメックスは旅行代金をカードで払っていない国内旅行でも補償されます。アメックスの2枚は国内旅行も代金をカードで払うことが補償の条件です。

国内線と国内のホテルで使える特典

スクロールできます
特典セゾンプラチナ
アメックス
アメックス
ゴールドプリファード
アメックス
プラチナ
国内の空港ラウンジ本会員は無料
同伴者は有料
同伴者1名まで無料同伴者1名まで無料
国内ホテルの
無料宿泊
なし年200万円以上の利用で
1泊2名分
カード継続で1泊2名分
年500万円以上の利用で
もう1泊
2026年10月時点

国内のホテルに年1回以上泊まるなら、アメックスの2枚は無料宿泊券の分だけ年会費を回収しやすくなります。旅行が国内中心で海外へはあまり行かない人は、国内の空港ラウンジと旅行保険が付くゴールドカードで足りることもあります。

海外旅行で使う3枚のデメリットと向かない人

3枚に共通するデメリットは、外貨建ての支払いにかかる手数料とアメックスが使えない店があることの2つです。ここでは手数料とカードごとに向かない人を見ていきましょう。アメックスが使えない店への備えは支払い手段の分け方とあわせて後半で説明します。

外貨建ての支払いに3.5〜3.85%の手数料

海外で外貨建てで払うと利用額に外貨取扱手数料が上乗せされます。

スクロールできます
カード外貨取扱手数料外貨建ての利用で
貯まるポイント
セゾンプラチナアメックス3.85%1,000円=2ポイント
(永久不滅ポイント)
アメックスゴールドプリファード3.5%100円=1ポイント
(外貨建て利用のボーナス対象外)
アメックスプラチナ3.5%100円=3ポイント
(海外利用ボーナスポイントプログラム)

たとえば手数料3.5%のカードで100ドル(1ドル150円=15,000円)を払うと、手数料は525円で請求額は15,525円になります。

アメックスプラチナの100円=3ポイントは、メンバーシップ・リワード・プラス(無料)への登録が条件です。

3枚とも海外での支払いの手数料が安いカードではありません。旅先でカード払いが多い人は、手数料も年会費と同じように旅のコストとして見込んでおきましょう。

家族とラウンジを使うならセゾンプラチナアメックスは向かない

セゾンプラチナアメックスが合わないのは次のような人です。

  • 家族と一緒にプライオリティパスのラウンジを使いたい人。家族カードではプライオリティパスに登録できず、家族を同伴者として連れて入ると1名35米ドルかかる
  • 治療費用に300万円より大きい補償を求める人。治療費用を厚くしたいなら1,000万円限度のアメックスプラチナが候補になる

家族もプライオリティパスを無料で使えるカードを探すなら、プライオリティパスは同伴者・家族も無料?無料にする2つの方法とカードで選び方を確認できます。

ラウンジを年3回以上使うならアメックスゴールドプリファードは向かない

アメックスゴールドプリファードが合わないのは次のような人です。

  • 年3回以上プライオリティパスのラウンジを使う人。3回目からは1回35米ドルかかる
  • カメラやスマートフォンなど旅行中の持ち物の破損・盗難に備えたい人。携行品損害の補償がない

ラウンジを回数無制限で使いたいなら、年会費が6,600円安くプライオリティパスが回数無制限のセゾンプラチナアメックスが候補になります。

海外旅行が年1回程度ならアメックスプラチナは向かない

アメックスプラチナが合わないのは、海外旅行が年1回程度でホテルや外食にもあまりお金を使わない人です。

エアライン・クレジットやファイン・ホテル・アンド・リゾートを使わないと、年会費165,000円の元が取りにくくなります。

アメックスゴールドプリファードとどちらにするか迷うなら、アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナの違いで年会費の差がどこにあるかを確認できます。

海外旅行の支払いは国際ブランドと現金・デビットカードで分ける

3枚はラウンジ・保険・手荷物宅配で旅を楽にするカードで、旅先の支払いをすべて1枚で済ませるカードではありません。旅先で困らないように国際ブランドと支払い手段を分けて持っていきましょう。

国際ブランドはVisa・Mastercard・JCB・アメックスで使える店が違う

クレジットカードにはVisa・Mastercard・JCB・アメリカン・エキスプレスなどの国際ブランドがあり、海外の店でそのカードが使えるかはブランドで決まります。同じ店でも使えるブランドと使えないブランドがあります。

この記事の3枚はどれもアメックスです。手持ちのカードがアメックスやJCBだけなら、VisaかMastercardを1枚足してブランドの違うカードを2枚持っていくと、1枚が使えない店でももう1枚で払えます。

国際ブランドごとに海外で使える地域の違いや、カード会社ごとの海外事務手数料は海外で使えるクレジットカードの国際ブランドと手数料の違いで比べています。

ヨーロッパ旅行・アジア旅行で持っていくカードの組み合わせ

行き先がヨーロッパでもアジアでも組み合わせの考え方は同じです。

役割持っていくカード
空港ラウンジ・保険・
手荷物宅配
この記事の3枚から1枚
旅先の支払いVisaかMastercardのカード1枚
カードが使えない場面少額の現金

2026年6月のタイ旅行では、マクドナルドのような世界的に知られた店でもアメックスが使えない場面がありました。アジアの屋台や市場のようにカードそのものが使えない店もあります。航空券やツアー代金は3枚のうち1枚で払って保険の条件を満たし、旅先の買い物はVisaかMastercardで払うと分けておくと迷いません。

現金・両替・デビットカードとの使い分け

現金はカードが使えない店やチップの分として、少額を両替しておけば足ります。両替は空港や街の両替所・銀行などでできますが、レートと手数料は両替する場所によって違います。使い切れずに余った現金は日本円に戻すときにも手数料がかかるので、両替は必要な分だけにしておきましょう。

デビットカードは支払いと同時に銀行口座から引き落とされるカードです。使いすぎを防ぎたい人に向きますが、海外旅行傷害保険や空港ラウンジが付くかはカードごとに違います。保険・ラウンジ・手荷物宅配を目的に持つならこの記事の3枚から選び、デビットカードは支払い用の予備として使い分けましょう。

海外旅行でクレジットカードを使うときの注意点

カードを選んだら出発前に済ませておくことが3つあります。

出発前に済ませておく3つのこと
  • 保険の対象になる支払い
  • 暗証番号の確認
  • プライオリティパスの会員証の用意

現地では支払いのときに通貨を選ぶ場面に気をつけましょう。

保険の対象になる支払いを出発前に済ませる

3枚とも海外旅行傷害保険は利用付帯なので、旅行代金をそのカードで払っていなければ補償されません。

わたしは海外へ行くときは、保険の条件を満たす支払いを出発前に必ずそのカードで済ませるようにしています。確実なのは、日本から出国する航空券かパッケージツアーの代金を出発前にそのカードで払うことです。

カード補償の対象になる支払い
セゾンプラチナアメックス航空券、パッケージツアー、新幹線、
リムジンバス、タクシー、燃油サーチャージなど
アメックスゴールドプリファード日本出入国のための公共交通乗用具
(航空機・電車・船舶など)のチケット、
パッケージ・ツアーの料金
アメックスプラチナ日本出入国のための公共交通乗用具
(航空機・電車・船舶など)のチケット、
パッケージ・ツアーの料金

ホテル代をカードで払えば保険が有効になると思いがちですが、セゾンプラチナアメックスではホテルの宿泊代は対象外です。同じカードでは次の支払いも対象になりません。

  • レンタカー
  • 空港使用料
  • 航空券の発券手数料
  • ラウンジ利用料

出国前に払い忘れても、3枚とも出国後に海外で公共交通機関のチケットをそのカードで買えばその時点から補償されます。ただし出国してから払うまでの間は補償されないので、出発前に済ませておくのが安心です。

家族と旅行する場合、アメックスゴールドプリファードは家族分の旅行代金も同じカードで払わないと家族は補償されません。セゾンプラチナアメックスの家族特約にも同じ条件があります。家族旅行では、家族全員分の航空券やツアー代金をまとめて同じカードで払っておくのが確実です。

支払いは現地通貨建てを選ぶ

海外の店でカードを使うと、「日本円で払うか、現地通貨で払うか」と聞かれることがあります。

この場合は現地通貨を選びましょう。

日本円を選ぶとその場で店側が決めた為替レートで円に換算されます。このレートには上乗せが含まれていることが多く、現地通貨で払ってカード会社のレートで換算されるよりも割高になりがちです。

レシートや端末の画面に日本円の金額が表示されてサインや暗証番号を求められたときも、現地通貨での支払いに変えてもらえないか確認しましょう。

暗証番号を出発前に確認する

海外では、ICチップ付きのカードで支払うときに暗証番号の入力を求められることが多くあります。日本ではサインやタッチ決済で済ませていて、暗証番号を覚えていないという人も少なくありません。

暗証番号が分からないと現地でカードが使えない場面が出てきます。出発前に暗証番号を確認し、分からなければ早めにカード会社で確認や再設定の手続きをしておきましょう。

プライオリティパスの会員証を出発前に用意する

3枚ともプライオリティパスはカードが届いたあとに別途申し込みが必要です。カードを持っているだけではラウンジに入れません。

セゾンプラチナアメックスはNetアンサーかセゾンPortalから申し込みます。招待コードを受け取って専用ページで登録すると(入力は英語)、プライオリティパスのアプリでデジタル会員証がすぐに発行されます。旅行当日の登録でも使えます。

アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナは、アメックスのマイアカウント(ウェブ)から申し込みます。プライオリティパスのサイトから直接申し込むと特典の対象外になるので注意しましょう。アメックスゴールドプリファードの会員証はデジタルのみです。アメックスプラチナはプラスチック製の会員証が申し込みから10営業日程度で届き、届く前でもデジタル会員証が使えます。

ラウンジに入るときは会員証と当日の搭乗券などを見せます。空港で慌てないよう出発前にアプリで会員証が表示されるかを確かめておきましょう。

海外旅行のクレジットカードに関するよくある質問

海外旅行にはクレジットカードを何枚持っていけばいいですか?

2枚を目安にしましょう。紹介した3枚のうち1枚に加えてVisaかMastercardのカードを1枚持っていきます。3枚とも国際ブランドはアメックスで世界200ヵ国以上に加盟店がありますが、店によっては使えないことがあります。ラウンジや手荷物宅配・保険はアメックスで受け、アメックスが使えない店ではVisaかMastercardで払うと役割を分けておくと困りにくくなります。

複数のカードの海外旅行傷害保険は合算できますか?

一律に合算できるわけではありません。セゾンプラチナアメックスの補償規定ではほかのクレジットカードの付帯保険からも傷害死亡・後遺障害の保険金が支払われる場合、それらのカードの最も高い保険金額を限度に按分されます。治療費用の扱いはカードごとの補償規定で決まります。複数枚の補償をあてにするなら、持っているカードそれぞれの補償規定を確認しておきましょう。

アメックスゴールドプリファードからアメックスプラチナに切り替えられますか?

はい。電話で切り替えられます。受付は原則として入会または前回の切り替えから6ヶ月が過ぎてからで、手続きには最長4週間ほどかかります。切り替えでもアメックスプラチナの10万円分のエアライン・クレジットは無条件で受け取れます。カード番号が変わる場合があるので、公共料金などの自動引き落としは新しいカードで登録し直す必要があります。

個人事業主ならセゾンプラチナビジネスアメックスでもいいですか?

海外旅行で使うなら違いを確認してから選びましょう。セゾンプラチナビジネスアメックスは初年度の年会費が無料で2年目から33,000円です。プライオリティパスは同じく回数無制限ですが、海外旅行傷害保険に家族特約がなく国内のショッピングで貯まるポイントは1,000円=1ポイントです。なおセゾンプラチナビジネスアメックスを持つと、セゾンプラチナアメックスを年会費無料で持てます。

付保証明書はどこで発行できますか?

カード会社に申請すると発行してもらえます。付保証明書は一部の国で入国時に提示を求められる保険の加入証明です。セゾンプラチナアメックスはNetアンサーか電話で申請し、届くまで2週間程度かかります。アメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナは保険ホットラインで無料で発行でき、1週間以上かかる場合があります。必要な国へ行くときは日数に余裕をもって申請しておきましょう。

まとめ

海外旅行のクレジットカードは、年会費の安さだけで比べるより年に何回行くかと誰と行くかで選ぶと、使わない特典に年会費を払わずに済みます。

3枚の違いが大きいのは次の3点です。

3枚の違いが大きい3点
  • プライオリティパスを回数無制限で使えるのはセゾンプラチナアメックスとアメックスプラチナ。同伴者1名まで無料になるのはアメックスプラチナだけ
  • 家族カード会員もプライオリティパスを使えるのはアメックスゴールドプリファードとアメックスプラチナ
  • 海外のホテルで上級会員の待遇まで受けられるのはアメックスプラチナ

ひとり旅でラウンジと手荷物宅配を毎回使いたいならセゾンプラチナアメックスです。夫婦や家族で旅行してホテル特典も使いたいならアメックスゴールドプリファードです。年に何度も海外へ行き同行者と一緒にラウンジやホテルの待遇を受けたいなら、アメックスプラチナが相性の良いカードです。

3枚とも国際ブランドはアメックスなので、旅行にはVisaかMastercardのカードも1枚持っていきましょう。

合う1枚が決まったら航空券やツアー代金を払う前に申し込んでおきましょう。届いたカードで代金を払えば海外旅行傷害保険の条件も満たせます。

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